パフィオペディルムの新品種(その17)

NO. 17 Paph. chaoi (チャオイ(チャオアイ))

 中国南部からまたまたパフィオペディルムが新しく発見され、チャオイ(チャオアイ, chaoi ) という種名で、ファ氏( Mr. Hu Song Hua ) によりディ・オーキッディー(Die Orchidee,50(5): 495; 1999)において記載されました。

Paph. chaoi

 この株は中国の広西省、ナポ(Na-po)で採集され、チャオス・オーキッド・ガーデンで1998年の8月に始めて開花しました。花は黄色味の強い褐色で、ポーチは濃い紫を帯びています。外観はヘンリアーナムやヘルマンニーに似ているようでもありますが、スタミノードは丸く、これらとは大きく異なっています。 

Paph. chaoi

 葉の長さは18cmくらいで、幅は1.5~2.3cmあり、およそ15cmくらいの花茎をのばして1本の花茎に1つの花を着けます。花のNSは 8 x 6 cm、DSは 4 x 3 cm、ペタルは4.5 x 1.2 cmほどあります。
種名のチャオイ(chaoi )は、この株を採集したCHAO Mu-Hua 氏に因んでつけられました。この記載は中国の雲貴植物研究所のファ氏(Hu Song Hua)によるものです。

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