開花期(春〜夏)のガーデニング

 My garden in Spring and Summer
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2018年のマイガーデン(3)
2018年6月
6月に入り、梅雨も近いと言われ続けるも、晴れて暑い日が続く。数年前から、春と秋に期間が短くなったように感じ、近い将来、日本の四季がなくなるのではないかと不安になる。花壇では春の花は5月の連休あたりをピークに、その後の衰えは驚くばかりで、6月に入って一気に花壇から花の艶やかさが消えうせた。特に春の花がメインとなるハウス花壇では春花の残骸が目立ち、ベロニカなどが濃青色の花が大きく群れて頑張っているが、それでも力不足を感じる。一方で、初夏から夏に咲く花の生長が著しく、クレオメなど真夏の花が咲き始めた。何れにせよ、この1〜2週のうちに、多くの初夏の花が咲きそろうものと思われる。

ベロニカの花が目立つハウス花壇

夏の花を待つ花壇に、アリッサムが咲き続ける
アンセミス、アリッサム、ナデシコが咲き乱れるミツバチ巣箱につながる小径。ジャーマンカモミールは終わったかな?  温室前はまだまだ元気なアリッサムが咲き乱れ、寂しい庭を賑わしてくれている。 
リンゴの下では、花壇を縁取るディモルフォセカは姿を消し、メキシカンマリーゴールドが最盛期。
他の夏花は、これからの開花を待つ 。

最盛期を終えたタナセタム・ジャックポット

美しいエキナセア・パラドクサ。真夏のクレオメが咲き始めた

玄関前でもアリッサムが元気

庭の角では、宿根カスミソウが最盛期

6月14日、ハウス花壇はチョッと寂しい

6月14日、モナルダ、ブッドレアが咲き始めた
2018年7月
7月に入ると、庭は完全に夏モード。花の種類は少なくなり、目立たない花色のものが多くなる。 夏を代表する花として、モナルダ、エキナセア、ルドベキア、クレオメが目立つようになり、花木としてはブッドレアが蜜源として大きな役割を果たす。来年度は夏花壇で活躍する花を、もっと集めることにしよう。
夏花のクレオメが満開に

中央花壇にはジギタリスの株がたくさん残り、こぼれ種から育ったメランポジウムが咲き始めた。メランポジウムも降霜まで咲き続けてくれる花壇には不可欠な花。

とても美しいエキナセアが満開になり、色々なチョウが吸蜜に訪れる。エキナセアは夏中を咲かせるので、夏花壇には最適の花と言えよう。

モナルダ、リアトリス、ヒャクニチソウ、ルリタマアザミ

魅力的なワインカラーのモナルダ

ワインカラーのモナルダ。一本の木からたくさんの枝を張り、
見事な花をつける。

2018年6月28日の強風で、主軸が見事に折れてしまった。
改めて一株の大きさがわかる。
2018年8月
今年の夏は驚異的に暑い。あまりも暑いので、どうしても草抜きが遅れてしまう。朝早く何とか試みるのだけど、抜くより伸びる雑草の方が圧倒的に早い。草花も暑さには参っているようで、夕方にたっぷりと水やりしても全く元気がない。もう、お手上げ状態だ。
元気よく咲いているのは、真夏の花を代表するクレオメや、夏から晩秋まで咲き続けるメランポジウム。これらはヒャクニチソウやチトニアと共に蜜源として有効で、真夏の渇蜜期にミツバチやチョウを集めている。

真夏に咲き誇るクレオメ

開花期が長いので蜜源として有効

暑さにも負けず、リンゴは大きく育っている

エキナセアは最盛期を終え、色は褪せてもはや残骸
8月の下旬になっても猛暑は変わらない。日が暮れても30℃を超える毎日で、庭の草を抜くチャンスがない。数日を置いて庭に水をまき続けたが、それでも不十分だったのかもしれない。降霜まで咲き続けるメキシカンマリーゴールドなどの一年草だけでなく、多くの宿根草が枯れてしまったようだ。今年は、秋播きの苗をたくさん準備する必要があるようだ。 
2018年9月〜11月 
多くの台風が通過したものの、10月に入ると秋らしい晴天が続いた。暑い夏の間、放置してしまった雑草が庭の風貌を一変させ、意外に多くの草花が花を咲かせているにもかかわらず、ゆっくりと観賞するような状況ではなかった。なんとかこの状況を切り抜けようと思っていたのだが、涼しくなってようやく重い腰を上げることにした。  雑草を抜いて花壇を整備するにはも一つ理由がある。それは、雑草を抜いたり、花期を終えた枯れ株を取り除き、その後に春に向けた小苗を植えること。10月に入ると、直植えを待つ苗が続々と仕上がるようになり、整備を急ぎながら、その後には予定通りに苗を植え進めることにした。  
 秋も深まってきたようだが、庭を彩る草花は意外に多いのに驚く。ハウス花壇のセンターに目立つのは降霜まで咲き続けるメランポジウムとスーパアリッサム。 その存在感には目を見張るものがある。 
特にメランポジウムは大きく育ち、花壇のかなりの部分を占めている。一方で、この時期になると、翌春に向けて苗の植え付けを終えなくてはならない。そこで、いちぬもメランポジウムを処分し、また、メランポジウムの枝向きを変更して花壇を空け、苗の植え付けを始めることにした。 
メランポジウムは中央花壇を大きく覆っていた(写真右上部))
 
メランポジウムとスーパーアリッサム

どこもかしこもスーパーアリッサム
 
スーパーアリッサムは秋になって最盛期となる

初春に挿し芽を1株植えたものがこんなに育った
 
実際にどれくらい大きいかというと・・・・


新聞紙と比較すると、その大きさが分かる
 シロ・黄・ピンク・オレンジなど多様なな色の花を咲かせ、初夏から降霜まで花を咲かせ続けるジニア・プロフュージョン。 秋になると、鮮やかなメキシカンセージ(メドーセージ)の花が美しい。ビロードのような柔らかい花弁に、思わず手が伸びる。 
初夏から開花し続けるアスクレピアス(トウワタ)も、降霜まで元気な姿を見せてくれる。その花はチョウや蜂の絶好の蜜源になっている。  

真夏の花として知られるクレオメも元気

晩春に播種したチトニアは今や最盛期

ガーベラはこれから冬に花を楽しませてくれる

チトニアが広がるセンターにはデルフィニウムの苗を植えた

花壇の南にはルピナス

花壇の東に植えたジギタリスも落ち着いたようだ
バラとオーブリエチアの花壇。昨年までのバラは、カミキリムシの幼虫に犯されて全滅。6年間で3度の全滅で、ここにバラを植えることをあきらめることにした。そうすると、バラによる日陰で最適の環境を得ていたオーブリエチアを栽培することが難しくなることから、この夏は50〜75%の遮光材をかけて保護したところ、秋になって順調な生育を見せている。そこで、今年準備したオーブリエチアの小苗を親株の隙間に植え、来春はこの花壇がオーブリエチアの可愛い紫の花で覆われることを期待している。
2018年11月24・25日、
晩秋に入ったとはいえ、10月なみの暖かい日が続く。まだ、初霜も降りていない。低温に弱いクレオメやメランポジウムは、元気に咲き続けている。しかし冬を迎えるにあたってそろそろハウスにビニールを張らなくてはならない時期で、思い切って張ることにした。 今年は側面のビニール張りに予想以上の時間がかかり、完了するのに2日を要した。
ハウス内には、ほとんど春咲き苗の直植えが完了し、冬の間の生長を待つのみ。今のところ、異常な気候で成長が芳しくなかった昨年とは大きく異なり、とても順調に生長しているようだ。特にイングリッシュガーデンに不可欠なデルフィニウム、ルピナス、ジギタリスは例年になく良好で、大いに期待している。  
12月11・12日 今季初の激しい降霜
 この冬は暖冬といわれ、確かに暖かい日が続いていた。しかし12月11・12日、いきなり激しい霜を伴ったとんでもなく寒い朝が訪れ、庭の様相は一変した。必要な株は既に挿し芽をして増殖させているので安心ではあるが、寒さに弱い草花は一夜、いや、一朝にして溶けるようにして枯れ果てた。この春から秋まで楽しませていただき、ご苦労様・・・とお礼を申し上げたい。温室で育っているその子孫たちの、来春の活躍に期待したい。 

溶けるように枯れ落ちたマーガレット

メランポジウムは寒さにひとたまりもない

元気だったアスクレピアスもダウン
 
凍ったスーパーアリッサムは生き返って、もうしばらく頑張る
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