フラグミペディウムの新品種(その1)

NO.2 Phrag. christiansenianum 010423

 フラグミペディウムの新種がオラフ・グルース氏により、Die Orchidee の52巻, 2号(2001年)に記載されましたので紹介します。要点は以下のようです。この紹介は記載者であるオラフグルース氏ご自身により提供されたものです。


10年以上も前にコロンビアからフラグミペディウムのロンギフォリウム(Phragmipedium lomgifolium)として輸入された株の中から株の容姿が異なり、また、ロンギフォリウムとは異なった花を咲かせるものが見つかった。ハンス・クリスティアンセン(Hans Chritiansen) 氏がこの株を栽培し、セルフ交配の花を観察したところ、この株はヒマントペタラム(Himantopetalum)とロンギフォリウム(Longifolium)の自然交雑種と思われる結果が導かれた。これらの交配によって得られた花は両方の親とよく似た形質を示していたことから、 先に述べたような説を提唱するに至った。しかし、この花はまさに自然から採集された、新たに記載される原種と考えられる。

Phragmipedium christiansenianum

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