我が家の農産物を利用した楽しみ(3)-2 |
| 6.紅茶の葉つくり 7. ターメリック粉末 8.石焼きイモ |
| 9.カボチャプリン 10 小豆あん |
| 6. 紅茶の葉作り | |
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2019年5月、静岡に住むガーデニング仲間から自家製のお茶が届いた。緑茶は好みではあるものの、我が家の朝食はパンが中心で、食卓には必ず紅茶が並ぶ。毎日飲むため、特別に上等な紅茶ではない。そんな折、ネット検索をしているときに偶然「紅茶の作り方」という記事を目にした。面白そうだと思い記録を残していたことを思い出し、静岡の仲間にならって、我が家でも自家製紅茶ができるのではないかと考えた。というのも、お隣の生け垣には10メートル以上にわたって立派な茶の木が並んでいるからだ。季節も好機である。そこで早速、お隣に茶摘みの許可をいただき、紅茶づくりに挑戦することにした。 |
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| 2025年6月28日改定 紅茶の葉作り (初稿 2019年5月11日) | |
| 材料 朝摘みした茶の新芽(1芯2葉)150g。 紅茶づくりでは、十分な萎凋工程を進めるために、できるだけ新鮮で柔らかい葉を用いることが望ましい。一般的には1芯2葉を基準とするが、葉が柔らかければ1芯3葉、あるいは1芯4葉でも差し支えない。 |
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<作り方> |
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![]() お茶の新芽(1芯2葉) 150g |
![]() 萎凋工程 |
![]() 萎凋工程を終了し、揉捻工程に入る |
![]() 葉揉み(揉捻)工程を終了 |
![]() ほぐしてボールに移し、湿らせたタオルで覆って静置 |
![]() オーブンで発酵を停止させ、工程終了 |
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早速、摘んだ葉で紅茶を淹れてみたが、まだ少し青臭さが残っているように感じた。萎凋工程に問題があったのだろうか。そこで、もうしばらく乾燥を続けてみることにした。 |
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| 2020年5月 自家製紅茶再挑戦 真空パックで熟成 | |
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茶葉の最盛期は過ぎていたが、ふと昨年の紅茶づくりを思い出し、すぐに茶葉を収穫して昨年と同じ方法で紅茶を作った。完成後に味見をすると、やはり昨年と同じように青臭さが残っていた。 |
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| 2020年6月17日 紅茶葉の真空パック保存 そこで早速、この目的のためにフードセーバーを購入し、完成した紅茶葉を真空パックにして冷暗所に保存した。 感想 フードセーバーの性能には驚かされた。真空パックにした紅茶葉は、7か月以上経ってもまったく同じ状態を保っていたのである。これほど信頼できる保存方法があることに、改めて感心した。 |
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真空パックで保存した自家製紅茶 |
缶に入れ替えた紅茶葉 |
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2021年1月27日 いよいよ味見! |
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| 美味しい紅茶が味わえることを確認し、改めて夫婦で心を込めて紅茶を楽しむ準備を整えた。お気に入りのティーカップでいただくと、その美味しさはさらに深まる。クッキーまで用意できなかったのが、少し残念ではある。 | |
| 7.ターメリック(秋ウコン)粉末 | |
| 今年(2019年)の春に、友人からターメリック(秋ウコン)の種イモを頂いた。早速畑に直植えしたところ順調に生育し、晩秋or諸島(12月3日)に収穫した。なかなか大量のターメリックが収穫できたので、その利用の一つとしてターメリック粉末を作ることにした。 初冬の降霜で地上部は一瞬で枯れ落ちた。あわてて地下茎を掘り出したが、記録写真を残していなかったので、一株だけ残して・・・パチリ! |
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| 2019年12月4日 ターメリック粉末作り | |
![]() 土を洗い落とした地下茎 |
![]() ステンレスたわしで、皮、汚れ、傷などを取り除く |
| 材料 収穫したためリックの一部 g <作り方> @流水で土を落としながら複雑な形に伸びているイモをバラバラにする。 Aステンレスたわしでこすって、皮、汚れ、傷などを除く。 Bスライサーで1o程度の厚さにスライスする。 C日干しする。3~4日 Dブレンダーで粉砕し、粉にする。 |
![]() スライスして乾燥 |
![]() 乾燥片をブレンダーで粉砕 |
![]() ターメリック粉末の完成 |
| 8. 石焼きイモ | |
| 畑では、毎年たくさんのサツマイモを作っている。今までの経験から、最も多くの収穫が期待されるベニアズマを主として、安納イモやベニハルカなど、気分に応じて一部は別の種類を栽培することにしている。収穫したイモは温室(最低温度15~17℃)で保存しているので、収穫してから翌年の夏まで楽しむことができる。中でも、最も楽しみにしているのは、真冬の寒い時に食べる焼きイモであろう。例年、畑や庭から生産された?(抜き取った)雑草を冬まで畑で乾燥させ、それを燃やして焼イモを焼いてきた。しかし最近では、畑での野焼きは禁止され、世間からの目が厳しくなってきている。こんな田舎でも、ご近所で話題になることが多くなってきた。 | ![]() |
| ところがつい最近、石油ストーブを用いて、室内で石焼きイモを焼く方法を仲間から教えて頂いた。空き缶に石ころを敷き詰め、その上にイモを転がしておくだけの簡単な方法である。実際に試みたところ、とてもうまく焼けることを実感したので、ここに記録して残すことにした。 ただ、石油ストーブには直管式のものが好ましく、ファンヒーターは使えない。我が家で40年近く愛用し続けているアラジンの石油ストーブは最適といえる。また、イモの焼け具合を確認するため熱くなった蓋を動かしたり、使い終わった熱い缶をストーブから取り除くときには危険を伴うので、そのリスクを十分認識し、安全性を確保して実行する必要がある。 | |
| 2019年12月8日 石焼きイモ作り | |
| 材料 サツマイモ 数本 金属角缶(おせんべい缶) 1/3〜1/2サイズ |
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| <方法> @遠赤外線による効果を期待して、金属角缶の底には砂利を敷き詰める。実際には、赤外線の更なる効果を期待して、砂利の代わりにセラミックボールを敷き詰めた。 Aセラミックボールの上に直接サツマイモを並べ、石油ストーブの上にこの金属角缶を乗せる。 B金属角缶には付属の蓋を載せ、余分な水分を逃すためにわずかな隙間を開けておく。 Cサツマイモの大きさ、太さにによって異なるが、細いもので30~45分、太いもので1時間~1時間15分ほどで焼きあがる。 |
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![]() セラミックボールの上にサツマイモを並べる この角缶をストーブに直接載せる |
![]() |
| ホカホカのとてもおいしいイモが焼きあがった。 本当においしい。 仕上がりが満点の焼イモが、こんなに簡単に出来上がるとは・・・信じられませんね。 |
![]() |
| 9. カボチャプリン | |
| 9-(1) まるごとバターナッツカボチャのプリン | |
| 我が家では、ポタージュスープやパイを作るためにカボチャを栽培している。通常のカボチャばかりでなく、ポタージュスープには抜群の力を発揮するバターアッツカボチャはかなり大量の収穫を期待して、多めの苗を準備し、細心の注意を払って栽培している。そして、このバターナッツカボチャを利用してポタージュスープ以外の色々な用途を探しつつ、その応用を試みることにしている。今回は、有機農業の友人からのアドバイスを頂くことにより、プリンを作ってみることにした。 | |
| <材料> バターナッツかぼちゃ 一個 生クリーム 100ml 牛乳 200ml |
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| <方法> @バターナッツかぼちゃを縦半分に切る Aラップをして柔らかくなるまでレンジで加熱(600W 4〜分) B種を取り除き中身をくり抜く Cくり抜いた中身に砂糖と生クリームを入れ、ブレンダーで潰しながら混ぜる Dといた卵黄と牛乳を加え混ぜてからザルで濾す E皮の器に流しいれて、天板に並べる F天板に熱湯を入れ160℃に予熱したオーブンで40〜50分程焼く |
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| 9-(2) バターナッツカボチャのプリン | |
| バターナッツカボチャの皮はとても薄く、まるごとのカボチャプリンはなかなか難しい。そこで、普通通りの方法で、簡便にプリを作ることにした。 | |
| <材料> (プリン容器 6個分) バターナッツカボチャ 400g(皮や種を除く)
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| @ バターナッツの皮をむき、種を取って比較的小さく切る。 A容器に移し、ラップをして600W 5分程、簡単につぶれるくらい柔らかくなるまでレンジにかける。 Bカラメルソースを作る 鍋に砂糖と水の半量をいれて中火にかけカラメル色になったら、火をとめて残りの水をいれてなじませる 熱いうちに、プリン容器に入れておく。 C冷めたカボチャのペーストをミキサーに移し、生クリームと砂糖を加えてミキサーをかける。 D牛乳、ほぐした卵、バイラエッセンスを加えてよく混ぜる。 Eプリン液をカラメルを入れた容器に分注する。 Fオーブンを160℃に予熱しておき、天板には沸騰したお湯を入れた後にプリン容器を並べる。 G160℃で40分程蒸し焼きにする。プリンに串を挿して、何もついてこなければ完成。 |
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とても美味しくて滑らかなプリンができ上った。 その味は、バターナッツカボチャのポタージュスープをプリン状に固めたような印象。 |
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| 10. 小豆あん | |
| 10-(1) 小豆あん作り 2022年9月23日 | |
| おはぎ、牡丹餅を作りたくて、2年前から小豆の栽培を始めた。しかし、毎年何らかの問題が生じ、今まで満足な結果が出たことはない。今年は雑草を防ぐためにマルチを敷き、100以上の種を蒔いたものの、6月の猛暑により、おとんど発芽しなかった。生育したのはわずか10本ほどであったが、9月には意外にたくさんの小豆が収穫できたのには驚く。そこで、この小豆を使って「あん」作りを試みることにした。 | |
| <材料> 小豆 250g 上白糖 200g 塩 ひとつまみ |
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| <方法> @渋切り。 小豆をよく洗ってたっぷりの水とともに鍋に入れ、3?5分ほど沸騰させる。 Aザルにあげて水気を切り、軽く水洗いする。 D15分ほど蒸らして圧力が下がったらふたを開け、小豆が十分に柔らかくなっていたら、ザルで煮汁と豆に分ける。 ※この時、小豆が指で潰れないくらい固ければ、再度数分加圧する。 E圧力鍋に戻して、砂糖、塩を加えてよく混ぜ、中火にかけて混ぜながら練り上げる。 F煮込んで鍋底に線がすっと入るくらいが目安。 バットなどに広げて冷ます。 G冷めたら、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。小分けにしてラップで包んで冷凍すれば、長期保存も可能。 |
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10株でも約350gの小豆の収穫 |
250gの小豆から「あん」を作った。 |
| 10-(2) おはぎ作り | |
| 通常、うるち米ともち米を半々に混ぜて炊くが、今回はお手伝いして(私の力が加わった)コシヒカリを単独で用いた。 | |
| 炊いたご飯を半殺しにして、きな粉餅用に中央に丸めたあんを含めた団子と、あんこ餅用にご飯をタマゴ形に丸くまとめたご飯餅を6ケづつ作った。 きな粉餅は上記団子に自家製きな粉をたっぷりとまとわせ、あんこ餅はご飯餅に、あんをしっかりとまとわせた。 |
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