ベトナムのラン展示会(2)  1999年2月

1999年2月13日から21日まで、ホーチミン市の文化公園(タオ・ダン(TAO DAN)公園)で市の緑化事業部が主催して春花会が開催されました。この展示会に出品したJAVECO研究所職員からその内容が送られてきました。ごく一部ですが、紹介することにしましょう。この展示会では花をメインテーマにして盆栽、鳥、観賞魚、民族音楽、民族舞踊など、いわゆる趣味と呼ばれる様々な品評会が同時に開催されているのです。もちろん蘭の展示もあり、ホーチミン市の多くの愛蘭家を楽しませていたそうです。オープニングのイベントにはサイゴンの市長が出席され、テレビでも全国ネットで放映されたそうです。

様々な蘭が展示されています。デンドロビウムが多いようですね。
蘭展で良く見られるような凝った展示もチラホラ。蘭展の展示方法も世界的になってきたのでしょうか。

原産地の原種展示は強烈です。本当に皆さんにご覧に入れたいものです。
春蘭を含めて、良い香りのするシンビジウムはベトナムんp蘭愛好家の最も好む栽培品種です。

色とりどりの鮮やかなバンダの仲間は、熱帯の花の代表としてその美しさは格別です。バンダの美しさは、日本の温室で観賞するのではなく、このようなサイゴンの強烈な太陽の下で十分に発揮されるものだとつくづく感じました。

パフィオのヒエピーとデレナティーです。会場にポツンと釣り下げて展示されていました。やはり、原産地の品種には興味が無いのでしょうか、観衆の目を引いているようではありませんでした。

最近報告されたベトナムの新種、ベトナメンセの花が既に展示されていました。デレナティーよりもピンクの色が鮮明で美しく、とても可愛い花という印象を受けます。

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