オーレリアンの庭 

我が家のバタフライガーデンをめざして

 ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2019年 
 (1)我が家のバタフライガーデンをめざして ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2019年
  (2)バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウへつづく
(3)我が家のバタフライガーデンの蜜源として準備する花々へつづく
(4)我が家のバタフライガーデンの蜜源となる花々の維持
(その1) (その2) / (その3)へつづく
(関連リンク)我が家を訪れるチョウの仲間たち ・・・ 庭の訪問者(NO.1:蝶を主として) 
  「オーレリアン」とは「チョウが大好きな人」を表す言葉で、我が家の庭はその言葉どおりの庭だと思っているのだが、チョッと使いづらい理由があって差し控えていたものの、やはり思い切って使わせていただくことにした。というのも、自然写真家として有名な今村光彦氏が何十年もかけて作り上げた里山併設の自然邸宅が、某国営放送で「オーレリアンの庭」というタイトルでドキュメントとして放送されたことから、「オーレリアンの庭」という言葉のハードルがとてつもなく高くなってしまったからだ。そこでこれまで、我が家の庭を「バタフライガーデン」と呼ぶようにしていたが、本来の意味では「バタフライガーデン」よりむしろ「オーレリアンの庭」の方がピッタリと言えよう。
 
果樹 (チョウやミツバチが好むと思われる) 蜜源としては不適切 (赤字)かも?
 a ビワ  b アンズ c キウィ   d ネクタリン 
 e サクランボ f ブドウ g 温州みかん  h ジュンベリー
 i ブルーベリー j ヤマモモ k リンゴ  l ナシ
  ポポー n モモ o カキ   ブラックベリー
             
        
チョウの食草にあたる草花・樹木などの植物 (果樹は除く)
 A  エノキ  B  カラスザンショウ C  ヘンルーダ  D  ウマノスズクサ
 E  ミツバ F  スミレ イタリアンパセリ  H  アシタバ
 I  ガガイモ  J  スイカズラ  ホトトギス K  スミレ(宿根野生種)
 L ニンジン M キャベツ コリアンダー(パクチー) O パセリ
  ミヤギノハギ 18  タニウツギ      
     
チョウやミツバチが好むと思われる 花木や草花 (宿根草と一年草) 
1   ミヤギノハギ  2  ブッドレア
アルテニフォリア
3  ブッドレア 4  ブッドレア・バズ
 5  モナルダ  6  エキナセア  7  タマクサギ  8  ヒデンス
 9  ヒャクニチソウ 10   アンセミス 11  デルフィニウム 12  ルピナス
 13  ジギタリス 14   リアトリス 15  スカビオサ  16  タナセタム
 17  カスミソウ 18   タニウツギ 19 西洋ダイコンソウ  20  ガーベラ
21  オステオスペルマム 22  ニーレンベルギア 23  ルドベキア  24  ハナウツギ
25  アガスターシュ 26  オミナエシ 27  チトニア  28 バーベナ
29 ヤマブキ 30 アリッサム
スノープリンセス
 31 アリッサム
サクサティレ
32  バーベナ
ボナリエンス
 33  ベロニカ 34   ヒマワリ  35   セージ  36  ルリタマアザミ
37 ウツギ(卯の花)            
我が家の訪問客(チョウ)  現在 49 種
時節ごとの変化・気がついたこと
 2019年度の記録
3月中旬 よく晴れた暖かい日には、庭や隣の畑の陽だまりにキタテハが姿を見せるようになった。いよいよ春の訪れを感じさせる。
3月20日、今日は気温が20℃を超えるという4月中旬並みの暖かさ。強い太陽の光のもとで、庭の姿は一変した。草花の花や苗はいかにも眩く、暑そうに見える。咲き始めた花の蜜を求めてか、モンシロチョウとキタテハが数頭飛び回っている。 
4月に入ると、ヒメアカタテハ、モンキチョウが姿を現し始め、4月16日には今年初めてのジャコウアゲハ(雄) が姿を見せた。ちょっと早すぎるなァ。夏のような暑い日が続いたからかな?4月18・19日は20℃を超える暑い日が続くと、一挙にチョウの数と種類が増した。今年初めてのアゲハチョウのほか、ツマキチョウやモンキチョウが庭を飛び交う。21日、キアゲハが芝桜で吸蜜。芝桜にやって来るのはキアゲハだけかも・・・?
5月に入ると、天気は不安定となるも、夏日が続く晴天が続く。5月2日には、クロアゲハとアオスジアゲハの来訪に気がついた。アオスジアゲハは、満開のリンゴの花で吸蜜。かなりの長時間を過ごした。また、5月に入ると、ヤマトシジミやベニシジミなど、いきなりシジミチョウを目にするようになった。今年はアオスジアゲハの姿が目立つようだ。頻繁に庭の中を飛び回り、リンゴやデルフィニウムの花に羽を休める。5月9日にはアカボシゴマダラとサトキマダラヒカゲが姿を見せた。

リンゴに吸蜜するアオスジアゲハ

リンゴに吸蜜するアオスジアゲハ
6月 ヒオドシチョウがやってきた。  6月に入ると、シジミチョウの到来が目立つようになってきた。ルリシジミはミヤギノハギの開花に伴って来訪し始め、その活発な飛翔を披露してくれる。しかし、この地域ではめずらしいものの、我が家の庭にはほぼ毎年その姿を見せるウラナミシジミは今年は未だで、トラフシジミもまだ姿を現さない。チョウの種類は多いものの、全体的にその数は少ないように思える。
2019年6月3日、ヒオドシチョウがやってきた
4年ぶりに、我が家のお客様としてはとても珍しいチョウが飛来した。産卵のため、庭のエノキに寄せられて来たのだろうか? 庭の周りを緩やかに飛び回るが、なかなかシャッターチャンスを与えてくれない。ようやく止まったのは、ガーデンテーブルのパラソルの裏・・・。ナチュラルな背景ではないけど、ようやく念願のその姿を記録することができた。残念ながら、この後、ヒオドシチョウは静かに飛び去ったが、明日もまた来てくれるかな?
6月〜8月 猛暑が続く ・・・ チョウは少ない!
長い梅雨がつづき、梅雨明けが少し遅れたものの、その後は猛暑が続いている。今年はどうもチョウの出現がおかしい。春から梅雨にかけては例年と同じように見えたが、梅雨に入ってから様相は一変した。チョウの数がとても少ないのだ。種類はそこそこなのだが、庭に訪れるチョウが本当に少ない。ブッドレアが満開になっても、例年ほどの賑わいがない。典型的なのはキアゲハであろう。食草は種類も量も十分すぎるほど準備しているのだが、春はそこそこ見られたものの夏になってからはほとんど見かけない。ナミアゲハといつも注意して観察しているジャコウアゲハはほとんど変わらないのだが、カラスアゲハやナガサキアゲハは滅多に目にしない。ツマグロヒョウモンやキタテハも、また、シジミチョウも少ない。一時期、ハギに産卵に訪れるルリシジミを見かけたが、その数はとても少ない。毎年産卵にたくさんやってくるアサマイチモンジは、今年は数頭見ただけ・・・。この状態で、今年は冬に向かっていくのだろうか? とても寂しい。これからもしっかりと観察を続けることにしよう。

ルドベキアにとまるコミスジ

ブッドレアに吸蜜するクロアゲハ

チトニアがお好みのナミアゲハ

ジャコウアゲハはバーベナ・ボナリエンシスが大好き
 
現在・過去の記録     
2020・2021年度の記録(クリック)進行中  2019年度の記録(クリック)
 2018年度の記録(クリック)  2017年度の記録(クリック)
 2016年度の記録(クリック)  2015年度の記録(クリック)
越冬する姿が確認されたチョウとその形態
ジャコウアゲハ(蛹並アゲハ(蛹)、 クロアゲハ(蛹)カラスアゲハ(蛹)
ヤマトシジミ(蛹)モンシロチョウ(蛹)ルリシジミ(蛹)、 ミヤマカラスアゲハ(蛹)

アカボシゴマダラ(幼虫
  
 我が家のバタフライガーデンをめざして
(1)我が家のバタフライガーデンをめざして ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2019年 
 (2)バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウへつづく
(3)我が家のバタフライガーデンの蜜源として準備する花々へつづく
(4)我が家のバタフライガーデンの蜜源となる花々の維持
(その1)(その2)/(その3)へつづく
関連するリ ン ク
(その1)我が家を訪れるチョウの仲間たち ・・・ 庭の訪問者(NO.1:蝶を主として) 
      我が家の庭を訪れるチョウの仲間たち 現在 49 種 
(その2) 庭で観察した蝶の興味ある行動
(その3) 我が家の庭に棲み着いたチョウ(現在20種) 
 (その3-1) 庭に棲み着いたジャコウアゲハの生態
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(2-2)アカボシゴマダラの生態 夏型の生態観 
 (その3-3)  庭に棲み着いた並アゲハ、クロアゲハの生態
 (その3-4) 庭に棲み着いたキアゲハの生態
 (その3-5) 庭に棲み着いたカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハの生態
 (その3-6) 庭に棲み着いたゴマダラチョウの生態
 (その3-7) 庭に棲み着いたその他のチョウの生態
モンシロチョウ、ルリシジミ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、キタキチョウ、
ツバメシジミ、ウラナミシジミ
アサマイチモンジ、スジグロチョウ、コミスジ
(その4)トラップいろいろ
(その5)幼虫の飼育便利グッズ
(その6)我が家を訪れるチョウの食草一覧(庭に自生・植栽している食草)
(その7)アゲハチョウの仲間 幼虫の比較
付録世界のバタフライガーデン
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