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(1) 薬剤を患部に塗布しただけで安心してはいけ ません。属によっては肉厚のものがあり、薬剤を表層部に塗布しただけでは内部に浸透しないことがよくあります。その度毎に薬剤が効果的に効くように工夫することが大切です。
(2) 薬害の心配があるので、晴天の日中や高温時に使用することは避けるようにします。曇天の朝か、夕方が好ましいでしょう。
(3) 水和剤の薬剤を用いる時には、薬剤効果をあげるために展着剤を添加します。乳剤には展着剤を添加する必要はありません。
(4) 薬剤を使用するときには作業服を着用し、ゴム手袋やメガネ(水中メガネ等)を利用して皮膚の露出をできるだけ避けるようにしてください。
(5) いったん水に溶いたり希釈して用いた薬剤は、余っても保存せずに捨てるようにしてください。この時、流しや公共の下水道ばかりでなく、川や池などに流してはいけません。地中に埋めるのが最も安全です。このように、残った薬剤を処理するのは厄介なので、使用する薬剤は必要分だけを作るように心がけます。
(6) 終わったら手や顔等、特に露出した皮膚を丹念に石鹸で洗います。使用した衣類は、一般の衣類とわけて洗濯する配慮も欲しいですね。
(7) 最後にもう一度・・・。使用する前に使用説明書をよく読み、安全には十分に注意してください。
植物ウイルス−蘭愛好家のための基礎知識として; 田中 利典、Orchids, No.24 (1984)
カトレヤ類におけるウイルス病症候; 田中 利典、Orchids, No.27 (1987)
洋ランの病気と害虫;田中 利典、Orchids, No.28 (1988)
ファレノプシスの病虫害とその対策; 田中 利典、Orchids, No.30 (1990)
パフィオペディルムの病害とその治療、および、予防対策について;
田中利典、New Orchids, No.32(1988)
The Paphiopedilum Grower's Manual; Lance A. Birk, Pisang Oress (1983)Pharenopsis, Part5, Stephen R. Batchelor, AOS Bulletin (1983), April
Handbook of Orchid Pests and Diseases, AOS,(1986)
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