我が家の農産物を利用した楽しみ(1)-1 |
1.干し柿 2.芋ようかん 3.切り干し大根 4.カモミールティー 5.赤大根・カブの酢漬け |
我が家の庭で栽培している(一部、ご近所から頂いたものを含む)野菜や果物を応用して作ったいろいろな「お楽しみ」を紹介する。その殆どは初めて試みたもので、ちょっと問題と思われるようなものがあるだろうが、繰り返すことによって少しでも進歩すれば良しとしよう。 |
1. 干し柿 | |||||||||||||||||||||||||||||||
お隣の地所に放置されてる大きなシブ柿の木がある。毎年立派な柿をたわわに着けている美しい姿を拝見していた。今年、その柿を頂けることになったので、子供の頃に田舎(岡山県美作市)で作った干し柿を懐かしく思い出しながら、作ってみることにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
とりあえず、10月15日に挑戦し、なんとか完成したものの・・・不安がよぎる。これでいいのだろうか・・・? でも、眩しい太陽の光のもとに鮮やかなオレンジ色の柿の実が映えた光景は秋そのもので、その美しさに感動すら覚える。干し柿は約2週間で完成し、まずは試し食い ・・・ いかにも干し柿らしい味がする(当然ですが) ・・・ その懐かしい味に感激。美味い・・・! その後、 柿さえ手に入れば毎年作ることにしている。 |
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2015年10月15日、干し柿作り。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
材料 シブ柿 30ヶほど (種類不明、ちょっと小さめ) 話によると、適期はカビが生えにくくなった11月に入ってからとのこと。 11月に入って再挑戦した。 準備するもの 最初は包丁で皮むきをしたが、ピーラーを用いたほうが簡便で、さらに新規購入した皮むき器はもっと便利で最適。 吊るすヒモは麻あるいはビニール性のものを用いた。 |
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吊り下げた翌日 | 約2週間が経過して、既に食べ頃。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
方法 @シブ柿の枝を付け根からT字型に残して切り落とす。 A皮むき器(おもちゃのような製品だが機能的には十分)で、すべてのカキの皮をむく。 A-2 カビの防止のため、沸騰したお湯に10秒ほどつける。 B麻ヒモに結び目を作り、吊るした時に互いにぶつからないように固定する。 C雨の当たらなくて陽当りの良いテラスの下に吊り下げて干す。 期間は2週間以上。長すぎると固くなるので、できあがるのを見越して適時に屋内に取り込む。 1週間後くらいで、乾燥が進んだ頃に揉みほぐして中身を柔らかくする。 カビの繁殖が心配なときは、日本酒or焼酎を噴霧するとよいとのこと。 注意:食べごろを過ぎて放置すると、干し柿は乾燥が進んでだんだん硬くなってくる。硬くなったものを揉み解して食する(子供のときの食感)のもよいが、適切な状況を維持するにはサランラップで包んで冷凍するとよい。 |
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2017年11月3日 グッドアイデア・・・やじろべえ干し柿 自然を楽しむ会の友人S氏の庭から収穫された立派な渋柿をたくさん頂いた(写真左下)ので、早速干し柿を作ることにした。今回は、有機農業仲間のK氏考案によるやじろべえ干し柿。何のことだろうと疑問に思われるれるだろうが、柿を干すための簡単な金具を作ることで、以後、いたって簡単に柿を吊るすことができる。金具はホームセンターで針金を購入し、22〜23cmに切りそろえると、ラジオペンチを用いて写真のように折り曲げて成型(写真右下)する。この金具の両端の曲がった鈎の部分にそれぞれ一個の皮をむいた柿をひっかける。中央を持つとやじろべえになることは容易にわかることだが、沸騰したお湯にこのままおよそ10秒間つけて消毒したのち、結び目を付けたヒモにやじろべえの中央部を挟み込む。結び目を大きくすると、まっすぐ垂らしたヒモでも、両端に柿をぶら下げたやじろべえはバランスを保つことができる。両端にぶら下げる2つの柿は、よく似た大きさのもにするとよい。 |
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頂いた、たくさんの渋柿 |
針金で作った干し柿用やじろべえ |
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張ったヒモに2つづつ並べて吊り下げたやじろべえ | |||||||||||||||||||||||||||||||
2017年11月10日、1週間後の干し柿 |
揉み解して柔らかくした |
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2017年11月19日、2週間後の干し柿 完成! |
表面から蜜が 滲みだしている |
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2017年11月20日、再度・・・干し柿 上記干し柿が完成したとき、ヤジロベエのアイデアを頂いたK氏から、干し柿には最適の蜂谷柿をたくさん頂いた。そこで早速干し柿つくり。 ちょっと前につくったところだったので、いたって順調に進めることができた。そろそろベテランの域に達してきたかな。 再びつくった干し柿(写真右) |
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2.芋ようかん | |||||||||||||||||||||||||||||||
2015年のサツマイモの収穫は予想以上。1つが1Kgになるような大きなイモがゴロゴロと獲れたものの、これほど大きなイモは料理の仕様が限られてくるので、お遊びのつもりで「芋ようかん」を作ってみることにした。レシピはご近所のオバサマから伝授して頂いたもの。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
(1) 芋ようかん作り | |||||||||||||||||||||||||||||||
2015年11月8日 材料 サツマイモ(アズマニシキ) 特大 1本 約 1Kg 皮をむいて使用した量 900g 砂糖(上白糖) 75g、 塩 少々 準備するもの ピーラー、蒸し器、鍋(あるいはボール)、 マッシャー(押潰し器)、ステンレスのざる、 シリコンへら、 ステンレス角形容器 |
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方法 @さつまいもを厚さ1cmくらいの輪切りにする。 Aピーラーで輪切りにされたサツマイモの皮をむく。 B水に1時間ほど浸けて灰汁を抜く。 C蒸し器に入れ、約15分ほど蒸す。 爪楊枝で芋が柔らかく蒸せていることを確認する D蒸したイモを他の鍋に移し、マッシャーでを押しつぶす。 E押しつぶしたイモをステンレスのザルに移し、裏ごしする。 F砂糖と塩を加え、弱火を加えながら焦げないようにヘラでかき混ぜる。 砂糖を加えて熱をかけると、かなり柔らかくなる。 Gステンレスの型に移し、上から強く圧縮して型に詰める。 H粗熱を取った後、冷蔵庫に入れて冷却する。 |
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(2) 舟和の芋ようかん作り (さいげん大介によるTV情報による) | |||||||||||||||||||||||||||||||
以前に作った(上述)芋ようかんはとても美味しかったのだが、TVで舟和の芋ようかんが家庭で作ることができるという情報が放送されたことを聞き、早速そのマネをしてみることにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
2016年11月4日 材料 サツマイモ(アズマニシキ) 大 2本 約 1.2Kg 皮をむいて使用した量 1000g 砂糖(上白糖) 124g、 黒糖 16g(塊をブレンダーで粒に)粉寒天 12g 水 266cc 塩 1.33g 準備するもの ピーラー、蒸し器、フードプロセッサー、 耐熱性ボール シリコンへら、 ステンレス角形容器 |
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方法 @サツマイモを厚さ3cmくらいの輪切りにし、少し厚めに皮をむいて水に1時間ほど晒す。 Aサツマイモを鍋に入れ、サツマイモがかぶるくらいの水を注ぎ、火にかける。注意:水から茹でること! Bサツマイモを少し小さく手で欠きながらフードプロセッサーに移す。多すぎる場合には2度に分けて処理する。 C上白糖・黒糖・塩をくわえた後、少し長めにフードプロセッサーにかけてペースト状にする。 Dペースト状になったイモを耐熱ボールに移し、ラップをして電子レンジ(600w)で3分加熱する。 E粉寒天と水を鍋に入れ、ヘラで混ぜて煮ながら寒天を溶かす。 F加熱したての寒天液を加熱されたいもに加え、ヘラでよく練る。注意:全て熱いうちに混ぜて練ること。 Gステンレスの型に移し、上から強く圧縮して型に詰める。 Hラップをかけ、粗熱を取った後に冷蔵庫に入れて冷却する。12時間以上は冷やし固めるようにする。 |
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感想:本物に比べると少し柔らかすぎた感じがするが、味はなかなかのもので感激。こりゃあ、チョクチョク作ることにしよう。繰り返すことにより、技術もアップするに違いない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
3.切り干し大根 | |||||||||||||||||||||||||||||||
2015年12月22日、ご近所の農家からたくさんの大根をいただいた。20本ほどは畑に埋めて保存して適時生食として利用することにし、そして残りのさらに20本ほどは切り干し大根に用い、保存食として残すことにした。昨年、ご近所の農家から紹介された「切干突(切り干し大根専用スライサー)」を入手したので、切り干し大根がとても簡単で楽に作ることができる。 切り干し大根は、毎年の我が家の風物詩となっている。 |
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切り干し大根つくり | |||||||||||||||||||||||||||||||
12月22日 材料 大根5本(まずは・・・) ピーラー、 切干突(専用大根スライサー: (田舎では、こんなに便利なものが販売されている) |
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方法 @大根の葉を切り取り、大根を水洗いする。 A大根の首と先端を切り落とし、胴部を二等分する。 Bピーラーで皮をむく。 C切干突で大根をスライスする。 一本を処理するのに、5分とかからない・・・便利! D天日で乾燥させる。 天候にもよるが一週間以内には完了する。 E完成した切り干し大根を定量してビニール袋に入れ、保存する。 |
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A B |
C | ||||||||||||||||||||||||||||||
D | E | ||||||||||||||||||||||||||||||
比較的大きな大根一本で、これくらいの量になる | 晴れると4〜5日で完成。比較的大きな大根1本で、およそ40g くらいの切り干大根(写真上)ができる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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