開花期(春〜夏)のガーデニング

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2017年のマイガーデン(3)
2017年7月 梅雨明け間直で、いよいよ夏本番
夏の花壇は・・・チョッと、花の種類が貧弱かな。いろいろと工夫して、夏咲きの草花を探すのだが、なかなか定着してくれるものがない。庭を訪れてくれるチョウの数はだいぶ減るが、例年、意外に種類は豊富だ。蜜源にはブッドレアが晩秋まで咲き続けてくれるのでなんとか凌げるももの、花壇としての華やかさが欠けるのが残念。日中は暑くて花壇の花を観賞するのがつらいが、朝夕には散策して楽しめる花壇にしたい。
2017年7月7日、花壇は夏の花が咲きそろって来た。モナルダ、リアトリス、エキナセア、ジニア(ヒャクニチソウ)、クレオメなど、鮮やかな花々が厳しい太陽のもとで輝く。庭を訪れる蝶の種類も大きく変り、賑やかに花を訪れている。
春花壇(無加温ハウス)では、春の花が終えた後、準備していた夏の花の苗を植えつけた。花後に剪定したキンギョソウは、再び花を咲かせはじめ、また、植えつけた苗も花を見せ始めた。庭の東側を占めるブッドレアも咲き始め、ブラックベリーは収穫間直。再び賑やかな庭になってうれしい。

収穫間直のブラックベリー

賑々しく咲き乱れるブッドレア
2017年8月  
すっきりと晴れた夏空にはならないものの、夏本番の時期になってきた。毎年ながら、夏の庭はかなりみすぼらしくなってくる。花らしい花を咲かせるものには、ブッドレア、エキナセア、ヒャクニチソウ、バーベナ、チトニア、ベロニカ、マウンテンミント、オミナエシなど。しかし、観賞価値のある花は、ヒャクニチソウ、チトニア、オミナエシくらい。鑑賞できる庭を工夫するなら、春に咲く花をこれらの花に植え替えなくてはならない。宿根草を主に草花を選択しているので、大掛かりな夏咲きの草花への植え替えは断念せざるを得ない。即ち、夏になると庭が淋しくなるのは我慢しなくてならないことになる。

夏の暑さで枯れたルピナスの後にはメランポジウム

メランポジウムは降霜まで咲き続ける

リンゴの下に、ヒャクニチソウとエキナセア

青リンゴはとても美しく、観賞価値が高い

色褪せたエキナセア

意外にたくさん実ったデラウェア

ブドウ棚はとても涼しい陰を作り、チョウの溜り場になる

今年は巨峰の収穫も?・・・少しだけど

花が少ない夏には貴重なブッドレアとオミナエシ

ヒャクニチソウとチトニアは花盛り
2017年9月  
今年は8月〜9月の天候が極めて不安定で、気温が低く、曇天が続く。8月に限らず、9月になっても庭の花は寂しい限りだ。ヒャクニチソウ、チトニア、メランポジウム、オミナエシ、ブッドレア、ミヤギノハギなどが秋の花の代表となる。庭を訪れるチョウには十分なようだが、景観としては・・・寂しい。
例年、ルピナスやデルフィニウムの跡が特に寂しい空間になるのだが、今年は、初夏からビニールポットで保持していたメランポジウムの苗を植えることにより、夏と秋を黄色の花で満たすことができた・・・大成功と言いたいところだが、地味だなァ。これでは不十分だな。

例年空っぽの花壇にメランポジウムを植えた

9月になって、ミヤギノハギは満開

ミヤギノハギとオミナエシが目立つ
2017年10月
10月も下旬になると、めっきりと秋らしくなってくる。最低気温が10℃を割る日が続き、庭の花はもうすっかりと精彩を欠いている。しかし今年は、秋花壇の試みとして、スーパーアリッサムとメランポジウムの組み合わせをメインに置いてみたところ、果たして期待通り、鮮やかで賑やかな花を楽しませてくれるようになった。しかし、うま行くと更なる欲が湧いてきて、来年はもっとカラフルな花を集めようと思う。何が良いかなって・・・ジニアプロフュージョンなどは、ピンクや濃いオレンジ色の花を咲かせることから期待に応えてくれそうだ。

スーパーアリッサムとメランポジウム

秋になってスーパーアリッサムが再び花盛り

ジニアプロフュージョンは降霜まで花を咲かせ続ける
2017年11月
いよいよ秋も深まってきて、中旬に降りた初霜で、庭の草花の状況は一変した。チトニヤやジニア(ヒャクニチソウの仲間)などは、一晩、いや、一朝で蕩けるように枯れ落ちる。少なくなった草花をこまめに訪れていたチョウの姿もめっきり少なくなり、本当に寂しい限りだ。今でも元気な姿を見せている花は、最も元気なマーガレットコスモス。その他、スーパーアリッサム、メランポジウム、スカビオサ、狂い咲きのキンギョソウ、みすぼらしい花を残したジニア・プロフュージョンくらいだ。
メランポジウムやジニアは早く処分して春咲きの苗を一刻も早く植えたいところだが、今引っこ抜くのは可哀そうで躊躇してしまう。
冬越しに向けての花壇の手入れも佳境に入ってきた。宿根草の地上部を、剪定したり刈り取ったり・・・で、毎日ゴミが山積みになる。今は青々とした葉を保っているセージやベロニカも、真冬になると完全に枯れ落ちることから、地上部を刈り取ることにした。果樹の選定はもう少し先の、来年になってから。対照的にビワの花が咲き始め、ミツバチの新たな蜜源になって来たようだ。
11月15・16日にはフレームのビニールを新調して(写真右)、秋蒔き育成中の花苗の植え付け準備が完了。植え付け可能な場所に、ルピナス、デルフィニウム、ジギタリス、宿根キンギョソウ、バーバスカム、ニーレンベルギア、リナリア、カスミソウ・ピレネーなどを植え付けた。夏の間、木陰に避難していたカンパニュラ・メリーベルも移植を完了した。これから年末に向けて、さらにいろいろな花苗を植え付けることになる。
ルピナスは連作できないことから、ハウス内の草花の作付位置には毎年苦慮している。そこで、ルピナス、デルフィニウム、ジギタリスの作付け場所を回して3年毎に同じ場所に戻るようにし、今年の中央花壇にはジギタリスを植えることにした。11月20日に、寒波でかなり傷んできたメランポジウムを処分し、ジギタリスの小苗を植え付けた。それから、デルフィニウムとルピナス ・・・ 2018年の春に向けて、準備は順調に進んでいる。

今年の中央花壇にはジギタリス

スーパーアリッサムは満開

フレーム内の南側は、今年はデルフィニウム

そして、東側にはルピナス
 
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