ダンゴムシとワラジムシの違い知ってますか?
ダンゴムシとワラジムシ、形や大きさは似ているし住んでるところも同じだから
区別している人はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
ダンゴムシ | ワラジムシ |
触るとダンゴのようにまるまる | 触ってもまるまらない |
逃げ足が遅い | 逃げ足が速い |
背中が硬い | 背中が柔らかい |
さて、カトレアにとってダンゴムシとワラジムシはどちらが危ない敵だと思いますか?
答えはダンゴムシの方です。
ワラジムシは枯れた葉やコケが主な食料。ダンゴムシは枯葉も食べますが生きている植物も食料にします。
つまり、せっかく伸び出した新根の先の緑色の部分をダンゴムシは特に好むようです。
このダンゴムシ、普段は植木鉢の下などに隠れていてのろまなので、無害なやつだと侮ってはいけません。
夜行性で木にも登ります。カトレアのつり鉢を庭木の幹に直接縛り付けるとダンゴムシによじ登られて
思わぬ被害に遭うことも。だからカトレアの鉢は出来るだけつり鉢にしてあげてくださいね。
ナメクジの被害は有名ですが、ダンゴムシの被害はあまり知られていないと思います。
要注意です。
ちなみに、ワラジムシはミズゴケが大好物。直接蘭をかじることはありませんが、防虫ネットを敷いていない鉢底から入って、ミズゴケを痛めます。冬、ワラジムシに取りつかれた鉢を部屋に入れると鉢底の穴からポロポロとワラジムシの糞が落ちてきますのであまり気持ちの良いものではありませんね。防虫ネットは網戸の網が最も効果的です。目の粗い園芸用の防虫ネットでは小さな虫の侵入は防ぎきれませんので。
全く関係有りませんが、ゾウリムシはプランクトンです。