我が家の庭の訪問者(その3-7) |
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我が家の庭に棲みついたチョウ | ||||||
その他のチョウ | ||||||
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(J)スジグロチョウ | ||||||
スジグロチョウは庭で普通に良く見返るチョウの一つ。食草はタネツケバナ(雑草)、イヌガラシ、セイヨウカラシナなどのアブラナ科とされている。庭ばかりでなく、家の近くで必ず繁殖しているに違いないが、なかなかその実態を把握することができなかった。 | ||||||
2017年6月15日、スジグロチョウの産卵を目撃 今朝、庭を緩やかに飛び回るスジグロチョウのメスに気がついたとき、食草を求めているように思われ、その後を執拗に追跡した。すると思いがけもなく、予想もしていなかったウォールフラワー(チェイランサス、ニオイアラセイトウ)の葉に止まって産卵行動を始めた。たしかにウォールフラワーはアブラナ科の草花なので、決しておかしい話ではないのだが、花は蜜源としてさほど人気がないウォールフラワーが、スジグロチョウの食草として認められるとは驚きだ。よく似た現象として、モンシロチョウがアリッサム・サクサティレに産卵している事実を思い出した。スジグロチョウはウォールフラワーの日影で、地面に近い葉を選んで産卵するようで、産卵の姿を写真に収めるのはとても難しい。 |
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ウォールフラワーに産み付けられた砲弾型の卵 |
卵の超拡大写真(4枚を深度合成したもの) |
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2017年6月16日、スジグロチョウとモンシロチョウのクレオメへの産卵を確認 スジグロチョウの産卵行動を観察しているとき、スジグロチョウだけでなくモンシロチョウもほぼ同時に、アブラナ科ではないクレオメ(フウチョウソウ科)に産卵する姿を目撃し、さらにその卵を確認した。また、クレオメを精査すると、生育中のモンシロチョウ(と思われる)2令幼虫を発見したことから、モンシロチョウとスジグロチョウはクレオメを食草として繁殖していると考えられる。 |
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スジグロチョウは影になる奥まった所が好きなようだ |
なかなか決定的な写真が撮れない |
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クレオメに産み付けられたモンシロチョウ(赤円)と スジグロチョウ(赤矢印)の卵 |
スじグロチョウの卵 100mmマクロレンズで撮影 |
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モンシロチョウの卵、100mmマクロレンズで撮影 |
孵化して間もないスジグロチョウの1令幼虫 |
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スジグロチョウの2令幼虫 |
スジグロチョウの3令幼虫 |
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かなり大きく育ったスジグロチョウ4令幼虫 |
5令幼虫、背にモンシロチョウのような黄色ラインがない |
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