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Slc. Estella Jewell 'Kazumura'
Slc. Estella Jewell = Slc. Radians x C. trianaei (1938) Registered by Orchidwood
〔交配親〕
Slc. Radians X C. trianaei [交配系統図表示]
Slc. Estella Jewell の原種構成比
C. labiata |
12.5% |
Soph. coccinea |
3.13% |
C. dowiana |
21.88% |
C. trianaei |
50% |
C. mossiae |
3.13% |
C. warscewiczii |
6.25% |
L. cinnabarina |
3.13% |
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〔特 徴〕
’カズムラ’は超有名なミディーの代表種です。その登録は1938年に遡ります。新品種がどんどん作出される激戦区(ミディー系)で今なお現役で栽培されつづけているのは、この花に人を引き付ける強い魅力があるからなんでしょうね。先日洋蘭展の即売場で’カズムラ’のオリジナル分株というのを見ました。草丈30cmくらいあってとても立派な株立ちでした。それに比べると私の株の小さいこと。20cmほどしかありません。私の写真の花はとても貧弱ですが、上手に咲かせると整形で、大型種をそのまま小さくしたような立派な花を咲かせるはずです。株を維持するだけなら非常に強健で、世話を忘れてほったらかしにしておいてもまず枯らしてしまうことは無いと思うほどです。ただし葉ばかりさんになりやすく、私のようにずさんな管理をするとせっかく付いた蕾を落としてしまうなど、気難しいところも有るようです。
〔入手先〕
写真の個体は1992年につくば市の花木センターで購入。株はとても良く殖えます。現在、須和田農園さん、東名豊川洋らん園さんなどいくつかの洋蘭園にて入手可能です。
〔育て方〕
- 植え込み : 3〜4号鉢にミズゴケ植え。2年に1回株分けを兼ねて植え替えます。
- 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などに針金などでぶら下げます。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
- 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。1000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えます。それ以外は全く必要ありません。
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〔栽培履歴〕
1992年 |
現在の栽培株を入手。今まで何度か株分けしています。たぶん10鉢以上分けていると思います。 |
2000年5月 |
バックバルブを処理して植え替え(3号ミズゴケ) |
2000年6月 |
ヒョウにしたたか撃たれ、瀕死の状態 |
2000年10月 |
2cmくらいのフラスコ出し程度の幼苗になりましたが、何とか生きています。 |
2001年2月 |
昨年6月のダメージが大きく、栽培9年にして昇天。
職場に残した株分け株を再び引き取り、現在育苗中(2.5号ミズゴケ)。 |
2001年9月 |
職場のカズムラは春先から順調に回復。現在5cmくらいの丈まで成長しました。
開花は再来年くらいだと思います。 |
Abiko Orchid Room
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