パフィオペディルムの新品種(その44)

少し古い記録ですが、このサイトで未報告でしたので紹介します。

NO. 44  Paph. platyphyllum 030619

  ボルネオ(カリマンタン)から新しく報告されたパフィオペディルムとして、プラティフィラム( Paph. platyphyllum ) が、遊川知久博士により2001年のDie Orchidee 52(1)に記載されました。他の雑誌にも同じ記載が紹介されたのかも知れませんが、Die Orchidee には間違いなく正確な記載がされています。詳しくはドイツ語で書かれているので、和訳は・・・。ここで、シノニム(同種異名、Synonym)としてストネイ var. ラティフォリウム( Paph. stonei var. latifolium )が記録されていますので、' Ruth Kennedy ' AM/AOS をはじめとし、そのセルフやその後の交配により知られている変種のラティフォリウムは全てプラティフィラムとなります。2001年に記載された少し古い情報ですが、このサイトでの紹介が漏れていましたので、ここで改めて紹介します。そして、Paph. platyphyllumの記載ばかりでなく、意外に知られていなかった事実をここでお知らせすることにしましょう。Paph. platyphyllum はRHSで原種として認められており、交配にPaph. platyphyllum ( stonei var. latifolium )を用いたときには、Paph. platyphyllumの原種名を用いて登録することができます。Paph. stonei var. latifolium を用いた以前の交配でも、Paph. platyphyllumの交配として改めて登録することができますので、関係者はお急ぎください。

Paph. platyphyllum

Paph. platyphyllum 

新発見されたパフィオの目次へ戻る

ホームページの目次へ戻る