我が家の西洋ミツバチ飼育奮闘記

ミツバチ飼育における通常作業のまとめ
1年を通じてミツバチを飼育するのに必要な作業のまとめ
ミツバチを飼育するにあたり、毎日巣門を確認したり、週に一度は内検したり・・・などのルーティンとなる作業や、突発的な問題を乗り越える作業など、処理しなくてはならないたくさんの作業がある。特に初心者には、何時、どのような作業をしたらよいのか・・・悩ましい問題が山積みとなるだろう。そこで、素人の経験から、1年を通じて必要となるであろう作業を、経時的に紹介しようと思う。ここでは思いついたままを羅列するので、決してまとまったものとは言えないだろうが、今後、気が付いた時に書き加えていくことにする。

1 月 巣門の観察のみ。晴れた日には、元気に飛び出して花粉を持ち帰る姿を確認する。
    気温が氷点下に下がる極寒の日であろうとも、雪が積もった日だろうとも、日が差す巣門は大賑わい。
2 月 初・中旬の暖かい日に内検し、梅などの開花を確認しながら必要に応じて砂糖水と代用花粉の給餌を行う。
    給餌により女王バチに産卵を促すのが目的。
    砂糖水 (砂糖:熱湯 =1Kg:660ml)
    代用花粉(乾燥酵母:上白糖:熱湯 = 50g:50g:20ml)

    下旬 内検、状況に応じて巣脾枠(迅速な産卵に対応)を増設。予備の巣礎・巣脾枠の点検と準備。
3 月 中旬、継箱の増設。状況に応じて、巣脾枠or巣礎枠の増設。
4 月 防寒箱(我が家では)の取り外し。内検、王台に注意。王台は極力処理する。
    状況に応じて、巣脾枠or巣礎枠の増設。
    中旬 オオスズメバチ捕獲のためにトラップを作製・設置。
5 月 分蜂が始まる。貯蜜が増えないときは分蜂の兆し。状況に応じて砂糖水と代用花粉の給餌。
    5月〜6月、分蜂が盛ん。終了後、貯蜜が盛んになる。
6 月  5月下旬〜6月初旬  採密(1回目)。採密には、半分〜3分の2の巣脾に蓋がされるまで待つ。
     下旬 巣脾枠or巣礎枠の増設。
7 月  6月下旬〜7月初旬 採密(2回目) 積極的には採密しない(年に2度、上段の一部のみ)。
8 月  初旬 渇蜜期なので、砂糖水と代用花粉の給餌。スズメバチが目立ち始める。
     砂糖水 (砂糖:熱湯 =1Kg:660ml)
     代用花粉(乾燥酵母:上白糖:熱湯 = 50g:50g:20ml)

9 月  特になし。
10月 家畜保健衛生所による腐蛆病検査。
    中旬、晩秋の渇蜜期と冬に向けて砂糖水と代用花粉の給餌。
     砂糖水 (砂糖:熱湯 =1Kg:660ml)
     代用花粉(乾燥酵母:上白糖:熱湯 = 50g:50g:20ml)

    スズメバチの捕獲・処理。特にオオスズメバチには注意。
11月 状況に応じて巣脾枠を減らすように調整を始める。特に上段(継箱)の巣脾枠を減らすようにする。
    下旬、防寒箱の準備。
12月 初旬 上段の巣脾枠をすべてなくし、ミツバチを下段に押し込める。防寒箱の設置。
    アスピタン処理(2週間後に取り出し)。アピスタンを取り出したのち、1月下旬まで内検をしない。
    防寒箱を使用せずとも越冬できることを確認。巣箱(2段)の周りを稲わらで囲い、その上からビニールで覆う。
   

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