ワルケ・クラブお薦めの
新しいコルク付け栽培方法
左の画像は一般的なコルク付けの栽培方法です。
株とコルクの間に水苔を挟む方法も有りますが、却って根腐れし易くなるので、私は水苔は使いません。

この栽培方法の難しさは水やりです。夕方に水やりし昼頃に乾くのが理想ですが、これが難しいのです。
水が多すぎると根腐れし、少ないとバルブが痩せてしまいます。 季節に合わせて、環境に合わせての的確な水やりは、なかなか大変です。温室を上下二段に使って上部に吊っていると下の株が水が多くなり過ぎます。時間に制約のある者にとっては長年の課題でした。
C. nobilior var.amaliae ' Nana '
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<土川式コルク付け>

 静岡蘭展'99で発見したコルク付けは、なかなかユニークな栽培方法です。

これは静岡の土川さんのオリジナルアイデアです。
私もこれから採用する予定で、 当サイトお薦めの栽培方法です。コルク付けでもう一つ旨く出来ない方、是非お試し下さい。
土川さんは同蘭展に二株出品していましたが、いずれも株が良く出来ていました。直接お話を伺う機会が有りましたので、同氏の了解を得て皆様に紹介します。

 左の画像を良く見て下さい。コルクの所々が緑っぽくなっているのは水苔です。数ヶ所に1センチ程の穴をあけ水苔を詰め込んでいるのです。根はその水苔を抜けて裏側に廻っています。また水苔の部分に細い根が枝分かれしています。

 午後8時頃に水やりすると翌日の昼過ぎにはしっかりと乾くそうです。 肥料は水苔に中に詰め込んでいるとの事です。

 まだ数年の栽培経験
らしいのですが、時間を掛けて大株づくりへ挑戦する様です。これからも楽しみな趣味家です。
コルクの表側
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コルクの裏側
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Sato's TOKYO WALKE-CLUB

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