我が家の農産物を利用した楽しみ(4) |
1.サツマイモきんつば 2.サツマイモプリン(豆乳 or 牛乳) |
3.ポタージュスープいろいろ 4.サツマイモのパイ |
我が家の庭で栽培している(一部、ご近所から頂いたものを含む)野菜や果物を応用して作ったいろいろな「お楽しみ」を紹介する。その殆どは初めて試みたもので、ちょっと問題と思われるようなものがあるだろうが、繰り返すことによって少しでも進歩すれば良しとしよう。 |
1. サツマイモきんつば | |
2918年は我が家のサツマイモが大豊作で喜んでいる一方、その後の消費に苦心している。そこで、余剰なイモの大部分は新聞紙でくるみ、もみ殻を入れた5つの段ボール箱(みかん箱)に詰め込んで、最低温度15℃の温室の棚下に並べて保存している。しかし、1月に入っても一向に減らない段ボール箱を眺めながら、やはりそろそろ急いで消費していかないといけないと焦りを感じながら、いろいろな消費する応用の方法を模索している。 | |
2019年1月、ネットを検索していると、興味ある記事を見つけた。それはサツマイモのきんつばを作るレシピで、サツマイモの芋ようかんを作るとともに、それを応用する方法としてもとても有効であると考え、早速、作ってみることにした。 | |
2019年2月2日 サツマイモきんつば作り | |
材料 あん(芋ようかん): サツマイモ 450g(2本、使用量400g)、 白砂糖 45g、 黒糖 15g、 寒天(アガー) 5g、 水 100cc、 塩 0.4g 皮: 白玉粉 20g、 小麦粉(薄力粉) 40g、 水 80ml、 準備するもの フードプロセッサー |
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<作り方> まずは、きんつばの餡(あん)としての芋ようかんづくり @ サツマイモ(450g)を輪切りにして、皮を厚めにむき、水にさらす。 皮をむいた総量 400g A 水にさらした(15分ほど)サツマイモを水から茹でる。 沸騰したところから茹でると、さつまいもがベチャベチャになるため水から茹でる B 沸騰後10分から15分加熱し、一度ザルにあけ水を切る。 C その後フードプロセッサーでさつまいもをつぶす。 フードプロセッサーに砂糖60g(上白糖45g+黒糖15g)、塩(0.4g)を入れ、粘り気が出るようにしっかりかける。量が多い場合、数回に分ける。上白糖と違い、黒糖を加えることによりコクのある甘さが出て、フードプロセッサーで混ぜることにより、イモの繊維が断ち切られ粘り気が出て濃厚な芋ようかんになる。 D 耐熱容器にまとめて入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで約3分加熱する。 E 別の鍋で粉寒天(5g)と水(100t)を合わせ火にかけ、よく混ぜて寒天を溶かす。 F レンジで加熱(D)したサツマイモに、Eで合わせた寒天を練り込む。 サツマイモが冷めると上手く混ざらなくなるため、電子レンジから取り出したら温かいうちにすぐに練り込む G 型にFで作ったものをヘラで押し込みながら成形し、ラップをして冷蔵庫で12時間ほど冷やせば完成 サツマイモの水分量により固さが異なるので注意。 H 冷蔵庫から出したら、適当な大きさにカッティングする。 きんつばの皮づくり I ボウルに白玉粉(20g)を入れ、水(100ml)を少しずつ加えてよく混ぜて溶かし、さらに薄力粉(40g)を加えて混ぜ合わせる。 適当量のシナモン・ラム酒を入れてもよい |
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きんつばの焼き上げ J あんの一面に皮の液をつけ、160度に熱したフライパン(ホットプレート)に置いて焼いていく。この時、広い面から順番に全ての面を焼いていく。生地は薄めがよい。熱源にはエネルギー節約のため、キッチンのガスではなく石油ストーブの直火を用いた。 全面焼いたら出来上がり。放置して、しなっとなるの場合には、2度焼きしてもよい。 素人の試作で、大きさと形はバラバラ。でも、とても美味しいきんつばができあがった。十分に満足 |
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2.サツマイモプリン | |
上記サツマイモきんつばに次いで、サツマイモを利用したスイーツレシピの一つ。ネットを検索して目に留まったので、内容を少し変更してレシピを記録した。 | |
2019年3月4日、 (1)豆乳サツマイモプリン作り | |
豆乳を使って、甘さ控えめヘルシーなレシピという。老人には優しいかな? というところで、早速作ってみることにした。 材料(8個分) プリン液 サツマイモ 400g グラニュー糖 20g ハチミツ 大さじ 2 豆乳 300cc 生クリーム(植物性) 100cc 卵 2個 ゼラチン 5g ※ シナモン 好み カラメル グラニュー糖 大さじ 4(12g x 4) 水 大さじ 2(15cc x 2) 熱湯 大さじ 2 ※生クリーム(飾り用) |
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方法 @ さつまいもの皮をむき、水で15分ほどさらす A 冷水からゆでて、砂糖を加えてマッシュする B ミキサーにマッシュしたサツマイモを入れ、豆乳、生クリーム、シナモン、卵を入れてミキサーで混ぜる C 弱火にかける。 焦がさないように注意 D ゼラチンを数回に分けて、かき混ぜながら加える E プリン液を濾してカップに入れる F 冷蔵庫で冷やしてカラメルソース、生クリームを飾り完成! |
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鍋にグラニュー糖、水を入れてふつふつとするまで煮詰め、飴色になったら熱湯を加えてのばし冷ます。 カップなどの容器の底に入れておいても、上からかけてもよい。 感想:品の良いサツマイモの味が深く、とても美味。舌触りは滑らかだが、やはりサツマイモの煉り感がつよく、プリンと表現するには・・・? でも、とても簡単に作れるので、これはとてもおいしい ・・・ レシピ! |
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2019年4月11日 (2)牛乳サツマイモプリン作り | |
健康的とはいえ、豆乳を用いたプリン(上記)ではちょっとサツマイモの影響が強すぎる傾向があると思われるので、一般的なおいしさを追及して豆乳の代わりに通常の牛乳を用いて作成した。 基本的なレシピはまったく同じなので、変更点のみ記録しておくことにする。 材料 豆乳 300cc → 牛乳 300cc 方法 D ゼラチンを数回に分けて、かき混ぜながら加える → D ゼラチンを25t(ゼラチンの5倍量)の牛乳に混ぜ、加熱して溶かしたのちCに加える E プリン液を濾してカップに入れる → 消去 (舌触りの質は気にしないでよいほど、十分においしい) 牛乳サツマイモプリン・・・カンタンで美味い、最高! |
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3. ポタージュスープ | |
家庭菜園で収穫した野菜を応用して家内がポタージュスープを作っている。ポタージュスープには意外に多様な野菜が応用できるようで、想像以上に多様なポタージュスープを楽しませていただいている。家族にはチョッと不評なコールラビなども、ポタージュスープにすると驚くほどおいしい代物になる。 そこで、これらのスープの素材と作り方(レシピ)を記録に残すことにした。 下記のレシピは我が家専用のもので、様々な出汁を加えるなど、専門家による工夫を凝らした美味しいポタージュスープの作り方とは大きく異なるかもしれない。でも、どのスープをとってもとても美味しくて、私は十分に満足しているので、ご理解いただきたい。 |
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(1) カボチャのポタージュスープ | |
材料 カボチャ 1〜1/2 個、 玉ねぎ、 バター、 牛乳 方法 @ピーラーで皮をむく A種を取って、カボチャを適当な大きさ(かなり小さめ)に切る Bカボチャの重さの約3分の1のタマネギの皮をむき、薄くスライスする C大きめの鍋に適当量のバターを入れて中火にかけ、バターが溶けて泡が出てきたら玉ねぎとカボチャを入れて混ぜ、玉ねぎから甘みが出るほどに、焦げ目が出ないように炒める 4~5分 D水をひたひたに加え、火を強めにして沸騰させる E Fカボチャが柔らかくなったらミキサーに移し、全体を破砕する Gスープの粘りと味を確かめながら牛乳を加えて整える Hスープを皿に盛り、細かく刻んだパセリかイタリアンパセリをのせ、さらに生クリームを垂らして整える |
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バターナッツカボチャ は単用で十分に甘い味が出るので、タマネギを加えない | |
(3)ニンジン(キャロット)のポタージュスープ | |
(4)ジャガイモ(ポテト)のポタージュスープ | |
(5)コールラビのポタージュスープ | |
(6)ブロッコリーのポタージュスープ | |
(7)中カブのポタージュスープ | |
(8)ビーツのポタージュスープ | |
バターナッツカボチャ |
キャロット |
コールラビ |
ポテト |
中カブ |
ビーツ |
3. サツマイモを使ったパイ | |
2020年度のサツマイモは大収穫だったので、もみ殻を入れた段ボール箱にサツマイモを詰め、温室(最低温度16℃)の棚下で保存した。しかし2021年の春になっても、まだかなりの量が残っていたので、それを消費するのに色々なスイーツを作ってみることにした。一月ほど滞在している3歳の孫娘の気を引く手段にもなろうと思いついたからでもある。 | |
(1) ステックパイ | |
まずは簡単なスティックパイを作ることにした。参考にしたのはてぬキッチン/Tenu KitchenさんのYoutubeで オーブンでもトースターでも簡単!間違いなく美味しすぎる『スイートポテトパイ』というタイトル通り、とても簡単に美味しいステックパイができる。 | |
材料 |
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方法 @サツマイモを輪切りにして皮をむいて角切りにし、水に10分くらい晒す A少量の水を加え、ラップをしてレンジ600W で約5分ほど加熱 B C Dサツマイモのペーストをパイシートに載せて、全体に伸ばす Eもう一枚を上に重ねて8等分に切る F それぞれのサツマイモペーストを挟んだシートを適当に捩じる Gオーブントレイの上に広げたクッキングシートの上に並べ、卵黄を刷毛で塗った後に適当量の黒ゴマを振りかける H余熱したオーブン、200℃で13~15分焼く |
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(2) サツマイモのパイ | |
材料 バター 20g バニラオイル 適当量 (ラム酒 小さじ 1/3) その他 冷凍パイ生地(18x18p) 2枚 卵黄(艶出し) 1個 |
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方法 スイートポテトのペースト作り @サツマイモを輪切りにして皮をむき、角切りにして10分ほど水に漬ける Aサツマイモを耐熱ガラス容器に移し、600Wで5分 レンジで加熱する Bボールに移して室温に戻したバターを加え、マッシャーで潰した後に、キビ糖、バニラ、牛乳を加えてよく混ぜる C さらに、アーモンドプードル(とラム酒)を加えてよく混ぜる 生地作り @ まな板に小麦粉をまぶして18p径の型にあわせて伸ばしたパイ生地を載せて広げ、型に合わせてはみ出た生地の上部を切り取る A バターを薄く塗った型に敷いて余分なところを切り取り、フォークで底に穴をあけ、サツマイモのペーストを生地の中に入れて平たんに伸ばす。 B 切り取った生地を伸ばして短冊状に切り取り、パイの上に交互に交差させながらのせる。はみ出した生地を切り取り、これをまとめて棒状にして、パイの淵に盛り上げる。生地の上に、残りの卵を塗って艶を出させる 1枚の生地を全体にかぶせるようにのせてもよい。この時、かぶせた生地の中央に切れ目を入れる C 200℃に余熱していたオーブンに入れ、20〜30分。 |
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(3) サツマイモとアップルのパイ | |
材料 スイートポテトのペースト キビ糖 40g バター 20g 牛乳 20t バニラオイル 適当量 アーモンドプードル 15g |
アップルのソテー リンゴ 2個 (大き目 1個半) レモン汁 15t キビ糖 40g 水 20t (もう少し多めが良い) 無塩バター 20g バニラオイル 適当量 その他 冷凍パイ生地(18x18p) 2枚 卵黄 1個 |
方法 スイートポテトのペースト作り @サツマイモを輪切りにして皮をむき、角切りにして10分ほど水に漬ける Aサツマイモを耐熱ガラス容器に移し、600Wで5分 レンジで加熱する Bボールに移して室温に戻したバターを加え、マッシャーで潰した後に、キビ糖、バニラ、牛乳を加えてよく混ぜる C さらに、アーモンドプードル(とラム酒)を加えてよく混ぜる アップルのソテー作り @リンゴを8等分して皮を剥いてレモン汁15tを加え、よく混ぜる Aフライパンに水とキビ糖を入れてガスにかけ、沸騰してしばらくしたらバターを加えて溶かす B色づいてきたらリンゴを入れて、柔らかくなるまで熱を加える Cシナモンを加え、リンゴがやや透けて柔らくなったら火から下ろし、熱を冷ます パイの作成 @18p径の型にあわせて伸ばしたパイ生地を載せて広げ、型に合わせて、はみ出た生地の上部を切り取る Aサツマイモのペーストを生地に敷き詰める Bサツマイモペーストの上にリンゴのソテーを順序良く並べ、ソテーの残った汁もリンゴの上にかける Cもう1枚のシートを16等分に細く切り分け、パイの上に格子状に組みながら並べる D並べた棒状の生地のはみ出した端を切り取り、すべての生地の端材をまとめて練り直し、この2本をねじてパイの周りに一回りさせ、押して固定する Eとじた卵黄をパイ生地の上に塗り付ける F200℃に余熱したオーブンで40分ほど焼く |
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最後の手順で、卵黄をパイ生地にぬりすぎたからであろうか? オーブンで焼いた後、黒くご下多様になっていることに気付いた(写真右)。しかし、味にさほど問題はなく、とても美味しい出来であった。 そこで、自家製の紅茶とともにチョッと改まった気分でティータイムを楽しむことにした(写真下、左右)。とても充実した、満足感に満ちたひと時となった。 |
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