この写真は南向きで日の良く当たるカーポート。程よい遮光が効いて強光線を好むカトレア類は良く育ちます。もう１ヶ所は南向きのベランダ。ホームセンターから物干し台のセットを買ってきて、遮光ネットを上にかぶせた吊るし棚。みっとも無いのは我慢すれば良いのですが、たま〜に倒れるのは天災というより人災かも。(^^;;
コレクションのほとんどが2〜4号鉢程度のミニ種なので、二階南側の出窓がメインの置き場。加温が必要な幼苗はワーディアンに押し込んで、残りの鉢は夜間暖のとれるリビングなどへ分散させます。最低10℃以上は欲しいと言われる大輪系のカトレアも、寒い環境に馴化させればかなりの低温にも耐えるはず。皆さんのライフスタイルに合わせた無理のない栽培法を探ってみましょう。
「暖かい日中。夕方には水が切れるように」これが冬場の潅水の鉄則です。しかし作者は普通のサラリーマン。平日の日中に世話をしてやるなどとても無理な話です。帰宅後にあまり鉢が乾きすぎているようなら夜間の潅水もやむを得ないと思います。
一般園芸書の栽培方法はプロが薦める理想的な方法と考え、無理をせず自分が管理できる環境へと株を慣らしてしまうことも成功へのひとつの回答ではないかと思います。もちろん、園芸書どおりの世話が出来る方はその方がベターです。