皆さんによる意見・希望・質問コーナー

一般の皆さんによる、意見、希望、質問とそれに対するご返事をを掲載するコーナーです。写真を付けた質問なども、お待ちしています。希望される方は、メールでお送り下さい。若干の編集を加えることがあるかも知れませんが、その内容と返事を公開いたします。ただし、質問そのものに問題がある場合には公開できないことがありますが、ご了承下さい。お待ちしております。

本村雅彦 (鹿児島県、奄美大島）

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Ｑ：今日は、見ていただきたい株があり、画像を添えてメールしました。パープラータムなのですが、画像のように葉先が、茶褐色になってきて、また葉の裏や表のあちこちに茶色の斑点のようなものが出てきました。これは、病気でしょうか。先生のページを見るとどうもそのようなのですが・・・。また、今後どうすればいいでしょうか。すみません、お教え下さい

Ａ：まず写真から明確にわかることは、ダニによる食痕が激しく現れていることです。ダニは排除しにくいので、繰り返し殺虫剤を噴霧すすることにより気長に排除して下さい。特に、株の中央部には薬剤が入りにくいので念入りに消毒する必要があります。さて実は、この食痕は、この後がやっかいなのです。これらが原因となり、その後いろいろな病気をもたらす可能性があるからです。傷としてはさほど深いものではないらしく、ダニの食痕から腐敗に係わるような病気に感染した株はほとんど見たことはありません。しかし、これくらい深いダメージを受けていると、この株はかなり弱っていると思われます。強い太陽光線にあたると、いち早く強烈な日焼けの症状を出すでしょうし、些細な生理的悪条件により大きなダメージがもたらされることが考えられます。塩障害もそのひとつです。非常に株が弱っていると考えて下さい。カビ類の感染症としては、葉の先端から感染するものが最もよくみられます。葉の先端が黒く、あるいは、褐色になり、次第に基部に伸びて広がっていきます。詳しくは、病気についてのHPを参照して下さい。この写真を見ると、この株はラッキーにもまだ他の病気に感染していないようです。栽培条件の良いところで、殺虫に心がけて大切に育てて下さい。もちろん、予防のために殺菌剤も混合することをお勧めします。

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