「ホワット」、「ホヘアー」、「フィッチ」。英語で書くとwhat,where、whichで我々は 「ウォット」「ウェアー」「ウィッチ」と発音するように習った。
ただし英和辞典の発音では「(h)wat,(h)w⊃t」としているので「ホワット」と発音するのは必ずしも間違いでは、私が訪れたリバプールでは 「ウォット」で、ロンドンでは 「ホワット」であった。
県立第一商業へ入学したときの英語会話の教師はルーベンス クリッフフォードマンと云う英海軍の元少佐で、仇名をつけるのが上手な先輩がいみじくも 「ルンペン 栗拾いマン」とユニークな仇名をたてまつった人だったが、この人は生粋のロンドン子で発音は 「ホワット」式であった。 悪ふざけでもないだろうが、生徒の一人が質問して 「先生の発音は間違っている。 ホワットではなくウォットだ。」 と云ったらこの先生は顔を真っ赤にして早口の英語でなにかまくし立てて帰って了った。 後で日本人英語教師や5年生(当時の中等学校の最上級生)の優等生が聞きに行ったら、「私はロンドン生まれのロンドン育ちで、ロンドンでは王室以外はホワットと発音するし、それがロンドン人の証だ。」との事だったようだ。東京人が「ヒ」と発音すべきところを「シ」 (例えば日比谷−ヒビヤ−をシビヤ) と発音して東京に住んでいることをアピールしているのと同じことらしい。
江戸っ子を自負している人たちは「べら棒め(どんな棒かしらが)」を「べらんめぇ」と云って得意?になっている。北海道生まれは道産子、その他浜っ子、浪速っ子、べっ子(神戸っ子)、博多っ子など、それぞれにその土地で生まれ育った人たちはそれなり自負があるようだ。
海外で有名なのはパリ人種で男はパリジャン、女はパリジェンヌと呼ぶ。長くて固いフランスパンを抱え、喫茶店のテラスでクロワッサンとカフェ・オ・レーを朝食で摂っている。
ブラジルではリオ・デ・ジャネイロの7つの山に囲まれた区域に住む人をカリオカと呼び、サンパウロの旧市街に住む人々はパウリスタと呼ばれている。神戸・三宮にそんな名前のレストランがあった。
ニュージーランドで生まれ育った人で両親の戸籍を問わず、ニュージーランド生まれの赤ん坊はキ−ウィー・ベビー、その母親はキーウィー・マザーと呼ぶ。
ニュー・ヨークに住む人々はニューヨーカーだが、広い地域のどの区域の人をニューヨーカーと呼ぶのかは知らない。
暑かった夏も終わりやっと涼しくなりました。 例年のバス・ツアーは例年2月に変更になりました。入手する蘭にも当然変化が起こるでしょうが、どこへ行くのか帰りのビンゴ・ゲームとともに楽しみですね。
K.M
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