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Blc. China Gold
ブラソレリオカトレア チャイナゴールド (仮名)

Blc. チャイナゴールド

〔交配親〕
販売元、サカタのタネによる徹底的な調査により、Blc.チャイナゴールドはサンダースリスト未収載、交配親不詳であることが判明しました。このような事例を許してしまえば、洋蘭の品種札自体の信頼性を損なうばかりか、同交配異品種の存在を許容することになります。信頼性を売り物にする一流の蘭園には、決してこのような事例無きよう、商品の再チェックをお願いしたい次第です。(2001/9/11)


〔特 徴〕
アルマキー’チップマリー’に代表される黄色系の大輪花はきれいに開花させるのは少々難しいと言われていますが、本種の栽培は至って簡単です。株は強健そのもので、春から秋まで2回は新バルブを伸ばします。バルブが充実すれば不定期に開花しますので、上手に育てれば1年で2度花が見られるかも。新バルブは外へ外へとぐいぐい成長するため小さめの鉢ではすぐにはみ出してしまうのも強さの証拠。花持ちは約2週間程度で、1バルブに2輪着きます。ペタルの幅はやや控えめなため、豪華さという点では他種に一歩譲りますが着花性は抜群なので育てて楽しい一鉢です。2年前の春に株分けした時に2株に分けて両方ともご近所へ譲り、自分の手元にはしわしわのバックバルブのみ残しました。それでも昨年は新しいバルブを2つも伸ばして、上手に育てれば今年は早くも開花してくれそうです。

〔入手先〕
1995年にサカタのタネの通信販売にて一作後開花株を購入。

〔育て方〕
  • 植え込み : 私は4.5〜5号素焼き鉢にミズゴケを使用していますが、株が強いので洋蘭用のコンポストで、それに見合った水管理を行えば何にでも適応してくれると思います。とにかく良く育つので、ほとんど毎年植え替えが必要です。
  • 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。いくら強健とは言え、直射日光だけは苦手なので6月から9月の直射による強光線は何らかの工夫をしてとにかく遮ってあげましょう。葉焼しない程度の強光線が理想的なのだとは思いますが、遮光ネットなど本格的な設備を用意できない方は、むしろ日陰の方が安全です。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
  • 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。1000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。

〔栽培履歴〕

1995年秋 通信販売にて一作開花株を購入
1996年冬 初めて開花
中 略 (毎年開花。何回か株分けしています)
1998年春 株分けしてご近所へ。自分の手元にはバックバルブのみ残す。
1999年 育成中(新バルブを2つ伸ばす)
2000年5月 バックバルブを処理して植え替え(5号ミズゴケ:スギ皮=1:1)
2001年6月 今年早春より伸長したバルブが完成し、もう一つリードが伸びはじめています。秋に花が見られるかも。
2001年10月 3年目にしてバック再生株に2輪の花が咲く

Abiko Orchid Room
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