我が家の庭を賑わす果物 |
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我が家の庭で獲れたフルーツを使った | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャムの作り方・レシピ (1)-2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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7. ブドウジャム・ヨーグルトソース | ||||
毎年、庭で大量に生産される小粒のブドウ・デラウェア。100房を優に超えるほど大量に獲れるものの、ジベレリンが有効に効かないので種が残り、粒は汚くておおきさはまばら。庭で獲れる秋の味覚としていつも十二分に楽しんではいるが、どうしても大量のブドウを破棄することになる。惜しいなあと思いながら、何か有効的に利用できないものかと考えていた。 あるとき、ネットで最近のジューサー市場を目にすることがあり、種付でも搾汁できるスロージューサーが静かに流行していることを知った。確かにジューサーでブドウを絞れたら、果汁でジャムやヨーグルトソースをす来ることができると思い、思い切って購入することにした。手にしたのはHUROM (ヒューロム) H2Hで、実績のある機種とのこと。 |
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2019年8月28日、ブドウジャム・ヨーグルトソース作り。 | ||||
材料とするブドウは庭でたくさん実るデラウェア。このデラウェアの栽培が不十分で、実こそたくさん生るものの、ジベレリン処理をしても種が抜けず、また、色付きもすこぶる悪い(写真右)。味は決して悪くはないのだが、恥ずかしくて外には出せない。そこで、この果実からジャムやヨーグルトソースを作れないかとずっと考えていた。実にはたくさんの種が含まれるので、単純に実を外してジャムにすることなどできそうにない。そこで、皮つきの果実をそのまま用いて、スロージューサーで果実を絞ることにした。まずは搾りたてのジュースを・・・・。これはうまい、最高!何だか美味しいジャムができそうだ。 | 味はそこそこだが、色付きの悪いデラウェア |
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ジューサーで搾汁、右下に顆粒 |
生ジュースは濃厚で美味い! |
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材料 ブドウ たくさん房 2000g (房から外したブドウ たくさん粒) スロージューサーによるジュース 1200ml ジャム用 900ml ヨーグルトソース用 300ml 砂糖(上白糖) ジャム用 180g(20%) ヨーグルトソース用 150g(50%) |
色の悪いジャム。味は素晴らしい。 |
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準備するもの 寸胴鍋(ステンレス)、アク取り しゃもじ、シリコンへら、ジャム瓶(プラスチック蓋) ジャムの量 およそ900ml (450ml 2本) ヨーグルトソース およそ300ml (250ml 1本 + 少し) |
ブドウには似つかわしくない色 |
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方法 @ブドウの房からブドウ粒を取り外し、軽く洗ってキッチンペーパーで水滴を取り除いて重量を測定 (意味は無かったかな)。 Aスロージューサーに投入し、ブドウの搾り汁を集めて、容量を測定。 Bジャム用、および、あるいは、ヨーグルトソ-ス用の砂糖を計算する。 Cブドウの搾り汁を鍋に入れ、沸騰させてアクをとった後、砂糖を投入して果汁を煮詰める。ジャムにはおよそ30分、ヨーグルトソースには短めの20分。 D電子レンジ(600W)で約8分滅菌した瓶(蓋はプラスチック製のもの)に詰める。 瓶は蓋を外して電子レンジにかける。決して金属蓋をレンジにかけないこと。 Eジャムの入った瓶を逆さにして約30分(瓶口の滅菌)。瓶を元に戻して完成 ジャムの量 およそ900ml (450ml 2本)。 長期間保存するときには、酸化を防ぐためジャムを瓶の上部まで入れるほうが良い。 注意:滅菌された鍋やジャム瓶の中に雑菌が入らないように、かき混ぜたり、ジャムを瓶に入れるときに、素手をなべや瓶の上にかざさないようにする。室温で1年間保存可能。滅菌失敗でカビが生えてきたらその部分を取り除き、冷蔵庫に入れてできるだけ早く食べるようにする(自己責任で)。 |
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8 リンゴとサツマイモのジャム | ||||
1.サツマイモきんつばに続き、自家製のサツマイモの消費を促すさらなるレシピを検索し、リンゴとサツマイモのジャムを見出した。とても美味しいというので、これまた早速チャレンジすることにした。 ちょうど自宅で収穫したフジリンゴもたくさん残っていたので、これが利用できるのもありがたい。 | ||||
2019年2月5日 リンゴとサツマイモのジャム作り | ||||
材料 リンゴ 2個(正味600g) サツマイモ 1本(正味500g) 砂糖 60g ハチミツ 大さじ 4(60ml) レモン汁 小さじ 2(10ml) |
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方法 |
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ポイント ほんの少し粒々感が残るくらいするよい。少し緩めでも、冷めたら固まってくる。 結果 450ml 1本 250ml 3本 これは美味い。味にはサツマイモもリンゴも効いているし、ハチミツの味と香りがもかなり効果的。 |
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9 ガーデンハックルベリーのジャム | ||||
山形へ旅行に行ったとき、ある道の駅でガーデンハックルベリーに初めて出会った。特に美味しそうでもない印象ではあったが、ジャム作りのレシピ付きに興味がわいて、袋詰めになったガーデンハックルベリーを手に入れた。そこで帰宅後、早速、そのレシピに基づいてジャムを作ってみた。初めて見た印象に比べ、いい意味で期待を裏切られ、驚くほどおいしいジャムが出来上がった。その後、ガーデンハックルベリーに出くわすことがなかったが、昨年ネットで種を手に入れることができ、畑で栽培することにした。果たして、期待以上にたくさんのガーデンハックルベリーが収穫でき、再びジャムを作ることができるようになった。ガーデンハックルベリーは一年草なので、種を採って、来年からも栽培を続けるようにしよう。 | ||||
たくさんの実を付けたガーデンハックルベリー |
収穫したガーデンハックルベリーの実 |
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2021年9月5日 ガデンハックルベリーのジャム作り | ||||
材料 ガーデンハックルベリー 1050g 砂糖 400g レモン汁 大さじ 2 重曹(灰汁取り用) 小さじ 1 方法 @ 深めの鍋にハックルベリーをいれ、実が被るほどの水を入れる A 実が浮き上がるまで沸騰させ、重曹を入れたのち、 吹きこぼれしないように火を弱める B 灰汁を取りながら10〜15分、皮が柔らかくなるまで煮込む。 |
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Cハックルベリーをザルにあげ、鍋の灰汁も洗い流す。ハックルベリーについた灰汁も、軽く手もみしながら2〜3度水を通し て洗い流、よく水を切っておく。 D 鍋のハックルベリーに砂糖と塩、さらにレモン汁を入れて混ぜ合わせて火にかける E ベリーを押しつぶし、灰汁を取りながら30分ほど煮詰める。 約850gのジャムが完成 |
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10 ローゼルのジャム | ||||
ハイビスカスティーの材料として知られているハーブのローゼルは、真っ赤なジャムの材料としても知られている。ローゼルはとても栽培しやすいとのことなので、以前から興味があった。今年ようやくその種が手に入ったので、春に播種して2本の苗を畑に植えた。苗はたくさん採れたのだが、かなり大きく生長するとのことなので、その数を2本に制限した。10月の末になって急激に寒くなってきたことから、慌てて収穫するも、ザルに山盛りに採れた実は計測するとわずかに500g足らず。もっとたくさん植えていたら良かったと、今更ながら反省。 早速、ジャムを作ってみることにした。今年は、ハイビスカスティーを試すまでには至らないようで、来年を楽しみにすることにしよう。 |
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大きく育ったローゼルの実 |
収穫したローゼルの実 |
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2021年10月28日 ローゼルのジャム作り | ||||
材料 ローゼル (収穫 463g、種実の除去後 182g) 砂糖 82g (45%) レモン汁 大さじ 1 水 100ml1 方法 @ 収穫した実の基部を少し切り取りおとし、側面に切り込みを入れて中の種の塊を取り出す。 赤いガクの部分を集めてジャム作りに用いる。 乾燥させて、ハイビスカスティーに用いてもよい。 A 水洗いをして、軽く水を切る。 B 細かく刻む。 |
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C鍋に移し、水50ml、砂糖 82g及び レモン汁大匙1を加えて30分ほどおく。 D 中火にかけ、状況によってはブレンダーでさらに細かく破砕する。 反省:最初からもっと細かく破砕しておくのがよい E トロミが出てきたら火を止めて完成。 結果: 250ml 瓶に 1と1/2本 少し酸味のあるさっぱりとした美味しいジャム。ラズベリージャムとブラックベリージャムの間のような味かな? |
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11. キウィのジャム | ||||
キウィを庭に植えて10年を経て、近年かなり多くの実を収穫することができるようになった。2021年は、今まででもっともたくさんの収穫を経験し、かなりのゆとりができたことからジャムを作ることにした。 | ||||
2021年11月20日 キウィのジャム作り | ||||
<材料> キウィ 2179g (皮無し総重量 1901g) 砂糖 600g (キウイの約30%) レモン汁 45ml (大さじ 3) 塩 ひとつまみ <方法> @キウィを中央で2つに切り分け、スプーンで果実を掻きだす A果実を小さく刻む B重さを計って鍋に移す C重さの約30%の砂糖を計量してキウィに加え、さらに少量の塩とレモン汁を混ぜ合わせて2〜4時間静置する D E水分が少なくなってきたところで火を止めて完成 |
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11. ヤマモモジャムのジャム | ||||
ヤマモモを庭に植えて10年を経て、木はかなり大きく育ったものの実を着ける気配が全くなかった。実を着けるどころか、花すら観察できなかったことから、我が家のヤマモモの木が雄木か雌木かの判断ができないまま時が過ぎていった。最近では、毎年秋になると、無造作に大きくなるヤマモモの木にうんざりして除去しようかと迷いながらついつい放置していた。 2024年4月、とうとうその花を発見、それも雌花。今年は結実が期待できると楽しみにしていたところ、6月の下旬には真っ赤に熟した果実が認められるようになり、いよいよ収穫を始めた。神戸で生まれ育ち、身近に野生のヤマモモをたらふく食べていた姿を思い浮かべながら、その甘酸っぱい独特な風味を十分に楽しんだ。初めての結実だからであろうか、全体的な収穫量はさほどでもない。それでも、およそ400gの果実を集めることができたので、早速ジャムをつくることにした。 |
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2024年6月27日 ヤマモモのジャム作り | ||||
<材料> ヤマモモ 400g 砂糖 120g (果実総量の約30%) レモン汁 15ml (大さじ 1) <方法> @果実のヘタをつり除き、流水で丹念に洗浄した後、塩水(塩10g/水1L)に1〜2時間浸ける。 A水でよく洗い、果実重の1/4〜1/3の水を入れて約5分ほど煮て実を柔らかくする。 B熱湯を切った実をボウル上のザルに移し、ヘラで押しつぶす。 C手で種を除きながら種を他の容器に集め、搾り汁は下のボウルに、取り外した柔らかい実とザルに付着した実をナベに溜めるようにする。 D E搾り汁を、果実を溜めた鍋に移し、果実の30%のグラニュー糖と適当量のレモン水を加え、焦げないように時おりヘラで混ぜながら煮詰める。以降、ジャムの滅菌作業を維持する意味から、ヘラとしゃもじはなべに入れたままにしておく。 F30分ほど煮詰めてジャムが完成すると、電子レンジ(500W 6~7分)で滅菌したビンに移す。 |
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ヤマモモジャムを作る作業は、種を採り除く操作を考えると、他のジャムに比べて大変厄介と言えよう。しかし、ジャムのおいしさを考えると、厄介で長い時間を要する作業の苦労が報われることになるだろう。 |
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