我が家の農産物を利用した楽しみ(6) |
自家製米粉作製とその応用 |
1.パン 3.ドーナッツ 4. スコーン |
2.ケーキ 5.クッキー |
自家製米粉の作製・・・お米(コシヒカリ)から米粉を作る |
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以前からパン焼きに挑戦たかったが、なかなかその機会に恵まれなかった。時折Youtubeでパン焼きの動画を見ていた時に、小麦の替わりに米を用いてパンを焼くという動画に出くわした。これはおもしろそうだと思うと同時に、材料の米粉も自分で作ることができるのではないかと思った。実は、一年を通じてお隣のイチゴ農家のお手伝いをしている中で、お米作りもお手伝いしている。田植えから稲刈りまで・・・決して自分で作っているわけではないのだが、私の手を経て採れたお米(コシヒカリ)で米粉を作り、それでパンを焼いてみることにした。おかげで、このお米は十分に頂いており、思う存分に利用することができる。 |
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ネットで、下記のレシピに類似する情報を入手し、早速米粉作りを試みたものの、市販の米粉のようなきめ細かい米粉が出来上がらない。製粉にはイワタニのミルサーを用いたが、米粉作りには不適切だったようだ。ミルサーに何度かけても、粗いざらざらした米粉しかできない。 そこで、一大決心をして本格的なの製粉機(ひきっ粉T-351)を購入した。300ml用のステンレスのボウルにレシピどおりの米を入れると、わずか1分で完璧な米粉が出来上がった。やはり、適切な機材は使った方が、苦労することなく確実な成功を収めることができのだと、つくづく思った |
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材料 お米(コシヒカリ) 5カップ (148g/カップ) |
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作り方 2021年12月18日 @ お米を水洗いしてボールに移し、お米が十分に浸るくらいの水を加える A 3〜4時間ほど放置し、お米が水を十分に吸収するまで待つ B お米を 布巾の上に広げ、7〜8時間乾燥させる 2021年12月19日 C 乾燥したお米をミルサーに入れて、粉になるまで砕く D フルイにかけて細かい粉を取り分ける 粗い粒子は集めてCDを繰り返す 上記製粉機では、約1分で完璧な米粉ができる |
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1 パン | |||
1−@ 米粉パン | |||
材料 米粉(コシヒカリ) 上記 345g ドライイースト 7.5g 砂糖 40g 塩 小さじ 1/2 2.5g 水 280〜300g こめ油 大さじ 1 (18g) |
大失敗した米粉パン |
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<作り方> @型に合わせて、オーブンシートを切る。 Aアルミフォイルを型の長さより左右10pほど長く切り、おり曲げて蓋を作る B米粉(345g)をボールに取り、塩(小さじ2分の1、2.5g)、砂糖40g、さらにドライイースト7.5gを加えて軽く混ぜ合わせる。 C35 度くらいにあたためた280〜300gのぬるま湯を加え、米粉のかたまりが無くなって滑らかになるまで、力を込めて2分間はよく混ぜる。 Dこめ油18gを加えて、さらに1分間ほど激しく混ぜ、 次いでハンドミキサーで5分以上かけてよく混ぜる。 Eサラサラの状態で5分続けて混ぜ続ける |
Fラップをかけて、35℃40分の一次発酵 G膨らんだところをヘラでかき混ぜ、ガス抜きをする 1分ほど混ぜると、生地は柔らかくなる H型に流し込んで霧吹きで3回ほど霧をかけ、濡れ布巾で覆って35℃25分の二次発酵 Iアルミフォイルで蓋をして、周りを密着させる J K蓋を外して、こめ油を塗り、200℃でさらに15分焼く L型からパンを取り出し、粗熱が取れたらラップでしっかりと包んで乾燥を防ぐ M |
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初めて試みた米粉パンは大失敗。米粉が粗すぎたようだ。そのため、二次発酵が運くいかなかったように見える。良質な米粉作りに再挑戦し、米粉パンを再び試みてみることにしよう。 | |||
1−A 米粉パン (レシピを変更して再挑戦) 2022年1月14日 | |||
材料 (18p型用) 米粉(コシヒカリ) 上記 250g ドライイースト 5g 砂糖 17g 塩 小さじ 1/2 4g 水 220〜280g (35度くらいのぬるま湯) こめ油 大さじ1 20g |
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<作り方> @型に合わせて、オーブンシートを切る。 Aアルミフォイルを型の長さより左右10pほど長く切り、おり曲げて蓋を作る Bドライイースト5gにぬるま湯29mlを加えてかき混ぜ暫く置く C米粉(250g)をボールに取り、塩4g、砂糖17gを加えて混ぜる。 Dぬるま湯に溶かしたドライイーストを加え、さらに220〜280gのぬるま湯を加え、米粉のかたまりが無くなって滑らかになるまでヘラでよく混ぜる。 E電動撹拌機でよく混ぜ、生地のかたさに応じて水を加える リボンが3〜5秒ほどで消えるくらいの柔らかさ |
Fこめ油20gを加えてさらによく混ぜ、次いで、サラサラの状態でハンドミキサーで5分以上かけてよく混ぜる。 G型に入れてラップをかけ、40℃で30~40分の一次発酵 Hアルミフォイルで蓋をして、周りを密着させる I予熱無し、180℃30分焼く J K型からパンを取り出し、粗熱が取れたらラップでしっかりと包んで乾燥を防ぐ L3〜4時間 冷めるまで待つ |
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3.ドーナッツ | |||
3−@ 米粉ドーナッツ作り 2022年1月21日 | |||
米粉を応用したスイーツ作りの一つとして、ネットで公開されているレシピを用いてドーナッツを作ってみることにした。ドーナッツのタイプとしてはベーシックなオールドファッションで、そのまま頂くか、少しものたりなければ自家製のきな粉でもふりかけていただくとしよう。 |
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<材料> |
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<方法> @容器に米粉200gとベーキングパウダー5gを入れてよく混ぜる A別の容器に全卵(大1、72g)と砂糖60gを入れて混ぜ、さらに湯煎で溶かしたバター30gを加えてよく混ぜる B@にAを加えてて混ぜ合わせ、生地を適度な硬さに捏ねる C生地の重量を計り、9等分にする D9等分した生地をリング状に成形する 掌で細長い15p程の棒状に伸ばし、生地の片側を平らにして、左右を合わせてリング状にする E一方の生地の表面に竹串で一周の筋を切入れる F160〜170℃の油に、筋を入れた表面を下にして投入して、途中裏返しながら3分半ほど揚げる |
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3−A 米粉とヨーグルトのドーナッツ作り 2022年2月10日 | |||
ヘルシーな栄養素を加えて味に変化を加えようと、素材に自家製のR1ヨーグルトを加えてみた。 | |||
<材料> 米粉(自家製コシヒカリ) 300g ベーキングパウダー 10g 砂糖 75g 溶かしバター 50g |
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@容器に米粉300gとにベーキングパウダー10gを入れてよく混ぜる A別の容器に全卵(L1、65g)と砂糖75gを入れて混ぜ、さらに湯煎で溶かしたバター50gを加えてよく混ぜる B@にAを加えてて混ぜ合わせ、生地を適度な硬さに捏ねる C生地をラップに包んで、冷蔵庫で1時間ほど冷やす D生地の重量を計り、15等分にする E15等分した生地をリング状に成形する 掌で細長い15p程の棒状に伸ばし、生地の片側を平らにして、左右を合わせてリング状にする F一方の生地の表面に竹串で一周の筋を切入れる G160〜170℃の油に、筋を入れた表面を下にして投入して、途中裏返しながら3分半ほど揚げる |
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4. スコーン | |||
4−@ 米粉スコーン 2022年1月24日 | |||
例年、アーフタヌーンティーンの時に準備するスコーンが、米粉で作れたらいいなと思い、ネットで検索すると、色々なレシピが紹介されていることが分かった。これらのレシピを参考に、自家製スコーンのレシピを書き改めて実際に作ってみることにした | |||
<材料> およそ6個分 米粉 200g 塩 少し バター 50g 全卵 大1 牛乳 60ml ベーキングパウダー 5g 砂糖 50g 牛乳(仕上げ用) 少々 |
<方法> @冷えたバターを角切りして容器に入れ、米粉200gとベーキングパウダー5gを加えて切るようにしてよく混ぜる Aバターが細かくなったら、手を使ってバターが全体になじむまでよく混ぜる B卵、牛乳、塩を混ぜた砂糖を加えてよく混ぜる Cまんべんなく混ざったら生地をまとめてラップに包み、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる D生地に打ち粉をして少し捏ねてまとめ、厚さ2〜3pに伸ばす E型で抜いて、上部に仕上げ用の牛乳を塗る F200℃のオーブンで約20分ほど焼く |
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成形してオーブンへ |
美味しそうなスコーンが完成 |
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4−A 米粉とオートミールのスコーン 2022年1月29日 | |||
1月24日に米粉のスコーンを作ってみたところ、とても美味しくできたので、今回はステップアップしたレシピで再挑戦することにした。すなわち、ヘルシーな素材として推奨されるオートミールを加えるものの、全体としてはシンプルなスコーンを作る。どんな味のスコーンになるかが楽しみ。 | |||
<材料> およそ10個分 米粉 100g オートミール 100g ミルで粉砕したもの バター 45g ベーキングパウダー 7g 塩 少し 全卵 中1 砂糖 45g 牛乳(仕上げ用) 少々 |
<方法> @冷えたバターを角切りして容器に入れ、米粉100gとミルで粉砕したオートミール100g、さらに、ベーキングパウダー7gを加えて切るようにしてよく混ぜるAバターが細かくなったら、手を使ってバターが全体になじむまでよく混ぜる B全卵に砂糖と塩を加えてよく混ぜる Cまんべんなく混ざったら生地をまとめてラップに包み、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる D生地に打ち粉をして少し捏ねてまとめ、厚さ2〜3pに伸ばす E型で抜いて、上部に仕上げ用の牛乳を塗る F200℃のオーブンで約20分ほど焼く |
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成形してオーブンへ |
米粉単独より濃色でこんがりと焼けた |
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米粉単独のスコーンより深みを感じる味。 食べた感じはやや軽く、すっきりとしている。こりゃあイイネ、お気に入りです。 | |||
5. 米粉ときな粉のクッキー 2022年12月30日 | |||
今年も有機無農薬の自家製大豆からきな粉を作ったところで、その自然の甘味を再確認。 この安全性と美味しさを孫に伝えようと、自家製の米粉を混ぜてクッキーを作ることにした。 実は、以前から何度か試みていたのだが、なかなかうまくいかず、いまだに孫の口には到達していない。ここに示したレシピは、幾度かの失敗に手を加えながら到達したもので、何とか形を整えたように見えるが、これからも改善を加えていく必要があると思う。 | |||
<材料> およそ30個分 米粉 60g きな粉 40g かたくり粉 25g 塩 少々 砂糖 15g 米油 45g 牛乳(なまぬるい) 35g |
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<方法> @ボールに米粉、きな粉、かたくり粉と塩をいれ、均一になるようによくかき混ぜる A他の容器に砂糖を入れてぬるめの牛乳でよく溶かし、米油を加えてよく混ぜる。 B牛乳と米油の混合液が分離しないうちに@に加えて均一にしっかりと混ぜる。 Cよく混ぜた生地のかたまりをラップでくるんで10分ほど室温で寝かせる。 Dめん棒で、4〜5mmの厚さにやさしくのばして型で抜いてオーブンシートの上に並べる。 E160℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。 |
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なかなか美味しくて口触りの良いクッキーができたが、もう少し風味を高めるのにこめ油をバターに替えてもよさそうだ。 | |||
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