パフィオペディルムの新品種(その32)
NO. 32 Paph. rhizomatosum 020507
パフィオペディルムの新種 Paph. rhizomatosum が、中国の植物雑誌、 Jounal of Wuhan Botanical Research, 20(1), 12 - 13, 2002 に記載されました。種名は、この種には匍匐茎が発達していることに由来します。しかしこの原種は、昨年末に中国のAree Petchleungさんが発見し、オラフ・グルース氏が報告した Paph. xareeanum (NO.30) と同一と考えられ、さらに、国内ではワシントン条約の付属書1にパフィオペディルムが加えられた直後にその名が知られた’足長かぶと蘭’とも、同一であると思われます。従って、Paph. rhizomatosum や足長かぶとランという種名は、Paph. xareeanum の同種異名(シノニム)とされます。この情報は、ドイツの蘭友、オラフ・グルース氏から送られてきたものです。
発達した匍匐茎
写真提供 Chen Sing-chi 氏
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