NO.49 オリバー・ドゥエルブッシュ  ( ドイツ) 
050902
Mr. Oliver Duerbusch (Germany) 
ドゥエルブッシュ蘭園(Orchideen Duerbusch) 
email:
<info@orchideen-duerbusch.de>


ドゥルブッシュ蘭園は1897年にハインリッヒ・ドゥエルブッシュ氏により、樹木の販売園芸店としてビーデンブロック(Wiedenbrok)に創設されました。第二次世界大戦後、その息子はフラワービジネスに乗り出し、その一つとして蘭の栽培を始めました。1974年になると、蘭の栽培に重点をおくようになり、 Paphiopedilum、Phalenopsis 、Cymbidiumの栽培に力を入れてきました。かつては、切り花の生産を主にしてきましたが、最近では鉢植えの蘭の生産が多くなってきています。温室は今では 4000 m2 にも達しています。

ホームページ: http://www.orchideen-duerbusch.de/flash/intro.html

住所: Ostring 13, 33378 Rheda-Wiedenbruck
TEL : +49-(0)5242-5201
FAX : +49-(0)5242-577050

Orchideen Duerbusch の温室群

ハウスのなかは満開のパフィオ

これらは全て交配親に用いる選別個体です

フラスコから出して1ヶ月

フラスコ出し後、5ヶ月

フラスコ出し後1年。.このうち50% の株は、直ぐに12cmのポットに植え替えられます。

ポット上にされた直後。フラスコ出し後、1〜1.5年です。

交配親に選別された個体

これらの点花は、1000株のなかから1つの割合で選別されたものです。全て生育が良く、フラスコ出し後、3〜4年で初花を咲かせたものです。花の径は16〜18cmあります。この親を用いて、既に交配も済ませました。その苗は既に鉢に植えられており、2年以内には花を咲かせることになるでしょう。

Candero x Vision

Pacific Ocean 'Hilo' x Charhill

( Langley Pride x Surveyor )

私たちの農園では、様々なバリエーションLippewunder を数多く選別しています。花の径は15 〜20cmです。

既に300個体ほどありますが、選別個体は更に毎年増えています。私たちの交配の最大のポイントは、生育の良い交配であること、形が丸くて大きな花を咲かせることです。 最も早いもので、フラスコから出して3年で花を咲かせる交配もあります。最近では、とても大きな点が入る交配に力を入れています。一方で、赤花や Lippewunderに類するゴールドカラーの花の作出にも力を入れています。また、白花や黄花の交配も始めましたが、販売できるようになるには数年かかると思います。

Lippenwunder

オリバー・ドゥエルブッシュさん、日本パフィオペディルム研究会(JPA)の観賞会に参加

2005年、ドゥエルブッシュさんはドームの世界蘭展を見に来られました。このとき、2月20日に開催されたに日本パフィオペディルム研究会(JPA)の観賞会にも参加されました。彼はドイツから持参された2鉢の整形交配種を展示されましたが、花が素晴らしいだけでなく、その株の素晴らしさに驚かされました。彼によると、持参した株は特によいものではないとのことだったのですが・・・。これらの株は、会場でオークションにかけられ、かなりの高価で落とされました。彼は、来年のドームにも、また、JPAの観賞会に参加したいとのことでした。来年は、栽培の方法などを詳しく伺いたいと思っています。ヨーロッパから、生産業者が直接参加されることは画期的なことで、とても嬉しく、また、今後が楽しみです。

観賞会に参加されたたくさんの海外の方たち

彼が展示されたPaphの株は、花ばかりでなく素晴らしいTでき具合でした。これらは、オークションにかけられ、かなり高い価格で落とされました。私も頑張ったのですが・・・残念!

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