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Slc. Million Kiss
Slc. Million Kiss = L. pumila x Sc. Beaufort (1993) Registered by Dogashima
〔交配親〕 Sc.Beaufort 'Brampton' X L.pumila v.alba
〔特 徴〕
株の大きさは10〜15cmのミニ種で極めて強健です。季節を問わず新しいバルブを形成して開花します。ひとつのバルブから2輪咲いて、同じ株でも開花した時の環境で花弁の色が白から淡いピンクまで変化します。どうやら葉焼けしない程度に良く日光に当ててあげると花弁にピンクがさし、光線不足気味にすると白くなるようです。花弁がピンクでリップにうっすらと黄色味がさした時、この花は一番映えるように感じます。花芽が見えたら出来るだけ特等席に置いて日光に良く当ててみてください。きっとあなたの期待を裏切らない素晴らしい花を咲かせてくれると思いますよ。花持ちは気温の低い冬期で約3週間、気温が高い夏の開花では約2週間と短めになります。現在入手先が分からないのですが、強健で花着きも良いので初心者には断然お勧めの一株です。品種名も’100万回のくちづけ’なんて洒落た名前じゃありませんか。
〔入手先〕
写真の個体は1992年に茨城県つくば市「花木センター」にて購入
生産者は(株)プランテク ニッテン TEL:0155-62-5453
〔育て方〕
- 植え込み : 3号鉢にミズゴケ植え。2年に1回株分けを兼ねて植え替えます。
- 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
- 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。2000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。
栽培履歴
1992年 春 | 開花株購入。 この時点では登録名Million Kissの名札はまだ付いていませんでした。 杉皮にプラ鉢の状態で売られていました。 |
中 略 | この間何度か株分けを繰り返しています |
2000年2月 | 1鉢から4輪開花 (2鉢中の1鉢) |
2000年4月 | 2輪開花 (2鉢中の1鉢) |
2000年5月 | 植え替え 2鉢持っていましたが1鉢はお知り合いに譲りました。 |
2000年9月 | 2輪開花 |
2000年10月 | 花が落ちたバルブの基から新芽が顔を出し始めました |
2001年2月 | 4輪開花(2バルブ各2輪) |
2001年6月 | リードバルブ2本伸長中 |
2001年9月 | 2リードに4輪開花 |
2002年5月 | 株分け 1鉢は蘭友さんへ |
2004年10月 | ひどい葉焼けから回復中 |