パフィオペディルム調査報告 |
ここではまず、この地域で見られた蘭の一部を紹介しましょう。 |
アルンディナ属(Arundina)のバンブシフォリア(ナリヤラン)でしょうか。 |
葉は5cm程と、親指の先ほどの長さの2枚だけで、淡いピンクの小さな花を咲かせていました。苔がむした石灰岩の表面に、まるでくっついているように生えています。何でしょうか? |
デンドロビウム(Den.)の一種かな。 | リンコスチリス属(Rhy.)の一種だと思われます。 |
ヘンリアーナム( Paph. henryanum ) |
ヘンリアーナムと言うのですが、花を見ないと解りませんね。この品種は日陰の腐葉土に根を深く下ろしているということです。あまり大株はなく、このくらいの大きさの株がポツポツと見られるそうです。 |
ヘレナエ( Paph. helenae ) |
ヘレナエは山の比較的高いところで、石灰岩がむき出しになっているようなところでのみ見られます。腐葉土が少したまったような石灰岩の崖の割れ目に小さなな株がポツリポツリと見られます。 |
ときには、本の僅かな窪みやほとんど何の特徴もないような石灰岩のうえに、へばりつくように生えているそうです。根は岩にくっつくように僅かに伸びているだけで、信じられないような乾燥状態だそうです。しかし、この地域は1年を通じて湿度が高いことから、株は空中湿度を利用して生育しているのでしょう。 |
今回の写真には含まれていませんでしたが、この地域ではその他のパフィオペディルムとして、ヘレネーやエスキュロレイも見られたそうです。さらに詳しい報告をお待ち下さい。 |
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