我が家の庭の訪問者
バタフライガーデンを目指して
我が家(下野市)の蝶(チョウ)
(その1ーB2)我が家の庭を訪れるチョウたち

 
 内   容 (リンク)
(その1)   我が家の庭を訪れるチョウたち  現在48種
(A1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる (A2)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる
(B1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる (B2)我が家の庭を訪れるチョウたち
(B3)我が家の庭を訪れるチョウたちへつづく
(C)我が家の庭を訪れるチョウたち(招からざる客を含めて)へつづく 
 
 今までに我が家の庭を訪れてくれたチョウ   現在48種

 A1
1 アオスジアゲハ 2 ジャコウアゲハ(我が家でので生態)
3 キアゲハ(我が家での生態) 4 クロアゲハ(我が家での生態)
5 ナミアゲハ(我が家での生態) 6 ナガサキアゲハ(我が家での生態)
ツマグロヒョウモン(我が家での生態) 8 ミドリヒョウモン
9 ウラギンヒョウモン 10 メスグロヒョウモン?
 A2 11 アカタテハ 12 ヒメアカタテハ
13 コミスジ(我が家での生態) 14 イチモンジチョウ
15 アカボシゴマダラ(我が家での生態) 16 コムラサキ
17 クジャクチョウ 18 キタテハ
19 ルリタテハ(我が家での生態)
B1   20 ベニシジミ  21 ヤマトシジミ(我が家での生態)
22  ツバメシジミ(我が家での生態) 23 ウラナミシジミ(我が家での生態)
24 トラフシジミ 25 ツマキチョウ
26 ルリシジミ(我が家での生態) 27 テングチョウ
28 モンシロチョウ(我が家での生態) 29 スジグロチョウ(我が家での生態)
 B2 30 ヒオドシチョウ 31 サトキマダラヒカゲ
32  モンキチョウ(我が家での生態)  33 ウラギンシジミ
34  ヒカゲチョウ   35  カラスアゲハ(我が家での生態)
36  アサギマダラ  37 キタキチョウ(我が家での生態)
B3 38  アサマイチモンジ(我が家での生態)  39 ゴマダラチョウ(我が家での生態)
40  オオウラギンスジヒョウモン  41 ミヤマカラスアゲハ(我が家での生態) 
42  ヒメジャノメ  43  ヒメウラナミジャノメ 
C    セセリチョウ    
101   ダイミョウセセリ  102  イチモンジセセリ
103  キマダラセセリ  104  コチャバネセセリ
105   チャバネセセリ 106  オオチャバネセセリ
  招かざる客    
 201 イラガ 202  カブトムシ・クワガタムシ 
 203 ブドウスズメ 204   モンクロシャチホコ 
 205 オビカレハ 206   アメリカシロヒトリ 
   
  今までに我が家の庭を訪れてくれたチョウ 1-B
 
(30) ヒオドシチョウ
2015年、4月16日。我が家の庭に、初めてヒオドシチョウが飛来した。越冬個体であろうが、鮮やかなヒオドシ色の羽が美しく、庭に着地した姿に見とれた。庭には数本のエノキ(いずれも自然に生えた高さ3mほど)があるが、アカボシゴマダラの発生が確認された南側の1本の近くに飛来したもので、上記(27)テングチョウも同じだ。1~2度着地して、すぐに飛び去っていった。この蝶も庭で繁殖して欲しいものの一つ。 
2019年6月3日、ヒオドシチョウがやってきた
4年ぶりに、ふとヒオドシチョウがやってきた。庭のエノキに寄せられて来たのだろうか? 庭の周りを緩やかに飛び回るが、なかなかシャッターチャンスを与えてくれない。ようやく止まったのは、ガーデンテーブルのパラソルの裏・・・。ナチュラルな背景ではないけど、ようやく念願のその姿を記録することができた。残念ながら、この後、ヒオドシチョウは静かに飛び去ったが、明日もまた来てくれるかな?

   
2022年5月2日、 ボロボロのヒオドシチョウが吸蜜にやって来た。
午前中の暖かい日差しの中、アルメニアの花に吸蜜するボロボロの小汚いチョウに気付いた。キタテハだろうと思ったが、その翅の模様を見るなり心臓の鼓動が高まり、無我夢中でカメラを取りに家の中に駆け込んだ。
その特徴的な翅の模様は、まぎれもなくヒオドシチョウ。ボロボロの翅の雌の越冬個体だ。今まで我が家を訪れてくれるヒオドシチョウは、その年に生まれた新鮮な個体だけで、越冬した個体は初めて。どうか、我が家のエノキに卵を産んで、この庭をヒオドシチョウで一杯にしてほしい。心から神様に祈ります。
(31) サトキマダラヒカゲ

2015年5月2日、また新たな記録が増えた。下野市としては珍しくはないが、雑木林から遠く離れた我が家には全く予想していなかったチョウである。モモの木の木陰で、いかにもヒカゲチョウが好む雰囲気ではある。我が家にもこのようなチョウの仲間がやって来るようになったのかしらね。




  2016年5月16日、
5月15日にセットアップしたバナナトラップにやって来たサトキマダラヒカゲ。
今日は朝から曇天で、チョウの活動は極めて低いが、日ごろから日陰を好むサトキマダラヒカゲは活発で、早速バナナトラップを訪れた。 先に、スズメバチトラップで2頭を失っていたので、ここにさらに2頭が訪れたことから、家の周りには意外にたくさんのキマダラヒカゲがいるものだと驚いた。
 
   
(32) モンキチョウ (我が家の庭で発生するモンキチョウの生態:詳細)
 普通種の一つ、モンキチョウの記録を忘れていた。2015年5月3日、特徴的なモンキチョウ雄が我が家の庭を訪れた。普通種といえども、とても美しい蝶の一つだ。 

 バーベナの花を訪れるモンキチョウの雄。いつもとても敏捷な飛翔をするモンキチョウも、気に入った花で蜜を吸うときにはシャッターチャンスを与えてくれる。本当に美しいチョウですね。このように黄色のチョウがオスで、白色のチョウがメス(写真下)。

 
   
 2015年5月30日、モンキチョウがルピナスに産卵
ほとんど花の終わったルピナスの周りを俊敏に飛翔するモンキチョウ(雌)を見つけた。まだモンキチョウの写真を撮っていなかったので、カメラを片手に追いかけ回したところ、ルピナスの葉に止まって産卵を始めた。モンキチョウは、確かにクローバーなどを主とするマメ科の植物食草とするが、まさかルピナスに産卵するとは思っいてもみなかった。卵(写真右)も確認されたが、果たしてこの卵から孵化した幼虫が育つかどうか・・・? 暫くは食痕に注意しながら観察していよう。 
2015年6月。その後観察していると、異なった個体の雌が入れ代わり立ち代わりルピナスを訪れ産卵していく。もはや、ルピナスは完璧な食草に見える。卵は1〜2日で孵化するが、その後幼虫は不明。何者かによる食痕は多く見られるが、それがモンキチョウの幼虫によるものかどうかは不詳。かなりの数の幼虫がいるはずなんだけど・・・。 
 
上の写真で産み付けられた卵
   
33)ウラギンシジミ
決して珍しいチョウではないが、それほど普通に見られる蝶でもない。銀色の羽を輝かせながら敏捷に飛翔し、羽を休める時くらいしかその姿を正視することはできない。従って、意外に写真を撮るチャンスに恵まれないチョウといえよう。吸蜜する姿も滅多に見られないが、我が家の庭の花に飛来することを期待している。越冬した個体を早春から見ることが出来るが、秋になるとその数を増すので、その時期を待つことにしよう。 
 
   
34) ヒカゲチョウ 
梅雨のなかの薄日和の日、ブッドレアを訪れた新しいチョウを見出した。決して珍しい蝶ではなく、そう遠くない竹藪に生息していることは知っていたが、我が家を訪れてくれるとは思ってもみなかった。この蝶は樹液を好むと思っていたが、ブッドレアなどの花蜜を求めるとは想像もしていなかった。一つ一つの小さな花に口吻を突っ込み、とても熱心に吸密していた。
私にとって新しい発見といえよう。
   
35)カラスアゲハ (我が家の庭で発生するカラスアゲハの生態:詳細)
 2015年7月5日、梅雨真っ只中の曇天。 モナルダの蜜を吸う黒い蝶を見つけ、ジャコウアゲハかと思ってカメラを準備した。近づいて驚いたのは ・・・ カラスアゲハだったこと。高鳴る胸に、手が震え ・・・ まずは、遠くから一枚。さらに近づくと、サッと飛んで行ってしまった。でも、この一枚でも撮れて良かった。
 ついに来てくれたんだ、カラスアゲハ。このチョウの到来を期待して食草のカラスザンショウを植えた。本当に来てくれたんだ。勿論、このカラスザンショウを目指して来てくれたものと信じている。これから、カラスアゲハを見逃さないように注意して観察しよう。カラスザンショウが大きくなりすぎて、卵や幼虫が容易に確認できないのが残念。でも、親チョウの来訪は、とにかく・・・・・嬉しい!
  
   
2015年7月17日、 午後3時30分。 来た、来た、来た ・・・ 来た!!!
台風11号が日本海に抜けた頃、北関東には強い日差しが降り注ぎ始めた。 カメラを下げて庭を一回り。すると、いきなり大きな黒いチョウが目の前をよぎり、真っ直ぐにカラスザンショウへ。一瞬にしてカラスアゲハであることがわかった。強い風に煽られながら産卵する姿がはっきり見える。ピントなど、まともに合わすことができない。もう、無我夢中でシャッターを押した。もちろんピントはあっていないが、明らかにカラスアゲハの産卵が確認できる。また、この個体はモナルダの花を訪れた上記写真の個体とは異なるようだ。ワァ・・・い! また一つ、我が家の庭で誕生するチョウが増えそうだ。それも、カラスアゲハ。これは、今夜は寝れないほど ・・・ 嬉しい。
2016年8月、既に述べたように、庭でクロアゲハやカラスアゲはを観察した記録は極めて少ない。しかし、今年に入って幼虫の観察を念入りに行うようになって、クロアゲハやカラスアゲが我が家の庭に頻繁に産卵に訪れ、予想以上にたくさんの成虫が巣立っていることが確認できた。

2016年8月25日、産卵中のカラスアゲハ雌

2016年8月25日、産卵中のカラスアゲハ雌
 
2016年8月21日、典型的なカラスアゲハの5令幼虫
 
2016年8月25日、蛹化
   
 36)アサギマダラ
2013年6月、梅雨の雨の中、遮光ネットの下のルピナスの葉に翅を休めているアサギマダラに気がついた。 茶色の後翅に黒い滲みが確認できたので、オスと思われる。雨の中で静止していたので、良い写真が撮れると思いながら近寄りはじめると、フイと飛び立ち、緩やかな飛翔で雨の中を飛び去ってしまった。遠くからでも写真を1枚撮っておけばよかった。悔いの残る一瞬であった。渡りの北上中に我が家の庭で休憩していたのだろうか? この近辺で発生しているとは思えない。でも、我が家の庭には、アサギマダラに来て頂くためにフジバカマを植えている。ぜひ、再来をお待ちしています。
 
37)キタキチョウ(我が家の庭で発生するキタキチョウの生態:詳細)
 普通種のキチョウの記録を忘れていた。その姿はよく見るものの、写真を撮影する機会がなかった。来年の時期には撮り忘れないようにしよう。 
2016年8月9日の猛暑日、外気温は正午を過ぎて36℃を超えるほど上がっている。この暑い日中、さすが日陰を選んで、2頭のキタキチョウがミヤギノハギの周りを飛び回っているのに気づいた。チョウの姿がほとんど見られない時節なので、キタキチョウの飛翔はとても新鮮に感じた。その姿をカメラに収めようと暫く観察していると、それぞれ産卵行動を見せ始めた。接近すると直ぐに飛び立つので接近はできず、なかなか写真が撮れなかったが、ようやく日陰のブルーベリーの葉に翅を休めた
キタキチョウの食草としてミヤギナハギは不適切と思って、他の食草の準備を進めていたところ、ミヤギノハギデの産卵とその幼虫を発見。
 
 
孵化直前のキタキチョウの卵
  
前蛹と蛹
 
2017年秋、サツマイモの葉上で休む
 
2017年秋、フジバカマで吸蜜
 
 (B3)我が家の庭を訪れるチョウたちへつづく
 
 内   容 (リンク)
  (その1)   我が家の庭を訪れるチョウたち 現在48種
(A1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる   (A2)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる
(B1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる   (B2)我が家の庭を訪れるチョウたち 
(B3)我が家の庭を訪れるチョウたちへつづく
(C)我が家の庭を訪れるチョウたち(招からざる客を含めて)へつづく 
 (その2) 庭で観察した蝶の興味ある行動 
  (その3)     我が家の庭に棲み着いたチョウ 現在20種
(1) ジャコウアゲハの生態
(2)アカボシゴマダラの生態
  (2-1)アカボシゴマダラの生態 我が家での生態観察と越冬幼虫の観察
  (2-2)アカボシゴマダラの生態 夏型の生態観 
(3)並アゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハの生態
(3-6)ゴマダラチョウの生態  
(3-7)その他のチョウの生態
モンシロチョウ、ルリシジミ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、
ヤマトシジミ、キタキチョウ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、アサマイチモンジ、スジグロチョウ

コミスジ
 (その4) トラップいろいろ
(その5) 幼虫の飼育便利グッズ
 (その6) 我が家を訪れるチョウの食草一覧(庭に自生・植栽している食草)
 (その7)  アゲハチョウの仲間 幼虫の比較
 別項目 我が家のバタフライガーデンをめざして
   バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウ
 付録 世界のバタフラーガーデン
  下野市で見られるチョウ
 我が家のバタフライガーデンをめざして
   ミツバチやチョウに優しいガーデニング
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