RHSのホームページから、登録されているランの交配についての情報を見つけることができます。しかし、せっかく準備されている情報が、英語の苦手な方やコンピュータの使用に自信がない方などには、なかなかうまく入手できていないようです。どのようにしたらRHSのホームページから交配についての情報を調べることができるのかという質問を頂くことがよくありますので、ここにその方法をご案内することにしました。何度か繰り返しているうちに慣れてくると、交配を調べるのが楽しくなりますよ。自宅のコンピュータから、最新の情報を手に入れてみてください。

　RHSのホームページが改変されてから、検索のページが大きく変更されました。また、変更にともない、かなり長時間にわたって検索ができない状態が続いていました。ようやく以前のように軽快に検索ができるようになりましたので、改めて紹介したいと思います。

(1) RHSのウェブサイト(ホームページ)を開く。下記のURLをコピーして張り付けても結構ですし、このままクリックしても結構です。

RHSのWebSiteは、URL　http://www.rhs.org.uk/　ですが、この表紙から、PLANT → Plant Science →
Plant Registration → Orchids → The Internatiomal Orcjid Register と進んでいけば、検索のページに到達します。検索ページのURLは以下の通りで、検索を頻繁にされる方は、このURLをお気に入りに登録することをお勧めします。

RHS Research URL http://apps.rhs.org.uk/horticulturaldatabase/orchidregister/orchidregister.asp

ホームページは以下のようです。

(3)例-1　2つの交配親を指定してその交配名（種小名、Grex）を探したいとき

　　1 のParentage Search （両親からの検索）を選んでクリックしてください。次のような画面が現れます。

　上が母親(Seed Parent) 、下が父親(花粉提供側 Pollen parent)となっていますが、両者を入れ替えても何ら問題はありません。それぞれの空白を、アルファベット（半角）で打ち込んでください。ここで、全角で打ち込まれて情報が受け付けられないという間違いをおかすことがよくあるようですので、間違いの無いよう半角で打ち込んでください。例えば、Paph. niveumと Paph. philippinense との交配の登録名を調べたいとき、両方の属名の箇所にPaphiopedilum　あるいは　Paph　と打ち込みます。　また、種名の所には　それぞれ　bellatulum　とniveum　と打ち込みます。　原種名を打ち込むとき、イタリックにする必要はありません。また、先にも述べましたが、父親と母親が反対になっても構いません。

(4)例-2　交配名（種小名、Grex）を指定して、その交配親など、登録された内容を調べたいとき

2 Grex Name Search を選んでクリックしてください。次のような画面が現れます。

この画面で、必要な情報を打ち込む場所は2つ、空白になっているところがあります。

　上には属名、下には調べたい交配名を、アルファベット（半角）で打ち込んでください。例えば、Paph. Psyche という交配の登録内容（交配親など）を調べて見ましょう。上部の属名に Paph 下部の交配名に Psyche と打ち込みます。

完了すると、枠の下にある「Search（検索）」をクリック(Click)するか、リターンを押してください。該当する交配名が登録されていると、以下のように現れます。

Psycheで検索すると、3項目が見つかったという報告です。検索は　検索をかけた文字の並びが同じものが全てヒットしますので、このようにPsycheを含んだ交配名が全て引き出されたのです。ここで、その該当するPsycheをクリックすると、その詳しい情報が現れます。

Paph.Psyche はＳ. bellatulumとniveumの交配で、1893年11月1日にWinnさんが登録したものです。もし、調べたい交配名がなかったり、そのスペルが間違えていたりすると、次のような画面になります。

データーがないので、元に戻ってやり直してくださいとのことです。正しく記入して、再度やり直してください。それでもヒットしない場合は、該当する交配名は登録されていないことになります。

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