NO. 68  Paphiopedilum haynaldianum var. laurae
           by Andres S. Golarmco 150327

Paphiopedilum haynaldianum のフィリピンのセブ島で発見され、2002年に Waling-Waling Review にPaphiopedilum haynaldianum var.laurae と記載されました。この変種は1998年5月にセブ島の地方の村人により発見され、種の確認のために著者のもとに送られてきたところ、その中から咲いた花が、形や色などが通常のPaphiopedilum haynaldianum とは大きく異なることから変種として記載された。Paphiopedilum haynaldianum の基本種はフィリピンのルソン島で発見されたが、その他インドネシアやマレーシアに分布する普通の個体に比べると、花茎が25~35cmと短く、ペタルは下方に垂れるような姿をしており、ドーサル基部の斑点はほとんど無く(全くない場合もある)、ポーチは短くて丸く、花弁やポーチの色彩は黄色みを帯びた茶褐色から橙から黄褐色をしている。

 この情報はオーストラリア在住の植物学者 ジム・クーテス(Jim Cootes)博士により提供されました。Jim、どうもありがとうございます。

Paphiopedilum haynaldianum var.laurae が記載された Waling-Waling Review 2002   
 
花の色彩が大きく異なる。
 
花の各部分の形態 

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