個体名(ポルトガル語)の発音

個体名はなるべく母国語で発音するのが一般的となっていますが、

ワルケリアナの個体名が間違って発音されることが多い様です。
一番多い間違いは、スペイン語の発音となっている場合です。

<例> Jose の場合はスペイン語読みは「ホセ」ですが、
ポルトガル語では、「ジョセ」ではなく「ジョゼ」と濁ります。
これは「母音に挟まれる"S"は"Z"で発音する」ので、
Brasilを「ブラジウ」と発音するのと同じです。

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個体名等 ポルトガル語 スペイン語ほか
Jose Roberto ジョゼ・ロベルト ホセ・ロベルト(ス)
Joaquim ジョアッキン ホアキン(ス)
Rachel ハケウ レイチェル(英語)
Terezinha テレジーニャ テレジンハ(ローマ字?)
Equilab エキラビ エクイラブ(?)
Lucia Herminia ルッシア・エルミーニャ ルシア・ヒメニア

<以下参照データ>

ポルトガル語はスペイン語に非常に似ている言語とされている。発音が似ていたり、つづりが似ていたり、単語や語彙の意味が同じなど至るところにその現象が見られる。

スペイン語とポルトガル語の違いについて、以下主な点について列挙する。

ポルトガル語にはeやoに2通りの発音(e/e, o/o: ポルトガルではこれにあいまい母音化したeが加わる)があるが、スペイン語は1通りの発音(日本語のエやオと同じ発音)しかない。

ポルトガル語には鼻母音があるが、スペイン語にはない。

スペインのスペイン語では、ce/ci/zは英語のth(thank youのth)の発音であるが、そのような発音はポルトガル語にはない。

ポルトガル語ではchはシャ行の発音だが、スペイン語ではチャ行の発音である。

ポルトガル語ではジャ行の発音となるge/gi/jは、スペイン語ではハ行の発音である。

ポルトガル語では音節末のlがウに近い発音になるが、スペイン語ではそのような変化は起きていない。

ポルトガル語のlhはリャ行の発音を留めているが、本来はこれと同じ発音だったスペイン語のllはほぼ全ての方言でヤ行あるいはジャ行(ブエノスアイレスではシャ行)に変化している。

ポルトガル語ではハ行で発音される語頭のrやrrは、スペイン語では巻き舌で発音される。
スペイン語にはザ行の発音がなく、全てサ行の発音となる(Brasilを「ブラシル」と発音)。

スペイン語ではvの発音が存在せず、全てbで発音する(Vivaは「ヴィヴァ」ではなく「ビバ」)。

スペイン語ではxはs(子音の前あるいは語頭)あるいはks(母音の前)と発音されるが、メキシコ関係の地名ではハ行で発音される(Mexicoメヒコ、Oaxacaオアハカなど)。
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参照サイト:Wapedia - Wiki: ポルトガル語


(2009.1.23)
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