(2)底に敷く砂利や砂に混ぜる

 ふつう、水槽の底には、3〜5センチくらいのたかさまで、細かい砂利を敷き詰めます。水草を育てるには最低5センチは入れて下さい。そして、その総量の、およそ30%から50%くらいのセラミックス原石を混ぜるのが良いのではないでしょうか。最近、水草を育てるのに’ケイ砂’が市販されています。’ケイ砂’は名前の通り、酸化珪素が主成分ですから、これもセラミックスです。全く問題はありません。しかし、改めて行うなら、セラミックスの原石をお勧めします。でも、これだけ(100%)を用いると、セラミックスのもう一つの特徴である吸着効果が強すぎて、水草の生育に必用な養分が不足するのではないでしょうか。これもやはり、他の砂と混合して用いる方がよいと思います。

(3)セラミックスボールの使用

 市販されているセラミックスのなかでは、高級な製品であるボールの使用もお勧めします。原石よりコストがかかりますが、効果はよいはずです。ボウルは濾過器の中に入れてもよいですが、時々洗ったり、再活性化するために、取り出しが便利な方がよいでしょう。水槽の砂利の上に転がしておくのが最も便利ではないでしょうか。

使用例1

使用例2

洗浄と再生

 セラミックスは半永久に使える素材ですから、ボールなどは時々(数カ月に1度)は洗って、太陽の光を当てて活性化しましょう。電子レンジでチンしてもいいですよ。水槽の底敷きの砂利や、他の石とミックスして用いている濾材は無理ですね。水替えなどの時に、砂利と同じに扱うしか方法はありません。

効果のまとめにつづく