Home > Standard Type > Lc. Drumbeat 'Triumph'
Lc. Drumbeat 'Triumph'
Lc. Drumbeat = Lc. Bonanza x C. Horace (1967) Registered by Stewart Inc.
〔交配親〕 Lc. Bonanza X C. Horace [交配系統図表示]
〔作出に使われた原種〕
C. mendelii |
12.5% |
C. labiata |
6.25% |
C. dowiana |
14.06% |
C. lueddemanniana |
6.25% |
C. gaskelliana |
3.13% |
C. warneri |
6.25% |
L. purpurata |
3.13% |
C. warscewiczii |
6.25% |
C. trianaei |
34.38% |
C. mossiae |
7.81% |
〔特 徴〕
ラベンダー系大輪の代表種。町のお花屋さんでも見かけるほど広く栽培されています。株はいたって強健で、普通に管理すれば確実に開花してくれる優れた品種です。開花期は冬で、花保ちは3週間程度。バルブの立ち上がりは比較的行儀が良く、支柱を立てなくてもスクっと鉢内に納まるのもうれしい性質。生育は旺盛で温室がない環境でも条件次第では3月から新芽をふき、6月頃に早くバルブが完成すればそこからまた新しい芽を出して殖えてゆきます。一般的な洋蘭の入門書には大輪種の最低温度は10〜15℃は必要とありますが、私の家のドラムビートは真冬でも出窓に出しっぱなしなので10℃以下の低温にも耐えて開花すると考えられます。初心者向きとして販売されるミニ種のものより、置き場所さえ確保できれば本種のような強健大型種の方が株に体力があり栽培は容易であると思います。
〔入手先〕
1992年にサカタのタネの通信販売にて一作後開花株を購入。
〔育て方〕
- 植え込み : 私は4.5〜5号素焼き鉢にミズゴケを使用していますが、株が強いので洋蘭用のコンポストで、それに見合った水管理を行えば何にでも適応してくれると思います。
- 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。いくら強健とはいえ、直射日光だけは苦手なので6月から9月の直射による強光線は何らかの工夫をして遮ってあげましょう。葉焼しない程度の強光線が理想的なのだとは思いますが、遮光ネットなど本格的な設備を用意できない方は、むしろ日陰の方が安全です。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。7℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
- 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。1000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。
|
栽培履歴
1992年秋 |
一作開花株を通信販売にて購入 |
1993年冬 |
最初の花を咲かせる |
中 略 |
(この間、何度か株分けしています) |
1999年4月 |
株分け |
2000年3月 |
開花 |
2000年5月 |
2鉢のうちの片方はお知り合いの家へ行きました |
2001年2月 |
2輪開花。お知り合いの家のわけ株も開花とのこと |
2001年6月 |
リードバルブが2本伸びています |
2004年2月 |
6輪開花 |
2004年5月 |
3輪開花 |
2006年2月 |
3輪開花 |
2000年4月に開花したドラムビート
2001年2月に開花したドラムビート
Abiko Orchid Room
Home > Standard Type > Lc. Drumbeat 'Triumph'