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Lc. Mini Purple
Lc. Mini Purple = L. pumila x C. walkeriana (1965) Registered by Yamada, Rev. M.
〔交配親〕
L. pumila X C. walkeriana
〔特 徴〕
言わずと知れたミディーの代表種です。強健なうえ花着きも良いので、家庭向きカトレアのお勧め品種として紹介される機会も多いと思います。流通も比較的良いようで、ホームセンターから普通の花店まで広く街中で見かけます。気品ある原種や豪華な大型交配種が並ぶ洋蘭展などでも、本種の優良個体は引けを取ることなくディスプレイされます。カトレア栽培の入門品種としての強さを持ち、また玄人が育ててもそれなりの楽しみ方が出来る良種だと思います。好みの問題ですが、開花2日目くらいからちょっときつめの芳香を漂わせる個体もあるため、人によっては気になるかもしれません。かわいそうですが我が家では、その芳香ゆえ居間には入れてもらえません。この芳香はたぶん片親のワルケリアナの性質を受け継いだものと思われます。環境が良ければ1バルブから3輪の花も咲き、2週間以上は楽しめます。主に冬咲きですが、他の時期に咲くこともあるようです。
〔入手先〕
写真の個体は1996年につくば市の花木センターで極小さな苗を入手したもの。札にはメイコウグリーンのロゴが付いていました。昨年、近所のホームセンターで同じメイコウグリーンのロゴが付いているミニパープルのセルレアの苗を入手しました。再来年あたりの開花を目指して現在育苗中です。
優秀花の個体として’ドウガシマ’は藤井洋らん園さん。’ヒラリ’HCC-NOS、’ウインク’HCC-NOSおよびセルレアは東名豊川洋らん園さんの通信販売で入手可能です。
〔育て方〕
- 植え込み : 3.5〜5号鉢にミズゴケ植え。2年に1回株分けを兼ねて植え替えます。
- 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
- 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。1000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。
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★全国から寄せられた Lc. ミニ・パープルの開花写真
『ミニパープルの小部屋』
〔栽培履歴〕
1986年 |
最初のミニパープルを育て始める。就職で実家を出たため実家に置き去り。そのまま消息不明 |
1996年 春 |
10年ぶりに 2.5号鉢の幼苗購入 (現在栽培中の株) |
1999年4月 |
初めて開花 しかも3輪も 3.5号鉢へ植え替え |
2000年1月 |
2輪開花 |
2000年10月 |
新バルブが完成し、つぼみが2つ着いていたのですがシケてしまいました(T_T) |
2001年4月 |
2輪開花。すっごく大きな花が咲きました。株もだいぶ充実しています。 |
2001年5月 |
4号素焼き鉢へミズゴケで植え替え。リードが2本出そうです。 |
2003年8月 |
植え替えさぼり気味。株分けしないので大柄に育っています。
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2003年9月 |
2輪開花。大きな株に仕立てると、花もかなり大きなものが咲くようです。 |
Abiko Orchid Room
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