ベトナムのラン展示会

ベトナムには、まだランの会はありません。鳥や魚、花やランなどすべての趣味家をまとめた会があります。でも、その数は2000人を超えるそうですから、とても大きな会になりますね。その中で、蘭の好きな人達は、街角の広場で野天の定例展示会を行います。皆さんは、バンダやカトレヤがお好きなようですが、カトレヤは気温が高すぎていい花を咲かせるのは難しいようです。

自作のバンダの自慢話に花が咲く。
バンダも輸入の交配品種が多いようです。

ウーム。なかなかいい花ですね。
カトレヤの銘品は、チョット自慢できます。

新春ラン展

毎年1月1日に開催される新春ラン展は、今年で4回目を迎えます。ランの好きな人は4〜500人はいるそうで、毎年200人ほどの会員が愛培したランを持ち寄ります。会場は、先に紹介したホーチミンの資産家イェンさんの豪邸の庭先です。日本では真冬のお正月も、ここでは30度を超える真夏日。太陽光線の厳しい炎天下で行われます。この展示会にかかる全ての経費はイェンさんの寄付によるものと言うことです。8部門に分かれてリボン審査が行われ、ブルーリボンには100ドル(US)の賞金が出るそうです。

私が訪れたのは12月31日の大晦日。皆さんは炎天下でその準備に忙しそうでした。同日ハノイに戻る予定のため、飾り付けを終えた展示会を見ることができなかったのが心残りです。でも、とても美しいイェンさんに会えたから・・・、まあいいか。

ベトナムにはたくさんの原種が自生しているのですが、趣味として栽培するのは、やはり交配品種だそうです。この強い日差しには、大きくていろ鮮やかな花が似合います。

思ったよりずっと若い、エキゾチックでとても魅力的なイェンさん。また、会いたいなァ・・・。

サイゴンの蘭展(その2)につづく

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