NO. 62  Paphiopedilum rungsuriyanum
Olaf Gruss, Niwat Rungruang, Yongyouth Chaisuriyakul
and Ibn Dionisio
141225.

 


 
 とても興味深い新種 Paphiopedilum rungsuriyanum がラオス北部で発見され、described by Mr. Olf Gruss氏等(上記)により ORCHIDEENJOURNALVol.2-1,2014に記載されました。この新種は先に発見記載された Paphiopedilum canhii AVER & O.GRUSSに強く関連している原種と見られますが、花の色彩やペタルが広く短いこと、また、リップの幅も広く、卵型に折りたたまれたようなすたみノードに違い特徴がある。
発見のストーリーは以下のようである。近年多くのパフィオペディルムが他の蘭と同様にラオスからタイのマーケットに流れてきていた。 その中にあって、この数ヶ月に渡って、たくさんのとても小さなパフィオペディルムの原種が混じっていた。タイの蘭愛好家の Niwat RUNGRUANG はこの小さなパフィオペディルムをたくさん入手したところ,2014年の5月に初めて開花した。 そしてその花が今まで見たことがないような花であったことに驚き、タイとドイツ在住のパフィオペディルムの専門家に意見を求めたところ、詳細な写真を判定する(特にドイツのオラフグルース氏により)ことにより新種であることが認められた。
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 株: 3 - 5 枚の葉を持ち、崖の岩に張り付くように生育している。 葉: 長楕円形で先が丸く、長さ10 - 15 cm、幅 1.5 - 2 cm。葉の両面ともに網状の斑入り、裏面は明確に暗い。基部は濃色で毛はほとんど認められない。花茎: やや垂れるふうに直立し、経8mm、長さ5 - 8 cm、濃紫色で白色半透明の羽毛がある。花:直径 4 - 5 cm。ペタル:やや長い円形、先端は丸く、反るように大きく展開し、長さ 2 - 3 cm、幅 1.8 - 2 cm。 wide, 淵には白色で半透明の羽毛が認められ、両面とも赤紫色の明確なスジが走る。
 


Paphiopedilum rungsuriyanum (left) Paphiopedilum canhii (right)
 
 
Paphiopedilum rungsuriyanum (left & center) Paphiopedilum canhii (right)
 
 
 
  Paphiopedilum rungsuriyanum のスタミノード
 

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