写真提供 ： ハムうさ さん ２００２年３月２２日
E-mail : yagi@kdt-kousha.or.jp
[作者のコメント]
個体名はありませんが。身長30ｃｍ程のミディ系の株に花径12ｃｍを超える
決して整形でない特異な姿の黒味がかった赤い花は、一目見て普通の
カトレアにはない魔性の魅力を感じたのでうっかり連れ帰ってしまったものです。
おまけにカトレアらしくない個性的な変な香りがあります。交配系統を見ると
C.ビカラーを何度も戻し交配しているので、このような個性的な花が
生まれたのでしょう。先日近所のドイトでフォーチュンを１０数株並べて
売られているのをいるのを見て不気味さを感じ、いったいどこのだれが
買うのかと思っていたら１つも売れていませんでした。
アハハ〜（笑）
どうやらホームセンターを訪れる ふつー の方々の
美意識には魔性の魅力も通用しなかったと見えますな〜。
"富" "財産" "幸運" という意味があるフォーチュン。
お金持ちだったら どんなに楽だろう〜 宝くじでも当たらんかな〜
人間だもの 私もそんなこと考えては ため息またひとつ。
人間の欲望に 行き着くところなどないことは 誰でも知ってます。
でも、どうしてこうも私達 もっと もっと と果てしない競争を？
子供の頃から思ったら、現代とても便利になりました。
蛇口をひねればお湯が出る。夏も冬もエアコン快適。
一家に一台のマイカーはあたりまえ。
少し歩けば、どこにだってコンビニがあるご時世です。
民生レベルのエネルギー消費は２０年前のほぼ２倍。
ほんの数％経済活動が鈍っただけで不況不況だと大騒ぎ。
さらに便利な世の中を実現させたい。楽をして生活したい。
この飽くなき欲望の代償はいったいいつ誰がどうやって払うのでしょう？
少し競争やめて もっと もっと 質素な生活に。
富や財産を築こうとするエネルギーを、大切なこと取り戻す時間に振りかえる。
そんな考え方、やっぱ甘ちゃんなのかな〜。
Ｆｒｏｍ Ｒｏｎ