ラン科ウチョウラン属(Ponerorchis属)の小型野生蘭で、日本各地に自生していましたが乱獲により減少しているそうです。ただし現在趣味家が栽培している物はバイオの技術の発達により作出された物がほとんどで、毎年すばらしい銘花が作り出されています。又、近縁種としてニョホウチドリ・ヒナチドリ・クロカミラン・アワチドリ・サツマチドリがあり、地域変異型のクロシオチドリや種間交雑種のスズチドリがあります。草丈は通常10〜15cmですが時には25cm位になる物もあります。
羽蝶蘭は、花色、花形などバラエティに富んでおり、違ったタイプの物を集める楽しみもあります。花もちもよくかなり長い期間楽しめると思います。鉢も小型のものでよく栽培スペースもあまり要りません。ただ、いろんなタイプを収集し始めると手に追えなくなってしまいますがこればかりは、仕方がありません。また、最近は、無菌培養が盛んに行なわれ、価格的にも、かなりお手軽に手に入れられるようになりました。もう一つの楽しみ方として、ランの中では簡単な方法でオリジナルの花を作ることが出来る様になったという事もあります。段ボール実生法というのがありまして、以前は素人が実生するというとシュンランやネジ花などの根回りに種を蒔き発芽した物を育てていたのですが、かなり効率が悪いものでした。段ボール実生が確立されてからは、簡単に2〜3年ほどで初花を見られるようになり交配の楽しみも増えました。ぜひ、この機会に羽蝶蘭を始めてみませんか!!栽培方法など良く解らない方がおりましたら、出来る限りお答えしたいと思いますので、お気軽に声を掛けて下さいね。
羽蝶蘭球根規格サイズ 長さ(mm)×直径(mm)
S 6×2
M 10×3
L 16×6
LL 26×8
長さ20%増ノときは太さ10%減でも同等の規格とする。