和歌山市　和歌の浦　アートキューブ

平成23年　12月04日 pm 1：00〜pm4：00
(Dec 04, 2011)

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参加者総数：14名
会員：11名　見学者：3名
( East：0　West：11　Visitor：3 )

出品株数：31株（plants）
 walkeriana：31株
(tipo：19　perola：10　coerulea：1 alba ：1)
　                                                          

和歌山での例会はワカヤマオーキッドのワルケリアナ展と同じ時期に行なわれ、会員は2つの会を堪能できるのですが、やはりやや遠いこともあり、出席者は少ないめで、こじんまりとした会になりました。

ブラジルの黒田さんがブラジル事情のお話をしていただけるということで黒田さんの帰国の予定もあり、最初にお話をしていただきました。

ブラジルの蘭展のあり方と日本のそれの違いについては、ブラジルではかなり貧相な花でも堂々と展示して、皆がその蘭についてアドバイスをしたりワイワイガヤガヤと楽しんでしまうのが良いところだといわれました。一方交配は、土地が広く温室も要らないので栽培場が広く、アマチュアでも非常に多くの苗から選別することが可能で確率の悪い交配でも例外的な良花を選別して俺の交配はいいだろうと言ったりしているなどの違いがあるようです。また最近政府の山での採取の取り締まりは異様にきつく、過去の全ての山木を登録し、それ以外の木は没収するといった、実際は誰も守れない通達が出ているようです。そのような中で輸出許可証をとり、ナトラルを日本へ持ち込むのもいよいよ大変になってきているみたいです。とはいえ、ワルケリアナはいまでも山の奥にはたくさんあるようです。またノビリオールは近郊にもまだたくさんあるようです。
最後に最近のブラジルで作出された立派なセルレヤ株の入手の可能性について質問があり、黒田さんの答えは、最近のすごい花は、高級車一台みたいな値段だそうです。実生がされているので子供から良い花がたくさん出てくるまでは、さすがに手が出ないようで皆のため息とともに黒田さんのお話は終わりました。

その後、豊田さんの入賞花の解説があり、模擬審査があり、次回の会場がいつもと違い六孫王会館であると言った連絡事項があり、やや早い目に会は終わりました。

例会が終わりワカヤマオーキッドに行ってみると、いろいろのワルケリアナや他の原種が、ずらっとならび壮観でした。

                                                                                             　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責　C.S　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                       

　　　　　黒田さんからブラジルの様子を聞く

リボン審査

　◇tipo　部門
Blue Ribbon
C.walkeriana 'Adonis' (1花茎2輪)　広岡政子さん W
Red Ribbon
C.walkeriana  ('Veronica' x 'Joane 'd Arc')  (1花茎2輪) 福田隆行さん W
White Ribbon
C. walkeriana '5 de Junho' (1花茎1輪) 小崎敏明さん W

◇栽培賞　努力賞　審査委員賞
審査委員賞
C. walkeriana tipo　jp (1花茎2輪)　川岸功さん　W
C. walkeriana fma. perola ('Happiness' x 'Lotus Smile')  (4花茎3輪4蕾)　中村一仁さん　W
努力賞
C.walkeriana fma. perola 'D & T's Comet' (3花茎4輪2蕾) 村上博秋さん W

人気投票 (Popularity vote)

第1位 C. walkeriana 'Lavender Hill'　
(1花茎2輪)　広岡孝雄さん W
第2位C. walkeriana perola-amoena 'Poliahu' (1花茎2輪)　広岡政子さん W
第3位 C.walkeriana 'Aniversario'  (4花茎8輪1蕾)　福田隆行さん W

審査員
審査議長：豊田勝弘さん
正審査員：小崎敏明さん
研修審査員：村上博秋さん、 菅原英倫さん

＊Ｅ：東日本支部　Ｗ：西日本支部