ワルケリアナ関連の簡単用語集
用 語 解 説
(五十音順) 順次書き足します。 更新:12/3
あ〜お
異数体 染色体数(カトレヤは40前後が多い)が本体の数と異なる個体。
一般的に生育しにくい個体が多い。
異名同個体 異なった個体名で、同じ個体を言う。
ACW ブラジルのワルケリアナ協会 本部はBelo Horizonte/Minas Gerais
ACWJ 日本のワルケリアナ協会 Association of Cattleya walkeriana, Japanの略。
EM菌 有用微生物群の通称。フラスコ出しの際に使用すると雑菌が繁殖しにくい。
Effective Microorganismsの略。
オーキッドグレード系 ロディゲシーとの自然交雑説のある個体とその子孫の総称。
か〜こ
CAM植物 夜間(20℃以下)に気孔を開いて二酸化炭素を取り入れ養分を蓄積するタイプ。
Crassulacean Acid Metabolism の略。多くの蘭科植物が該当する。
腰高バルブ ワルケリアナは一般的にバルブの太い部分が下の方になるが、ロディデシーの
ように太い部分が上の位置になることを言う。P系の特徴のひとつ。
個体名 株に名前を付けるのは自由ですが、入賞などの記録で正式なものとなります。
原則として「アルファベットで、3単語以内」で、記号などは不可です。
名前を付ける際は、過去の記録などを調べましょう。
コルヒチン フラスコ内で変異(染色体の倍加)を起こさせる為に使用する薬剤名。colchicine
コンポスト 植込み材料を指す。<例>水苔、バーク、ヘゴチップ、クリプトモス等
さ〜そ
サイテス ワシントン条約(CITES)を指す。 ワルケリアナは2類に指定されていて
輸入には許可が必要です。
咲きむら 株に十分な力が有っても本来の花が咲かない現象で、特定の個体に
起こる事が多い。 <例>Joao Sujo
殺菌剤 葉やバルブが茶色に変色する病変で、カビ系とバクテリア系の二通りがある。
どちらか見分けが付き難い場合は、混用すると良い。(混用の可否を確認要)
殺虫剤 貝殻虫などの駆除に使う薬剤。
農薬の「スプラサイド」「カルホス」は、JAなどで入手時に印鑑が必要。
シケ芽 新芽が何かの原因で生育しない現象を言う。
時差ボケ 南半球から輸入した株で、開花時期などがずれる現象。
自然開花 人為的な加工をしないで、自然に咲かせた状態。NS(Natural Spread)
審査時の条件のひとつ。
シノニム ラン界では「正式に認められなかった種名」を言う。synonym
以前はC.nobiliorはC.walkerianaのシノニムとして取り扱われた。
シブリング株 人工的に交配してできた株を指す。シブリング・クロスの略
実生(みしょう)株と同じ意味。
セルフ株 自己受粉して出来た株を指す。セルフ・クロスの略
先祖返り 隔世遺伝等で現れる遺伝現象。
た〜と
ダブル・トライアングル 三つのセパルで一つの正三角形、ペタルとリップでもう一つの逆正三角形で
二つの三角形の意味を意味し、整形花を表わす表現方法。
チポ その種の標準型(色彩、形)を示すブラジル等で使用されている表記方法。
var.tipo、fma.tipo、tipo-flameaなどは間違い。

<例>C.walkeriana tipo 'Nomura'
天使の雫 ペタルがオーバーラップして出来た隙間が「しずく」状のものを指す。
<個体例>Feiticeira ほか
DNA デオキシリボ核酸。Deoxyribonucleic acidの略。染色体を構成する遺伝子情報。
近年この調査で属名の見直し等が進められている。
同名異個体 同じ個体名で、異なる個体を言う。
な〜の
ナトラル 自生地で採取した個体とその分株。ポルトガル語(英語のnatural)
同じ意味で、山採り株、自然種、ジャングル・プラント、ワイルド、 マウンテン等
は〜ほ
花の安定(固定) ツボミから開き切って各部が安定するまで通常3日掛かることを言う。
××× 花のグレードを表わす記号。普通は3個が最高。咲いた回数ではない。
倍数体 普通は染色体が2対で2Nだが、変異により3N、4N等になったもの。
一般的に3Nは捻性が低く、4Nは細胞が約25%大きくなり株・花が大きくなる。
<個体例>3N:Feiticeira 4N:多数
バラエティ 一定の地域で出現した変種。variety var. v.
<例>C.nobilior var.amaliae C.walkeriana var.princeps
ハワイ系 ハワイの蘭業者から輸入された株の総称。
'Puanani' などのセミアルバは、ブラジルからフラスコが渡りその子孫の選別株。
バック戻し バルブ数が株分け出来る状態になってからバック側を戻す販売方法。
葉水 湿度を確保するために葉に散水すること。シリンジ syringe
温度が低い時は株が冷えるので注意する。
深植え リゾームやバックバルブをコンポストで深く植え込んでいる状態。
病気の原因になるので避ける方がよい。
ペーハー 水素イオン指数。pH potential Hydrogen, power of Hydrogenの略
自然界のpHは弱酸性。水道水は弱アルカリ性が多い。
ペンデンティブ系 ロディゲシーの血筋が入っていると言われている個体とその子孫の総称。P
Pendentiveは,Orchidgladeの孫とも言われている。
フォルマ 色彩などの個体変種。forma fma. f.
<例>alba、coerulea、semi-alba、suave等
ま〜も
実生苗 みしょうなえ。人工交配で作出した苗。
ミュータント メリクロンで作った個体で、オリジナルから変異した株。mutant
メダル審査 花を評価する審査方法で、出品株に与えられる賞。
(90点〜100)FCC:First Class Certificate GM:Gold Medal
(80点〜90)AM:Award of Merit SM:Silver Medal
(75点〜80)HCC:Highly Commended Certificate BM:Bronze Medal
※審査団体により審査規定は異なる。<団体>AJOS、JOS、JOGA等
メリクロン 成長点培養して作ったコピー株。 mericlone
や〜ん
山採り栽培株 ブラジルでは山採り株は一定期間栽培後でないと輸出できないので
この名称を使う。必ず花を見ているとは限らない。
リボン審査 花と株を総合的に評価する審査方法で、出品者に与えられる賞。
  First Place:ブルーリボン
 Second Place:レッドリボン
 Third Place:ホワイトリボン
ワルケクラブ ワルケリアナの愛好クラブ。 日本ワルケリアナ協会とは別組織。
ワルケラナ RHSで一時使用されていたワルケリアナの名称。
C.walkeriana→C.walkerana→C.walkeriana
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2008.3.14