我が家の庭を賑わす野鳥(4)

 
1  スズメ 2  シジュウカラ  3  カワラヒワ 
4  モズ  5 メジロ  6  ジョウビタキ 
7  エナガ  8  オナガ  9  セキレイ 
10  キジバト 11  ヒヨドリ  12  ムクドリ 
13  ツグミ  14  シメ  15  シロハラ 
16  コゲラ  17 ウグイス  18 カッコウ
19  キジ        
(6)ジョウビタキ
2016年10月25日、ジョウビタキがやって来た!
とても冷え込んだ晩秋の早朝、落葉で淋しくなった庭の木々は、意外にたくさんの野鳥で賑わっている。今年は、今までになくスズメ以外の野鳥が目立つ。庭で殖えたシジュウカラは大きく育ち、群れになって裸になった木々を、かわいい声を響かせながら飛び交う。冬鳥として知られ、時折にしか顔を見せてくれなかったジョウニタキも頻繁に訪れてくれるようになり、晴れた日にはさくらんぼの枝の先でさえずって縄張りを主張しているようだ(写真下左)。午前中には餌を求めてか、庭を低く飛びまわっている。庭を耕すと、決まってその後に降り立ち、餌を啄ばんでいる(写真下左)。

サクランボのてっぺん、朝日の中でさえずるジョウビタキ

警戒心は強いのだが、餌を求めて近くへ降り立つことも。
夜が明けた直後の眩いばかりの朝日を受けながら、ジョウビタキが、シジュウカラに混じってほとんど毎日のようにやってくる。このとき、いつもヒマワリのフィーダーに留まって突っつくのだが、ジョウビタキはヒマワリの種を食べているのだろうか? ネットの情報では、ヒマワリの種は食べないことになっている。毎朝やってくるので、何か目的があるに違いない。

凛々しく、美しい姿
 
ヒマワリの種を咥えているが、食べている様子はない
   
 2017年1月、
毎日のように姿を見せてくれるジョウビタキだが、他の野鳥に比べて警戒心が旺盛のようだ。なかなか近づいてくれない。写真を撮らせてくれるだけで満足としよう。





 
 
(7)エナガ
2016年11月7日、初めて見たエナガ
今まで、エナガという野鳥を全く知らなかった。10羽ほどで、群れて庭の木々を渡っているシジュウカラに混じってエナガがいたのだ。写真に収めたとき、シジュウカラに似て少し小さく見えたので、シジュウカラの若鳥だと思っていた。晩秋になって若鳥なんておかしいし、背や羽の配色がどうも違う・・・シジュウカラとは。そこでネットで調べてみると・・・エナガ! シジュウカラとエナガは一緒に群れて行動することもあるようだ。これからは、注意して観察することにしよう。冬期にごちそうする餌は、シジュウカラと同じでいいのかしら。

 
(8)オナガ
2016年12月10日
オナガはカラスの仲間で、比較的大きな美しい姿には相応しくないほどの、「ギャーギャー」という大きな泣き声が特徴。晩秋になるとよく見かけるようになるが、お好みの止まり木がないのだろうか、我が家の庭にはめったに飛来しない。比較的高い枝を好むのだろう。我が家では、背の高い柿の木やポポー、モクレンなどの先端に止まる姿を時折見かけるだけで、シャッターチャンスがほとんどない。この写真が限界だろう(写真左下)。
   
2016年12月14日
昨夜からの雨が午後まで残り、夕方には日が差し始めた。門の前には大きな水溜りができ、たくさんの大型野鳥が集まって水浴びを楽しむ姿を目撃した(写真下)。このような景色を、今まで見たことがなかった。
 
 
(9)セキレイ
ちょくちょく庭に降りて愛嬌を振りまいてくれるのだが、足早に動くので意外にシャッターチャンスがない。頻繁にカメラを構えるのだが、シャッターチャンスが・・・ピントが合わせられない。
 
(10)キジバト
家の近くには一番しか住み着いていないのが不思議。この番が時折庭にやってくるが、まだ適切なシャッターチャンスがない。
2016年12月19日、
晴れた朝焼けのなかで、庭の駐車場に降りて餌を啄ばんでいた。駐車場には、シジュウカラが撒き散らしたヒマワリの種が広く散らばっており、すずめには餌の対象とはならないヒマワリの種はキジバトには最適な餌となる。この時間には、いろいろな野鳥が飛来することから、いつもリビングルームからカメラを構えて待機していることが多い。映像の解像度には満足できないのだが、今のレンズではこれが限界だろうな。
2021年11月29日、
  12月に家の壁の塗り替えのため、家周りの木を強めの剪定をしていたところ、キウィの枝に営巣して抱卵しているキジバトに気が付いた。キウィの枝をかなり強く剪定していたのに、すぐ傍で、じっと耐えて巣を離れなかったキジバトにはただ驚くばかり。気が付いた時には、巣の上部の枝を払ってしまった後で、巣の周りはすっきりとしている状態で、キジバトにとってはとても可哀そうな状況となった(写真左下)。ましてや、この数日の寒さには、巣の親鳥は霜をもろにかぶっているようだ。30日の朝には、親の姿が見えなくなり、巣には小さな卵が2個観察された。
 
寒さで抱卵を放棄したものと思ったところ、直ぐに戻ってきたので一安心。すぐに、ビワの葉つき枝で巣の上部を覆うようにした。真冬の抱卵は前途多難であろうが、これから無事に成長することを祈っている。
12月6日、連日の寒さでキウィの葉が落ちてしまい、青空にむき出しになるはずだった我が家のキジバトの巣は、ビワの青葉でしっかりと覆ったので、居心地は良さそう。雪が降っても大丈夫だと思う。
12月12日 訃報:キジバトヒナの死亡を確認した。
親鳥は、この日の朝までしっかりと抱えて温めていたのを確認していたが、昼過ぎになり親鳥の姿が見えなくなった。すぐに巣の中を確認したところ、冷たくなったひな鳥が一羽。おそらく午前中に、何か事件が起こったものと思われる。ヒナは一羽しか見当たらなかったので、もう一羽は何 物かに持ち去られたのだろうか?
  
 
(11)ヒヨドリ
大型野鳥のひとつヒヨドリも、家の近くでよく見かけるものの、我が家の庭にはほとんど飛来しない。例外として、春に赤〜赤紫色のモクレンの花を食べに来るときくらい・・・。しかし、ときおり我が家のサクランボやポポーの高枝で休む姿を目撃することがある。とても神経質なようで、オナガ同様、なかなか写真に収めることができない。
2016年12月13日、ようやく・・・なんとかこの写真を撮ることができた。
 

バードケーキを見つけて、貪欲に食らいつく
 
バードケーキを狙って、頻繁に飛来するようになった
2017年1月5日、
ヒヨドリは巧みにフィーダーに近づき、豊富に常備された食事になんとかありつこうとする。ヒヨドリが登場すると、小型の野鳥を蹴散らかすことになるので、なんとかヒヨドリの接近を阻止したいと思い、フィーダーの場所や吊り下げ金具を長くするなどして、餌がヒヨドリに独占されないように工夫した。最後の手段か、ヒヨドリはホバリングしながら餌を啄もうとする。
   
2017年1月17日、
暫くホバリングで餌にありついていたヒヨドリは、次第に賢くなり、とうとう給餌器の金網の上に留まるようになりミカンやリンゴを食い散らすようになった。これではメジロやシジュウカラが餌にありつくのが困難になるため、ヒヨドリの静止を妨害策として、給餌器の上に屋根をつけることにした。屋根の上にはヒヨドリは静止できないだろうから、その効果が期待されたが、果たしてホバリングによる餌の確保はつづくことになったものの、ヒヨドリからの執拗な攻撃は回避されるようになった。  
2018年1月16日、リンゴの実を訪れるヒヨドリ
今年は予想以上にたくさんのリンゴの実が生った。いや、単純に摘果を怠ったにすぎないのだが・・・。そこで、いくつもの実が取り残され、格好の野鳥の餌となっている。ここで目立つのはヒヨドリで、果物が大好きなヒヨドリは一日中ここを離れない。
 
 
(12)ムクドリ
2016年12月14日
家の近くに群れて行動する、チョッと厄介な大型野鳥。昨夜からの雨が午後まで残ったものの、夕方には日が差し始めた。我が家の門の前には大きな水溜りができ、たくさんの大型野鳥が集まって水浴びを楽しむ姿を目撃した。なかでもムクドリは、ここでも群れて大騒ぎ。水を飲むもの、水を浴びるもの・・・いずれにしても凄い!夏になると、全国を騒がせるムクドリの大群を髣髴とさせる。チョッと大げさかな・・・想像できるほどの騒がしさと言えよう。このような姿を見たのは初めてだけど、この時期にいったいどうしたことなのだろう?この水溜りには、オナガも訪れて水浴びをしていた。
 我が家の庭を賑わす野鳥(5) へつづく 
 
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我が家の庭を賑わす野鳥(5) へつづく 
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