時節ごとの変化・気がついたこと |
2021年度の記録(進行中) |
2020年の記録をさぼってしまったが、それ以上に2021年の記録も放置してしまった。我が家の庭を訪問してくれるチョウの種類もそろそろ出そろった感があり、新しい情報をあまり多くを期待できない状況にあると思われることから、ついつい観察がおろそかになってしまっているようだ。そのような状況の中、21年度のトピックスは、我が家の庭でルリタテハの発生していることが確認されたことであろう。
もともと時折ではあるが、庭にルリタテハがやって来ていたこともあり、庭には食草のホトトギスを植えていた。しかし、ルリタテハがホトトギスで発生している様子は見られなかったことから、3年前には、あらたな食草としてサルトリイバラを植えた。さらに2020年の秋には、友人の庭のサルトリイバラで発生したルリタテハの終齢幼虫3頭を、我が家のサルトリイバラに移殖した。これらの幼虫はしばらくして姿を消したが、これらの幼虫が無事に羽化したものと信じていたものの、その後どうなったかは不祥だった。
2021年9月30日
その後、家の周りでは以前より頻繁に成虫を見かるようになったが、どこで発生しているかは不詳であった。これまで食草のサルトリイバラやホトトギスの葉に食痕があるかどうかに注目していたが、卵や幼虫を見かけることはなかった。しかし2021年9月30日、サルトリイバラの葉に異様な食痕があることに気が付き、そこには10頭以上の4齢と5齢のルリタテハの幼虫がいることを見出した。
これでルリタテハは、既にしっかりと我が家の庭に居ついていることを確認できたことになる。 来年には、卵からの成長を観察記録したい。 |
食痕が激しいサルトリイバラ |
4齢幼虫 |
4齢幼虫 |
5齢幼虫 |
2020年度の記録 |
2月下旬 暖冬と言われるなか、2月の下旬は晴天の暖かい日が続く。2月23日には激しい「春一番」が到来し、季節はいよいよ春に向けてまっしぐらに進むことになる。 |
2月23日 今年の一番はモンシロチョウ
暖かい日差しに、ハウスの中は汗が滲むほど。ふと気が付くと、陽だまりに咲くスイセンの花にとまっているモンシロチョウみ気づいた。昨年より、ほぼ一月ほど早い登場となる。ここ数年は、年々チョウの姿がけり続けているように見える。今年はどうなるのだろう。 |
3月8日 越冬キタテハが初登場
4月並みの陽気で、モンシロチョウが3〜4頭、中にキタテハが混じる。明らかに越冬個体だが、大きくて傷のない翅が美しい。 |
4月16日、ツマグロヒョウモンの蛹を発見
暖かい晴れた日が続く。庭の手入れと掃除をしていると、重ねたプラスチック容器の底に張り付いたツマグロヒョウモンの蛹を見つけた。夏から秋にかけてスミレを食い荒らす幼虫をたくさん見かけるのだが、越冬中の幼虫はめったに見られない。越冬中は、暖かい日差しの晴れた日にスミレの近くの岩の上に現れ、日向ぼっこをしている姿を時折見かける。さらには、春先にスミレから遠く離れたところに作る蛹にはめったに出くわすことがない。すでに黒くなっているので、近いうちに羽化するに違いない。 |
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越冬する姿が確認されたチョウとその形態
ジャコウアゲハ(蛹)、並アゲハ(蛹)、 クロアゲハ(蛹)、カラスアゲハ(蛹)、
ヤマトシジミ(蛹)、モンシロチョウ(蛹)、ルリシジミ(蛹)、 ミヤマカラスアゲハ(蛹)、
アカボシゴマダラ(幼虫)、 |
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我が家のバタフライガーデンをめざして
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