2004. 1.18
著者 田中良高
農学博士 農業開発教育基金・専務理事
専門 植物育種、熱帯農業開発
共同購入のご案内
田中良高博士はタイのバンコク在住で、世界銀行やFAOの種子課長やルーベン大学の客員教授をしておられます。ミヤンマーの少数民族の生活改善を手がけられて毎月ミヤンマーに通い詰めることになり、ミヤンマーにほれ込んでしまったそうです。 ハードカバー、総カラー(26.5cmx25cm)106ページの写真集。今回出版されるのは、全6巻の第1巻で、ハイライトシリーズ。 掲載されているランの種類はおよそ50種類で、写真数は約150点。 どの写真においても、著者のランに対する熱い思いが伝わってくるようです。 |
ご希望の方は、冊数、代金の支払方法、本の受取方法(郵送の場合は住所等)等を明記して 田中利典まで期限厳守で申し込んでください。冊数がまとまるとさらに…。 |
内容の紹介 (特にパフィオについては特集でも紹介しています) |
田中良高博士の言葉によれば、 日本語と英語で書いておりますので、世界中で愛読して頂けると信じております。私の自信作でもあります。 |
この本には、パフィオペディルム属の他に、バンダ属、デンドロビウム属など、その他の属についても驚くような自生の写真が豊富に掲載されている。昔の、良き時代にタイムスリップした感がする。このような自然を、何とか保持していただきたい。本当に、心からそう思う。そしていつか、この夢の世界を訪れてみたい・・・。皆さんもそう思いませんか? |
本の中からほんの一部、パフィオペディルムの写真を紹介しましょう。 |
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A4版のスキャナーしかありませんので下1/4が切れ、全体をご覧に入れることができません。申し訳ございません。サイズは(26.5cmx25cm)のハードカバーです。 |
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パフイオペデイラム属 (文章抜粋) 特異な花の姿、稀少性など多くのコレクターを魅了するPaphiopedilum(パフイオペデイラム)。東南アジアでは乱獲が進み、自然に生育する姿を見ることは非常に難しい。 ミャンマーには9種顛のPaphiopedilumが確認されている。しかし、北はヒマラヤ山系につながる6000m級の高山帯、インド、中国、ラオス、タイの国境地帯、南はマレーシア国境に近いアンダマン海の海岸線など多くの野生ラン生育適地がある。それらの地帯は調査がなされていないために、多くの種顛の発見が期待される。近隣諸国では絶滅に瀕している種類も多く、適切な保養と増殖が緊急課題である。 今回の調査ではPaphiopedilum bellatulumの数万株におよぶ大群生を発見した。低雑木の陰に隙間なく、絨毯のように群生する姿は、まるで人間に発見されないよう隠れて生育しているようである。しかし、近辺まで少数民族の焼畑による開墾や家屋建設が進んでおり、絶滅も時間の問題で、これらの映像記録をとどめることも最後になると思われる。 我々に開発を止めることはできない。最大限できることは、これらの一部を採集し、植物園で保存、増殖することが我々に残された唯一の選択でしかない。 |
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