フラグミペディウムの新品種(その1)

NO.1 Phrag. tetziaffianum spec. nov.
     ( テツィアフィアナム )

 フラグミペディウムの新種がオラフ・グルース氏により、Caesiana の15巻(2000年)に記載されましたので紹介します。この株はカナダの Alan Tetzlaff 氏により供給されたもので、種名は彼の父の名前に因んでつけられたという。要点は以下のようです。この紹介は記載者であるオラフグルース氏ご自身により提供されたものです。

 フラグミのテツィアフィアナム (Phrag. tetzianum) はリッチテリ(Phrag. richteri) に似ているが、一株あたりの葉数が少なく、花は濃色の色彩を示しペタルが長く、卵形をしたスタミノードの上部縁には明確な毛が見られ、側面及び下部の縁には微毛が見られる。この株がどこで採集されたのか、詳細な記録はないが、ベネズエラではないかといわれている。

株:地性種で、株ごとに短い茎でつながり極めて接近して(0.4 - 1 cm)している。各株には 平均6枚の葉があり、基部から扇を広げるように広がっている。
葉:
幅1.7 cmで長さは50cm以下、 艶があって先はとがり、 弧を描くと言うより比較的真っ直ぐに進展する。中央は葉脈に沿って窪んでいる。
花茎: 35cmまで。円筒状で赤褐色を帯び、白い微毛が見られる。3~10の着花が認められる。
花: NS 24 x 10.5 - 12 cm. Dosal sepal, 1.5 - 1.6 x 5.4 - 6 cm。子房の長さ5.2 cm , 濃紫紅色で微毛を有す。ペタル、 long and 0.8 x 12 cm。 リップ, 1.5 - 2 x 3.5 - 4 cm。

Phragmipedium tetzaffianum

Herbarbeleg of Phragmipedium tetzaffianum

Phragmipedium tetzaffianum

Phragmipedium richteri

Phragmipedium tetzaffianum

Phragmipedium tetzaffianum

Phragmipedium tetzaffianum 
のスタミノード

Phragmipedium tetzaffianum

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