ワルケリアナの勉強の仕方

洋ランの世界に入りたての頃、ベテランの人達の会話は
ほとんど理解できませんでした。
専門用語というより花の名前が次から次に出てくるので
花を知らないと何を議論しているかも分かりません。

ワルケリアナの世界も同じです。個体名を知らないと
「ワルケ談議」も聞き役に回ってしまいます。
ではどうしたら知識が身に付くのでしょうか。


それは多くの花を見ることですが、項目を箇条書きにしてみました。

@ まず生の花を多く見ること。写真では得られない情報が沢山あります。
具体的には、花の裏側、横顔、香り、バルブや葉の形状、コンポスト・・ 
A 専門誌やインターネットで花の情報を得ること。
B 審査を行っているラン会の会誌を入手し、入賞データを憶えること。
C 栽培している株の花を毎年撮影し、花の変化を把握すること。
出来が悪い時は撮らないひとが多いのですが、実はそれが大事なのです。
D 株に関連した情報は出来るだけ多くの人から得て、自分で判断すること。
E 同じ個体でも作りで花形が変わります。満作より8分の力で咲いた方が整形になる個体もあります。本来の花を知っていれば、リップの加工も見抜けます。
F ブラジルの某サイトや特定の人の画像はいつもリップの展開がいいのです。
なぜでしょうか?
G 花を囲んで議論するのも大事なことです。

栽培の勉強方法は専門誌でポイントとなる項目を理解し、
同じような環境で上手く栽培している人のやり方を参考にすること。
大きな温室と簡易温室では手法が全く異なります。

審査の勉強をするのに大事なことは
「自分の好み」ではなくて、「審査基準」に則り
客観的に花を見ることに心がけることです。



(2008.3.15)
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