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宿根草(その3)Perennial flowers ( Part 3) | ||||||||||||||||||
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46)ミツバ | |
家の西隣の空き地をお借りして家庭菜園をはじめたとき、家内を連れて近くのホームセンターに行った。「家庭菜園で、何を栽培したい?」と尋ねると、「ウーン、キウリにナスに・・・・・、それからバジル、パセリ、ミツバ」と応える家内。家内の希望どおりに取り揃え、この家庭菜園はスタートした。 バジル、パセリ、ミツバ・・・、これらは立派に育つも、食卓にのぼることは一度もなかった。しかし、パセリとミツバは人参とともにキアゲハの絶好の食草であり、果たして、栽培し始めて早々からキアゲハの訪問を受けていた。それから3年、特にミツバは、野菜としては無視され続けられているものの、ジャングル化しながら畑の周りに広く占有範囲を広げ、毎年キアゲハの繁殖地として確固たる地位を築いている。改めて、家内に感謝! 冬には地上部がほとんど枯れ落ち、春を待つ新芽がわずかに地上を這っている(写真右下、2月)。 |
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47)ペタロステマム・ステファニー 6月初旬〜下旬 | |
マメ科のユニークな花を咲かせる宿根草。マメ科だからチョウやミツバチに人気があるだろうと、2014年初冬に予想して入手した。株は生きているようだが、なかなか生育を見せなかったので心配していたところ、2015年6月に入って花を咲かせ始めた。想像通り面白い花で、果たして頻繁にミツバチの訪問を受けているようだ。 | |
2016年1月20日、 地上部は枯れた枝が残っているが、地下部は頑丈に根を下ろしているようで、枯れた枝をどのあたりで切り落として良いのかわからない。春まで、このままで放置しておこう。 |
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2016年8月5日、ミツバチの蜜源としても優秀なペタロステマムはとても気に入っている草花ではあるが、国内で販売している種苗会社によると生育が緩慢で増殖が難しいという。ところが、海外の種苗会社の解説によると、播種はとても簡単とあるので、今年は採種して来年の早春に播種することにした。8月に入って、種子は完熟して飛散し始めた(写真下)ので、急いで採種することにした。スカビオサ(マツムシソウ)の種子にとても良く似ている。 | |
48)サルビアの仲間たち セージなど 5月初旬〜 | |
@アメジストセージ 丈夫な宿根草。生育もすこぶる良く、一冬で何倍にも殖える。今年の冬はかなり処分しないと来年は大変なことになりそうだ。ミツバチは大好きなようで、いつも体を花の中に潜り込んでいる姿をよく見る。花は梅雨入りと同時くらいの六月初旬。しかし、花が少なくなる夏はもちろんのこと、秋口まで咲き続けるのでありがたい。 |
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2016年1月20日 夏には1.5mほど、まるで木本のように高く伸びて周りに大きく広がるセージも、冬になると地上部は完全に枯れ果て、その残骸が残るのみ。今年は、昨年に比べると、かなり大きくなっていることが確認できた。あまり大きくなりすぎても困るので、これからは周りに伸びないように処理する必要があろう。 |
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A-1 アメジストセージ(メキシカンセージ、サルビア・レイカンサ) 2016年12月7日、 蜜源植物として入手した。耐寒性ではあるが、厳寒には要注意とのことで、地面が凍結しないように落ち葉や藁で根元を防寒する必要があるという。霜に当たると茎葉が枯れて地下茎の状態で冬を越すとのことだが、真冬に直植えして株を傷めるのを避けたいので、この冬は最低温度10℃の温室内で過ごさせることにしよう。 毎年枯らしていたアメジストセージだが、枯葉をかけて防寒すると冬越しできるとアドバイスを受けた。果たして、2018年4月には、枯れ株の根元から新芽が出ていることに気が付いた。ようやく無事に、冬を越すことができたようだ。冬は大きく刈り込み、しっかりと落ち葉で覆って防寒するとよいと思われる。 |
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2018年晩秋(写真左下)。夏の終盤から秋になると、鮮やかなメキシカンセージ(メドーセージ)がこぼれんばかりの美しい花を咲かせる。ビロードのような柔らかい花弁には思わず手が伸び、愛でたくなる。。屋外での冬越し方法 をマスターすると、翌年には格段に大株に育つ。メドーセージと同じように、これからは逆に生長を制限することになるだろう。 メキシカンセージのピンクという名で入手した個体は、花基部の紫色は薄く、弁は普通個体の紫とは異なり白色を示す(写真右下)。全体的には普通種より淡い印象で、ピンクと呼ばれる所以なのであろう。 |
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メキシカンセージの普通種 |
メキシカンセージのピンク花と呼ばれる個体 |
A-2 メキシカンセージ’フェアリーピンク’ 上記メキシカンセージのピンク花を咲かせる変異株。 経験上、普通のメキシカンセージより寒さには弱いようで、既に2度にわたって冬越しに失敗している。落ち葉を盛り上げることにより何とか冬を越せるようだが、発芽は遅れ、その弱々しい小さな新芽の生育は極めて遅い。しばらくは、毎年挿し芽で増殖して温室内で育てて翌年に備えることにしている。 これこそピンク花のメキシカンセージ(写真右) |
メキシカンセージ’フェアリーピンク’ |
Bコバルトセージ 頂きものであるが、種名が分からず困っていたところ、ガーデニングの仲間から「コバルトセージ」であることを教示された。冬は地上部が枯れるが、春になると新芽を出し、およそ1mほどに伸びて、秋(9〜10月)に鮮やかなブルーの花を咲かせる。なかなか魅力的な花であるが、アメジストセージのように大きく生長しすぎても困るので、花壇後部に移して、広がりを制限しながら様子を見ることにしよう。 |
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Cサルビア・ネモローサ・カラドンナ 2019年6月、ガーデン仲間の庭で花いっぱいの大きな株を目にしてからどうしても欲しくなっていたところ、オーナーを含めたガーデニング仲間が集まってお互いの庭で気に入った草木を挿し芽・挿し木するチャンスを得た。勿論、私はこのサルビアを挿し芽し、果たして、たくさんの苗を得て、庭のあちこちに植えるに至った。2019〜2020年の初めての冬を無事に越して、大きく育ってほしい。 |
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根付いたと思われる挿し芽 |
20119年12月、何とか無事に冬を越しそう |
2020年5月 |
2020年5月 鮮やかな色彩が美しい |
49)アガスターシュ 6月初旬〜降霜 | |
チョウとミツバチの蜜源として入手した。花の写真もそこそこだったので期待していたが、目立たない地味な花である。丈夫で生育はよく、こぼれ種によりやたらに殖える。毎年かなり処分するのだが、雑草化してその占有域は増加の一方。庭の北側に植えているので、さほど期待しているエリアでもなく・・・まあ、いいか? 厳寒期には、地上部は完全に枯れ落ちる。 |
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50)西洋オキナグサ | |
子供時に好きだったオキナグサ。小学生のときに神戸の実家の庭に何度も植えたが、どうしても定着させることができなかった。今回は友人から頂いた株を・・・さて、うまく育つだろうか。真冬なのだが、無加温ハウスのなかに直植えした。 | |
2016年1月13日 真冬に無加温ハウス内で開花している西洋オキナグサ |
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2016年11月、咲き続けるオキナグサ 国産のオキナグサと違って、西洋オキナグサはとっても丈夫なようだ。真夏でも生長は止まることなく、花も咲き続けた。オキナグサの栽培には自信がなかったが、西洋オキナグサの予想外の強健さにただ驚いている。何しろ、年中咲き続けている・・・通常の性質なのであろうか? |
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2016年12月5日、新たに咲いたオキナグサ 今年1月に花を咲かせていたオキナグサ。ほとんど1年を経た12月5日に、新たな花を咲かせているのを確認した。この1年を通じて株は成長を続け、また1年中花を咲かせ続けた。美しい花なのに意外に目立たないオキナグサではあるが、我が家の庭では立派にその存在感を示している。2月に入って、蕾2輪で花を3輪咲かせ、ますます元気な様子。氷点下5〜7℃の寒さを、ものともしない。 |
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2018年6月8日、オキナグサの種子 |
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51)カワラナデシコ | |
2016年1月20日、 さすが、冬の寒さもヘッチャラのカワラナデシコ。しかし、環境が合わないのか、我が家の庭では大きく育ってくれない。右写真は足掛け3年のもの。枝は大きく伸びるので、この夏は支え棒をしっかりと準備することにしよう。 真冬のカワラナデシコ (写真右) 2016年6月18日、 今年は支柱をしっかりと立てたので、立派な見栄えのする花をまとめて咲かせてくれた。こうなると存在感がある。 |
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2016年6月5日満開間近のカワラナデシコ |
2016年6月17日満開のカワラナデシコ |
澄んだ白のカワラナデシコ |
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52)アシタバ | |
2015年12月、 ケールと並んで青汁の原料として名が知れたアシタバの苗を友人から頂いた。キアゲハの食草とチョウの蜜源となることを期待して移植したものだが、大きくなったら青汁にも試してみよう。とても丈夫で作りやすいという。放置して雑草化させないようにという注意も受けた。何でも、繁殖力が極めて旺盛なのだそうだ。個人的には、雑草化するのが楽しみだ・・・青汁の材料、キアゲハの食草、蜜源として。(写真 2016年1月21日) |
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開花前の越冬 |
開花後の越冬 |
4月6日、春になって葉が大きく伸びてきた |
6月5日、ミツバのジャングルに生えるアシタバ |
53)クリンソウ | |
2015年4月、 友人からの頂きものだが、冬越しなど、庭で栽培できるか・・・とても心配。比較的湿気の多い庭の東側で、家屋に接した特に湿った場所を選んで植えつけることにした。6月には、さすがすばらしい花を咲かせたが、夏の間に消えてしまったようで、あきらめていた。 |
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2015年4月29日、 クリンソウを植えていたことを全く忘れていたが、側にセイヨウサクラソウを植えているため、夏を含め、暑い時期や乾燥する時期には水やりを忘れないように心がけていた。 ふと気がつくと、株は順調に育ち、さらにこぼれ種からと思われる小さな苗も育ってきているようだ。嬉しいですね ・・・ この夏は、何とか越せるように気をつけていよう。 その前に、あの美しい花を再び観賞しなくては。 |
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54)プリムラ(サクラソウ)の仲間 | |
@セイヨウサクラソウ(キバナノクリンザクラ) | |
友人から鉢上として頂いたものだが、冬越しなど、庭で栽培できるか・・・とても心配。比較的湿気の多い庭の東側で、家屋に接した特に湿った場所を選んで植えつけることにした。既に4年を経過して、順調に生育し大きな株になってきたようだ。花が咲く時期が早春なので、この花を訪れる虫はあまり見られないようだ。 | |
冬越しのセイヨウサクラソウ |
2016年4月6日、満開のセイヨウサクラソウ |
Aサクラソウ・紫小町 | |
寒さに強いサクラソウとして、友人から頂いた。ネットで調べても確かに寒さに強いようだが、念のため、根の周りには落葉樹の枯葉を寄せて、できるだけ地面が凍らないようにした。 庭に直植えされた日本サクラソウ・紫小町(2019年12月29日) と開花(2020年3月22日) |
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Bプリムラ・べリス | |
ガーデニング仲間から頂いた。@セイヨウサクラソウ(キバナノクリンザクラ)に似るが、花の付き方や開き方が異なるようだ。 株の側の穴はモグラによるもの。暖かくなり始めると、モグラの活動が活発になり、被害は甚大に。 |
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