サンタ・バーバラ洋ラン展 (NO.3)
シンビジウム会議 2015年3月14日(土)
シンビジウム会議はCSAの主催のもとで1976年から開始され、今年で40年目の記念となる会議となりました。会議は例年通り展示会場のすぐ側にある小学校の講堂を借りて開催されました。 講演者はシンビジウムについて3名と、パフィオペディルムについて。3名の合計6名です。 Mr. Jason Fisher (Minnesota): Phrag. kovachii の2世代目の交配について Mr. Greg Bryant (Australia): 最近入賞したシンビジウムの新しい交配 Dr. Toshinori Tanaka (Japan): 日本で開発されたブラック・リューコキラムについて・・・私の講演 Mr. Jim Cootes (Australia): Philippinのシンビジウムとパフィオペディルムの原種について Dr. Yasushi Hirano (Japan): 東洋蘭の鑑賞の仕方について Dr. Randall Robinson (Australia): シンビジウム原種の遺伝的特徴を生かした交配の進展について 最後にCSA編集委員のMrs. Heidi Kirkpatrick さんにより、シンビジウム会議の40年の歴史について、その紹介がありました。 |
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シンビジウム会議は、なかなか高い参加費(160ドル)を支払った会員に対して開催されます。このあと開催されるオークションや蘭展の入場券売上とともに、CSAの大きな収入になります。 | |
シンビジウム会議が開催された小学校の講堂です。 | |
朝の7時半からバンケットが始まり、朝早くから集まる参加者のために朝食が準備されています。ご覧のとおり、なかなかのご馳走で、野菜と果物をメインにした健康的な朝食です。 | |
パンはクロワッサンとベーグル。 | 果物としてイチゴとブラックベリー |
会場ではフラスコ苗が販売されていました。何の苗?・・・ 大型シンビジウムです。カルフォルニアではシンビジウムの交配が盛んに行われ、その栽培が広く楽しまれています。 | シンビジウム会議の責任者、Mrs. Luchia Brandt さんによる挨拶。 |
Mr. Jason Fisher (Minnesota): Phrag. kovachii の2世代目の交配について | |
Mr. Greg Bryant (Australia): 最近入賞したシンビジウムの新しい交配 | |
Mr. Jim Cootes (Australia): Philippinのシンビジウムとパフィオペディルムの原種について | |
Dr. Yasushi Hirano (Japan): 東洋蘭の鑑賞の仕方について | D r. Randall Robinson (Australia): シンビジウム原種の 遺伝的特徴を生かした交配の進展について |
昼食もベジタリアンを念頭に準備された健康的なもの。カルフォルニアのサンドウィッチは旨い! | |
ランチを摂りながら、午後のセッションが始まりました。会議は午後4時前まで続き、その後、自由時間となって、午後6時に再集合、軽食を摂りながらオークションが始まります。 | |
軽食も健康的。チーズの盛り合わせ、野菜と果物、ハムサントウイッチ。 | |
ホームステイの同居仲間。持参のワインを楽しんでいます。実は皆さん、大のワイン好き。毎夜、ワインのテイステイングを楽しんでいました。 | どこでも、楽しく会話が進んでいるようです。 |
いよいよオークションが始まります。皆さん注目。 | |
ここでは、ワインやシャンペンが準備されていました。 | オークションにかかる株が並べられています。株は全てCSAへの寄付株です。 |
オークションはルチアさんによる号令で始まりました。「このオークションの売上は、シンビジウム会議の運営にとても大切な収入となるので、がんばって札を上げて欲しい。」「決してバーゲンではなく、本来のオークションとして協力して欲しい。」とのこと。オークションはすごい速いテンポで進んでいきます。 | |
サンタバーバラ国際蘭展の責任者Mr. George Hatfield 氏による、審査結果の講評が行われました。AOSの審査ではUSAの中では最も多く入賞花がでて、実質的にUSA中では最大のラン展である・・・と、報告されました。 | とても仲良くなったMiss Lyn Gomes さん。買い物等を含めて、私の個人的な世話をしてくれました。 また、私が宿泊したホームステイのゴージャスなお家のオーナーでもある。リンさん、本当にありがとうございました。 |
最後に、CSA編集委員のMrs. Heidi Kirkpatrick さんにより、シンビジウム会議の40年の歴史について、その紹介がありました。 なにしろ、今年は40周年の特別な会なのです。 | |
紹介されたCSA会誌。 1976年の第一回会議では、その会長(会議の責任者)はMr. Ernest Hetherlington (アーネスト・ヘザーリントン)で、サンタバーバラのホテルで開催されたそうです。 | |
そのアーネスト・ヘザーリントンは、実は3月14日で98歳を迎えました。 会場では、彼の栄誉を称えて表彰され、ハッピーバースデーの合唱のもと、大きな拍手に包まれました。 | |
翌朝15日(日)には、サンタバーバラにあるヨットハーバークラブで、シンビジウム会議のスピーカー(講演者)とCSA幹事 との公式行事として朝食会が行われました。30年前に家族旅行で来たサンタバーバラの港は見る影もなく、、ものすごい数のヨットに仰天しました。 | |
港の端、砂浜も間際にヨットクラブがあり、2階はレストランになっています。 | |
アザラシの子供がすぐ側でくつろいでいます。 | ヨットクラブハウスの中は、ヨットレースのカップが所狭しと飾られています。 |
おや、スピーカーの皆さんだけでなく、私のホームスティの仲間の方々も一緒です。 | |
参加者の皆さん。 | |
この日はヨットレースの開催日だったそうで、大きなホルンのような合図で、ヨットが一挙に砂浜近くまで突進してきました。 | |