(追補)さらに釣果を伸ばすために | |
仕掛け | |
最近さらに釣果を伸ばそうと、一連の仕掛けについて反省しながらいろいろと問題点を探り、その仕掛けに大きな変更を加えることにした。私は今までのシステムに不満を持っているわけではないが、さらなる挑戦というテーマで改めて練り直したことになる。 そこで、敢えて問題点をあげると、 1) おもりのカミツブシがすぐにフライの側へ動いてしまう。強くかみつぶすと、その部分が切れやすくなる。 2) ヤマメやイワナをターゲットにすれば、実感として、ライン(ティペット/テグス)を細くすればするほど当たりは多くなる。 3) 普通よく使う大きなフライ(NO.12~14)は、当たりがあっても掛かりが悪い。小さなフライは比較的掛かりががよい。しかし、太いラインに小さなフライを用いることはできない。 等で、改善のテーマとしてフライをさらに小さく、ラインをさらに細くするように努めることにした。 私の近くにいるベテラン(本物のベテラン)の中には、川で鮎釣りに用いる0.1〜0.2号のラインでヤマメやイワナを狙う強者がおられる。かつて私は、1~1.2号のラインを使うのを常としていた時には考えられないほど細い0.6号を用いたことがあったが、合わせる度にブチ・ブチと切れるという苦い経験をイヤと言うほど味わったことがある。ここは自分の殻に閉じこもる時ではないと勇気を持って川釣りの名人に相談すると、結論は単純で、あっけなく与えられることになった。 「ラインが悪い!」 私は、ホームセンターで販売されている最も安いライン’銀鱗’を使っていた。 「これじゃあ、僕でも切れますね。」 この時紹介していただいたのは、アユ釣り専用の高価(高級?)なテグスであった。早速購入して試したところ、なるほど・・・これは抜群! 私は今、0.4号のラインを用いている。私が得意とする強引な合わせにも十分に耐えられる。 もう一つの改良点は、ラインが切れたときに自作のインジケータを失うのが辛いことから、太いライン(いわゆるティペット)と0.4号のライン(フライライン)を繋ぐことにした。このつなぎ目は特によく切れるので、直接繋ぐ代わりにサルカンを用いた。 また、サルカンの上部にカミツブシのおもりをつけると、おもりはサルカンより下には下がらないという利点がある。 その結果、総合的には快適な(今はそう思っている)システムとなり、フライのサイズは#20〜14が主流となった。 ウーム! 今までの私ではない・・・。 一皮むけたかな? |
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システムの概容 ティペット: 銀鱗 1.5号 :ポンドの深さに50cm〜1mを加えた長さのティペットに、インジケーター用のゴム管を通したのち、サルカン(20号)と繋ぐ。 フライライン: アユ釣り専用テグス 0.4号 : 20cmほどのテグスをサルカンに繋ぐ。 おもりのカミツブシ(B〜1号)はサルカンの上部、ティペットにつける。 こうすると、例え合わせ切れしても、失うのは先端のフライと20cmくらいのラインだけとなる。インジケーターの紛失が避けられるばかりでなく、高価なラインを合理的に使うことができる。
フライ: 各種 針のサイズはNO.20~14が多い。 |
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システムについてのまとめ 要は、フライラインにテンションを与えて僅かな当たりでもキャッチできるようなシステムを構築し、魚の食欲をそそるようなフライを付け、そして、魚の目の前にぶら下げてやればよいのです。 貴方が魚なら、直ぐに飛びつきませんか? |
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最近(2003年、5月2日土曜日)、栃木県の管理釣り場・佐貫ウィングでこのシステムを用いることにより、私の経験のなかでも最大の釣果を上げた。早速その釣果を、インターネットの釣り専門のサイト’管理釣り場ドットコム’に報告したので、同文を以下に紹介することにしよう。 ちなみに、年を通じて良質で大型のヤマメとイワナを大量に放流し続ける管理釣り場「佐貫ウィング」への釣行を推薦します。腕試しに、また、ニジマスに飽きた皆さんのご健闘を心から祈ります。 |
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5/03(土) AM 7:30~PM5:30 ゴールデンウィークで道路は大混雑。普段なら混雑を避けて自宅でおとなしくしているものの、最近の忙しさのなかから釣りの時間が容易に作れないことから、個人的には強引な釣行となった。最近は私自身も怠慢になり、自分なりの早朝出発で、朝7時半ころにようやく釣り場に到着した。釣り場は先行客でにぎわうなか、いつものように常連客の間に割り込むように入れて頂き、北の端に腰を落ち着けた。前回には、結果はともかく古いフライしかなくて不安な一日を過ごしたので、簡単に巻ける(?)フライをたっぷりと準備をしてきた。最近の新しい仕掛けに合わせた18番の芋虫(常連さんにはサシにそっくりといわれている)を各色で急遽巻いたものだ。首にピーコックハールを巻いた白サシが最も釣果が上がった。ラインも今までの私には考えられない0.4号という細さ。これが、前回に続く好結果を期待しての新戦略となる。棚は2m近くで、周りの皆さんとは対称的なベタ底。果たして、第一投からとても感じの良い引きが連続して得られる。今日は風がほとんど無く、インジケーターの小さな動きが手に取るように観察できるのが嬉しい。でも、なかなか掛からない。フライを次々と小さくすると、やはり18番でかかってきた。30cmクラスの美しいヤマメが頭を大きく振り、体をくねらせながら上がってきた。この感触がヤマメ釣りの醍醐味、たまらないのです。今日は、特に連続するようなにぎにぎしい山場はなかったものの、昼食後の1~2時間を除いて、ほぼコンスタントに釣り上げることができた。実はこの連休の来客を狙って50cmクラスの大型サクラマスを大量に放流していたというのだが、この方法ではサクラマスはかすりもしない・・・蚊帳の外。昼食後まで大型サクラマスが放流されている事実を知らなかったくらいだ。2週間ほど前から放流を始めたという、異様なまでに太ったブルックが時々混じるくらいで、釣り上げた魚はほとんどがヤマメであった。結果として、私には記録的な大漁となったが、釣り上げた魚を総て薫製にされる常連さんに差し上げたので、正確な数をかぞえることはできなかった。ヤマメは大型の網に3層になって窮屈に詰まっていた。彼が帰る午後3時頃、最上層のヤマメ数をカウンターで数えると47尾であった。いやあ、今日は釣りました・・・たくさん。ヤマメ三昧でした。しばらく来られなかったうっぷんを一気にに晴らすことができました。午後から来られた‘おじいさん‘も初めは苦戦していたものの、3時をすぎた頃から順調に釣果をのばしていたようだ。勿論、私の釣果も伸び続けます。でも、何時も同じフライではありませんよ。当たりが遠のくと、フライの色やサイズ、また、棚の深さなど、頻繁に変えます。佐貫はやはり、ヤマメが熱い! エッ! サクラマスも? サクラマスの最盛期は、私には2〜3週間後からかな? ヒットフライ イモムシ(BH orなし) エッグフライ #18~12、カラー 白、ベージュー、淡いオレンジ、サーモンピンク |
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