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Lc. Persepolis 'Splendor'
Lc. Persepolis = C. Kittiwake x Lc. Pegi
Mayne (1973) Registered by Armacost's
〔作出に使われた原種〕
C. trianaei 15.63% L. purpurata 3.13% C. mossiae 18.75% C. gaskelliana 6.25% C. dowiana 21.88% C. labiata 9.38% C. warscewiczii 25%
[交配系統図表示]〔特 徴〕
セミアルバ系(白弁赤リップ)大輪の代表種。この花を初めて見たとき、その美しさに魅了されました。私の最も好きな品種の一つです。株は強健で開花させるのはさほど難しくありません。開花は冬。残念なことに花保ちが比較的短く、美しいのは2週間ほどです。リップの周辺まで紅色となるカトレアの中では最も整型といわれています。'99年の蘭友会による洋蘭展でもこの花の出展があり、素晴らしい花容を誇っていました。Lc.ドラムビートよりやや大ぶりな株立ちとなりますがバルブの立ち上がりはすっきりとまとまります。私の家のパーセポリスは真冬でも出窓に出しっぱなしですので最低10℃以下の低温にも耐えて開花すると考えられます。パーセポリスはこんな極限の環境下でも毎年開花してくれますが、さすがに蘭展で見た株より小ぶりです。初心者にも安心して奨められる逸品。
〔入手先〕
1992年にサカタのタネの通信販売にて一作開花株を購入。2001年12月現在、東名豊川洋らん園さんの通信販売で入手可能です。〔育て方〕
植え込み : 私は5〜7号素焼き鉢にミズゴケを使用していますが、株が強いので洋蘭用のコンポストで、それに見合った水管理を行えば何にでも適応してくれると思います。
置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。環境が良ければ、がっしりした大きな葉を真直ぐに展開します。上背があり不安定なので、風に吹かれても落下しないように上手に吊るしましょう。葉株の色は比較的薄い緑色。直射日光には敏感なタイプで葉焼し易いと思います。6月から9月の直射光は何らかの工夫を遮ってあげましょう。葉焼しない程度の強光線が理想的なのだとは思いますが、遮光ネットなど本格的な設備を用意できない方は、むしろ日陰の方が安全です。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきます。7℃程度まで耐寒性がありますので、関東南部なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり潅水します。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。2000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。栽培履歴
1992年秋 通信販売で一作開花株を購入 1994年冬 1994年冬 初めて開花 中 略 (ほぼ毎年開花。株分けも何度か行い、あっちこっちへ行きました) 1998年秋 日向ぼっこのつもりで直射の当たる軒下にうっかり置き忘れ、ひどい葉焼け。 1999年春 大焼けどにもかかわらず1輪のみ開花。その後、新バルブを伸ばすが作落ち。 2000年冬 今年は開花を望めず。 2000年5月 新芽が動き出したのでバックバルブを処理して植え替え(4号ミズゴケ) 2001年1月 花は今年も見送り。来シーズンの復活を目指して自宅で最も暖かくなる場所を選んでコマメに移動。 2001年6月 開花サイズのリードバルブが伸びています。来春は花が見られるかも(^^) 2001年12月 なんとか1輪花が咲きました。来年は2輪を目指します。 2002年12月 2輪開花 2003年12月 4輪開花 2005年1月 1輪開花
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