中国、安寧(ニャニン)からのお便り(NO.2)

 

Paph. villosum

ニャニンの周りでは、Paph. villosum は多く見られ、様々な変異が見られます。中には、他の品種との交雑種ではないだろうか・・・と思われるものもあります。
この黄色みの強い花は中国産ではありません。ベトナムから輸入されたものを手に入れたものです。スピセリアナムとの自然交雑種でしょうか。意見を聞かせてください。
(田中) これはおそらく、Paph. gratrixianum の黄色変異個体だと思われます。Paph. gratrixianum は日本では希少種として扱われていましたが、ベトナム北部では普通に見られます。また、色彩における変異も多いようですが、多くは濃色になるもので、このように色彩が抜けて黄色になる個体は極めて珍しいと思われます。

Paph. henryanum

Paph. henryanum は色彩や、点の大きさや密度などに、とても明確な違いが見られる原種です。

Paph. esqurolei

Paph. esquirolei もニャニンの近くでは多く見られます。よく見ると、この原種も様々な変異が認められます。

Paph. dianthum

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